バルセロナが2024年初ホーム戦で不調ビジャレアルにマニータの惨敗…一時2点差引っくり返すも土壇場の連続被弾に【ラ・リーガ】
2024.01.28 04:54 Sun
ラ・リーガ第22節、バルセロナvsビジャレアルが27日にエスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスで行われ、アウェイのビジャレアルが3-5で逆転勝利した。
前節、難敵ベティス相手にフェラン・トーレスのトリプレーテを含む全ゴールに絡む活躍で4-2の劇的な勝利を収めた3位のバルセロナ。しかし、直近のコパ・デル・レイ準々決勝ではアスレティック・ビルバオに延長戦の末に2-4で敗れ、今シーズン2つ目のタイトル逸となった。
これにより、チャビ監督に対する重圧も強まるなか、2024年最初のホームゲームで14位のビジャレアルを相手にバウンスバックの勝利を狙った。チャビ監督はこの試合で先発3人を変更。長期離脱が決まったバルデの代役にラ・リーガデビューのフォルト、ペドリとフェランに代えてロメウ、フェリックスを起用した。
キックオフ直後こそややバタついたものの、時間の経過とともにボールの主導権を握って相手を押し込んでいくバルセロナ。開始8分にはラミン・ヤマル、15分にはフェリックスとミドルレンジのシュートでGKヨルゲンセンを脅かす。
一方、守勢を凌いだビジャレアルは22分、右サイドからのクロスを起点にゴール前の混戦からジェラール・モレノがゴールネットを揺らす。しかし、この場面ではオフサイドポジションのセルロートのプレー関与によってゴールは認められず。
41分、相手陣内左サイドでのスローインからボックス付近でボールを抑えたセルロートが振り向きざまに絶妙なグラウンダーの折り返しを供給。これをゴール前でうまくフリーとなったジェラール・モレノが得意の左足でゴール左隅に突き刺した。
久々のホームゲームでの不甲斐ないパフォーマンスによってブーイングに晒されるなかで前半を終えたバルセロナ。ハーフタイム明けには一気に3枚替えを敢行し、フォルト、クリステンセン、ロメウに代えてパウ・クバルシ、カンセロ、ペドリをピッチに送り込んだ。
この交代と指揮官によるハーフタイムの檄で勢いを持って入ったバルセロナは、セットプレーを中心に幾つか際どいシーンを創出。しかし、痛恨のミスから突き放される。
54分、GKヨルゲンセンからのロングボールに対して最後尾で対応したカンセロのコントロールミスが背後に流れると、これをかっさらったイリアス・アコマックが冷静にGKをかわして無人のゴールへ流し込み、痛烈な古巣への恩返しゴールとした。
これで厳しくなったブラウグラナは直後にフェリックスを下げて好調のフェランを投入。すると、この交代直後に反撃の狼煙を上げるゴールが生まれる。60分、中央で運んだフェランからの縦パスをボックス付近で収めようとしたレヴァンドフスキのトラップが流れるも、これに前向きで反応したギュンドアンがうまく力の抜けた左足ダイレクトシュートをゴール左下隅へ突き刺した。
このゴールで息を吹き返したバルセロナは畳みかける攻めで一気に試合を引っくり返す。まずは68分、セットプレーの二次攻撃からボックス右で仕掛けたヤマルの折り返しに反応したギュンドアンのシュートの当たり損ねがペドリの足元にこぼれると、鋭い左足のシュートをゴール右隅に突き刺す。
さらに、71分には相手陣内左サイドで得たFKの場面でキッカーのギュンドアンが絶妙なボールをゴール前に入れると、アラウホとマンディが競ったボールが最終的にDFバイリーのオウンゴールを誘発し、瞬く間に逆転まで持ち込んだ。
不調のビジャレアル相手のこの展開を考えれば、このまま勝ちに持っていきたいところだったが、うまくゲームをコントロールできない。
84分、中盤でのボール奪取からカウンターを仕掛けたビジャレアルはセルロートのスルーパスに抜け出した途中出場のゲデスがボックス右から対角シュートをゴール左下隅に突き刺し、同点に追いついた。
ミス絡みの失点で再び勝ち点3奪取へゴールが必要となったバルセロナは前がかって攻勢に出るなか、微妙なひとつの判定がその後の悪夢を招く形に。90分、セットプレーの流れからボックス右のギュンドアンのシュート性の折り返しがサンティの右ヒジに直撃。主審は当初PKを与える判定を下したが、どちらにも取れる微妙なプレーだったこともあり、オンフィールド・レビューを採用。この結果、判定を覆してノーファウルの判定に。
その後、非常にオープンな展開のなかで攻め切れないバルセロナに対して、勝ち点1ではなく勝ち点3を目指したビジャレアルの姿勢が最終的に結実。99分、ボックス内で無理に繋ごうとしたDFアラウホのパスをキャプーが引っ掛けてゴール前のセルロートにラストパス。一度目のシュートはブロックに遭うも、こぼれをそのまま押し込んだ。
さらに、ラストプレーとなったロングカウンターからホセ・モラレスのゴールでダメ押しの5点目まで奪い切ったビジャレアルが、敵地で圧巻のマニータの勝利を収めた。一方、2024年初のホームゲームで今季最多5失点の惨敗を喫したバルセロナはチャビ監督の進退問題に発展しかねない痛恨の敗戦となった。
前節、難敵ベティス相手にフェラン・トーレスのトリプレーテを含む全ゴールに絡む活躍で4-2の劇的な勝利を収めた3位のバルセロナ。しかし、直近のコパ・デル・レイ準々決勝ではアスレティック・ビルバオに延長戦の末に2-4で敗れ、今シーズン2つ目のタイトル逸となった。
キックオフ直後こそややバタついたものの、時間の経過とともにボールの主導権を握って相手を押し込んでいくバルセロナ。開始8分にはラミン・ヤマル、15分にはフェリックスとミドルレンジのシュートでGKヨルゲンセンを脅かす。
一方、守勢を凌いだビジャレアルは22分、右サイドからのクロスを起点にゴール前の混戦からジェラール・モレノがゴールネットを揺らす。しかし、この場面ではオフサイドポジションのセルロートのプレー関与によってゴールは認められず。
前半半ばから終盤にかけて引き続きボールを握るものの、崩しの局面で攻撃が停滞するバルセロナ。すると、前半終了間際には虎視眈々とカウンターやセットプレーから一発を狙っていたアウェイチームが先にゴールをこじ開ける。
41分、相手陣内左サイドでのスローインからボックス付近でボールを抑えたセルロートが振り向きざまに絶妙なグラウンダーの折り返しを供給。これをゴール前でうまくフリーとなったジェラール・モレノが得意の左足でゴール左隅に突き刺した。
久々のホームゲームでの不甲斐ないパフォーマンスによってブーイングに晒されるなかで前半を終えたバルセロナ。ハーフタイム明けには一気に3枚替えを敢行し、フォルト、クリステンセン、ロメウに代えてパウ・クバルシ、カンセロ、ペドリをピッチに送り込んだ。
この交代と指揮官によるハーフタイムの檄で勢いを持って入ったバルセロナは、セットプレーを中心に幾つか際どいシーンを創出。しかし、痛恨のミスから突き放される。
54分、GKヨルゲンセンからのロングボールに対して最後尾で対応したカンセロのコントロールミスが背後に流れると、これをかっさらったイリアス・アコマックが冷静にGKをかわして無人のゴールへ流し込み、痛烈な古巣への恩返しゴールとした。
これで厳しくなったブラウグラナは直後にフェリックスを下げて好調のフェランを投入。すると、この交代直後に反撃の狼煙を上げるゴールが生まれる。60分、中央で運んだフェランからの縦パスをボックス付近で収めようとしたレヴァンドフスキのトラップが流れるも、これに前向きで反応したギュンドアンがうまく力の抜けた左足ダイレクトシュートをゴール左下隅へ突き刺した。
このゴールで息を吹き返したバルセロナは畳みかける攻めで一気に試合を引っくり返す。まずは68分、セットプレーの二次攻撃からボックス右で仕掛けたヤマルの折り返しに反応したギュンドアンのシュートの当たり損ねがペドリの足元にこぼれると、鋭い左足のシュートをゴール右隅に突き刺す。
さらに、71分には相手陣内左サイドで得たFKの場面でキッカーのギュンドアンが絶妙なボールをゴール前に入れると、アラウホとマンディが競ったボールが最終的にDFバイリーのオウンゴールを誘発し、瞬く間に逆転まで持ち込んだ。
不調のビジャレアル相手のこの展開を考えれば、このまま勝ちに持っていきたいところだったが、うまくゲームをコントロールできない。
84分、中盤でのボール奪取からカウンターを仕掛けたビジャレアルはセルロートのスルーパスに抜け出した途中出場のゲデスがボックス右から対角シュートをゴール左下隅に突き刺し、同点に追いついた。
ミス絡みの失点で再び勝ち点3奪取へゴールが必要となったバルセロナは前がかって攻勢に出るなか、微妙なひとつの判定がその後の悪夢を招く形に。90分、セットプレーの流れからボックス右のギュンドアンのシュート性の折り返しがサンティの右ヒジに直撃。主審は当初PKを与える判定を下したが、どちらにも取れる微妙なプレーだったこともあり、オンフィールド・レビューを採用。この結果、判定を覆してノーファウルの判定に。
その後、非常にオープンな展開のなかで攻め切れないバルセロナに対して、勝ち点1ではなく勝ち点3を目指したビジャレアルの姿勢が最終的に結実。99分、ボックス内で無理に繋ごうとしたDFアラウホのパスをキャプーが引っ掛けてゴール前のセルロートにラストパス。一度目のシュートはブロックに遭うも、こぼれをそのまま押し込んだ。
さらに、ラストプレーとなったロングカウンターからホセ・モラレスのゴールでダメ押しの5点目まで奪い切ったビジャレアルが、敵地で圧巻のマニータの勝利を収めた。一方、2024年初のホームゲームで今季最多5失点の惨敗を喫したバルセロナはチャビ監督の進退問題に発展しかねない痛恨の敗戦となった。
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