チプリアン・タタルサヌ Ciprian TATARUSANU

ポジション GK
国籍 ルーマニア
生年月日 1986年02月09日(38歳)
利き足
身長 198cm
体重 89kg
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今夏の移籍市場を席巻したサウジアラビアの移籍期間終了、移籍金総額1510億円…その87%は政府が保有する4クラブが投資

今夏の移籍市場で大暴れをして見せたのはサウジアラビアのクラブたち。豊富な資金力を見せつけ、ヨーロッパから数々の選手を獲得した。 突如現れた脅威とも言えるサウジアラビア。これまでも数人の選手が移籍していたが、ここまで実績と知名度を誇り、キャリアの最盛期にいる選手が移籍を果たしたのは初めてのことだ。 Jリーグからも名古屋グランパスのFWマテウス・カストロがアル・タアーウンへと移籍。横浜F・マリノスのFWアンデルソン・ロペスも狙われていると報道があったほど。そのターゲットは世界各国に向いている。 そんなサウジアラビアの移籍市場も7日をもって終了。ヨーロッパのクラブ、特にプレミアリーグのクラブにとっては脅威であった市場が閉じた中、話題をさらった移籍市場の動きをまとめてみた。 <span class="paragraph-subtitle">◆移籍金の総額は約1510億8000万円</span> 衝撃的な移籍を繰り返していたサウジ・プロ・リーグのクラブたち。『Transfermarkt』のデータによれば、今夏の移籍市場で費やした移籍金の総額は、9億5438万ユーロ(約1510億8000万円)にものぼるという。 2カ月ちょっとの移籍期間でこれほどまでの投資ができる資金力は、世界のどの国を見ても考えられないこと。一時期話題になっていたカタールも、ここまで投資できず、一昔前に“爆買い”が話題になった中国スーパーリーグでも、この規模は不可能だった。 衝撃の投資額だが、その87%はある4クラブが占めているという。それは、アル・ヒラル、アル・ナスル、アル・アハリ、アル・イテハド。サウジアラビアの政府系ファンド「PIF」の傘下に入った4クラブであり、プレミアリーグのニューカッスルも傘下に入っている。 国家を挙げての強化体制を敷き、基本的なビッグネームの移籍はこの4クラブが中心。一部アル・イテファク、アル・シャバブといったクラブも選手を獲得したが、目立っているのは4クラブということだ。 今夏の移籍市場が開く前に行われた4クラブのグループ化は、世界のサッカーに大きな影響を与えることに。中でも、アル・ヒラルが群を抜いて投資しており、投資額は3億5310万ユーロ(約558億6000万円)となっている。当然のことだが、この金額は世界中のどのクラブよりも多い事になる。 ちなみに、2位はアル・アハリで1億9750万ユーロ(約312億1000万円)、3位はアル・ナスルで1億6510万ユーロ(約261億円)、4位はアル・イテハドで1億1939万ユーロ(約188億8000万円)となっている。 <span class="paragraph-subtitle">◆欧州から大量の戦力が流出</span> 移籍金を最も投じたアル・ヒラルが獲得した選手は、FWネイマール(パリ・サンジェルマン)、FWマウコム(ゼニト)、MFルベン・ネヴェス(ウォルバーハンプトン)、FWアレクサンダル・ミトロビッチ(フルアム)、MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ(ラツィオ)、DFカリドゥ・クリバリ(チェルシー)、GKボノ(セビージャ)となっている。どの選手も代表チームでプレーしており、ヨーロッパでも実績のある選手だ。 ちなみに、2位のアル・アハリはスペインの新星とも言われたMFガブリ・ベイガ(セルタ)を獲得し驚かせた他、MFリヤド・マフレズ(マンチェスター・シティ)、DFロジェール・イバニェス(ローマ)、FWアラン・サン=マクシマン(ニューカッスル)、DFめリフ・デミラル(アタランタ)、GKエドゥアール・メンディ(チェルシー)、MFフランク・ケシエ(バルセロナ)を獲得した。なお移籍金はかかっていないが、FWロベルト・フィルミノもリバプールから獲得している。 その他にも、FWカリム・ベンゼマ(レアル・マドリー→アル・イテハド)、FW左ディオ・マネ(バイエルン→アル・ナスル)、MFジョーダン・ヘンダーソン(リバプール→アル・イテファク)、MFファビーニョ(リバプール→アル・イテハド)、DFアイメリク・ラポルテ(マンチェスター・シティ→アル・ナスル)など挙げればキリがない。 欧州のビッグクラブから30歳前後の選手が大量に流出した今夏の移籍市場。各クラブも資金力では対抗できず、非常に苦しい夏を過ごすこととなった。 <span class="paragraph-subtitle">◆移籍期間の差が大きな懸念点にも</span> 選手たちを引き抜かれるクラブたちだが、その分高額な移籍金を手にすることができるため、戦力ダウンというだけではないのも事実。余剰戦力や、世代交代での選手の入れ替え、選手獲得のための資金調達など、様々な思惑も影響した結果、大量の移籍が実現したとも言える。 例えば、ネイマールはパリ・サンジェルマン(PSG)にとっては完全な不良債権となってしまっていた。ファンからも退団を求められ、ピッチ上のパフォーマンス以外には大きな不満を持たれていた中、売りに出せる状況であれば手放したいと考えたのがPSG。その結果、9000万ユーロ(約142億2000万円)という大金と引き換えに移籍することとなった。 思惑が一致するという点では一定の成果があるが、問題は移籍期間の差。ヨーロッパの主要リーグは9月1日で市場が閉まったが、サウジアラビアは7日まで開いていた。この1週間にわたる差が、大きな悩みとなる。 ヨーロッパの主要リーグのクラブとすれば、補強ができなくなったタイミングで主力選手が退団する可能性があるということ。実際には、リバプールがエースであるエジプト代表FWモハメド・サラーを狙われ、総額2億ポンド(約368億5000万円)もの金額を提示されたが拒否した。このタイミングで抜かれては、チームは冬まで補強ができないため、大きな痛手となってしまう。 一方で、移籍市場が閉鎖した後に余剰戦力を売却できるというメリットも少なからずある。チームとして現金化したい選手を手放すためにはうってつけ。他のリーグよりも高額な移籍金を手にするチャンスがあるということだ。メリットもデメリットもあるが、今後はこの期間の差も大きな争点となる可能性がある。 <span class="paragraph-subtitle">◆冬の移籍市場はどうなる?</span> ひとまず、突如発生した夏の脅威は去ることとなった。ただ、4カ月後にはまた同じ状況が来ないとは言い切れない。特に2024年夏に契約が切れる選手に関しては、1月になれば自由に交渉が可能。夏にフリーで手放す可能性が発生し、高額な報酬でオファーを受ければ、太刀打ちできない可能性が高い。 クラブとしては1月までにチームに留めたい選手との契約延長に動く必要があり、その動きはこれから活発になる可能性がある。セルティックの日本代表MF旗手怜央もターゲットに上がっていただけに、ヨーロッパで活躍すれば日本人もターゲットになり得るということだ。 選手側も今夏の移籍には懐疑的であったとしても、この半年の様子を窺って考えを変える可能性が出ないとは言い切れない。よく知る選手からの勧誘があれば、移籍を希望する可能性もある。多くのクラブは、再び警戒心を高めていく必要がありそうだ。 そしてこれはJリーグにとっても関係ない話ではない。マテウスが移籍したように、市場としてJリーグも見られているということ。助っ人が引き抜かれる可能性は十二分にある。サラリーで対抗しようと思っても、まずそこで立ち向かえるクラブは存在しないはずだ。 加えて、サウジ・プロ・リーグのクラブはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に出場する。今シーズンはアル・フェイハ、アル・イテハド、アル・ヒラル、アル・ナスルが出場するが、超大型補強をしたクラブのうち3チームが出場しており、今後はより多くの選手が来る可能性も。外国人枠の撤廃など、ACLのレギュレーションも変化するだけに、ヨーロッパのスター選手とアジアの舞台で対戦する可能性も高まりそうだ。 《超ワールドサッカー編集部・菅野剛史》 <span class="paragraph-title">【移籍選手リスト】サウジ・プロ・リーグに移籍した選手リスト(一部抜粋)</span> <span data-other-div="movie"></span> ※チームは移籍金支払額が多い順 ■アル・ヒラル:3億5310万ユーロ(約558億6000万円) <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/saudi20230908_tw3.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> FWネイマール(パリ・サンジェルマン) FWマウコム(ゼニト) MFルベン・ネヴェス(ウォルバーハンプトン) FWアレクサンダル・ミトロビッチ(フルアム) MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ(ラツィオ) DFカリドゥ・クリバリ(チェルシー) GKボノ(セビージャ) ■アル・アハリ:1億9750万ユーロ(約312億1000万円) <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/saudi20230908_tw5.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> MFガブリ・ベイガ(セルタ) MFリヤド・マフレズ(マンチェスター・シティ) DFロジェール・イバニェス(ローマ) FWアラン・サン=マクシマン(ニューカッスル) DFメリフ・デミラル(アタランタ) GKエドゥアール・メンディ(チェルシー) MFフランク・ケシエ(バルセロナ) FWロベルト・フィルミノ(リバプール)★フリー ■アル・ナスル:1億6510万ユーロ(約261億円) <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/saudi20230908_tw4.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> FWオタビオ(ポルト) FWサディオ・マネ(バイエルン) DFアイメリク・ラポルテ(マンチェスター・シティ) MFセコ・フォファナ(RCランス) MFマルセロ・ブロゾビッチ(インテル) DFアレックス・テレス(マンチェスター・ユナイテッド) ■アル・イテハド:1億1939万ユーロ(約188億8000万円) <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/saudi20230908_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> MFファビーニョ(リバプール) FWジョタ(セルティック) DFルイス・フェリペ(レアル・ベティス) MFエンゴロ・カンテ(チェルシー)★フリー FWカリム・ベンゼマ(レアル・マドリー)★フリー ■アル・イテファク:3630万ユーロ(約57億5000万円) <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/saudi20230908_tw1.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> MFジョーダン・ヘンダーソン(リバプール) FWデマライ・グレイ(エバートン) MFジョルジニオ・ワイナルドゥム(パリ・サンジェルマン) DFジャック・ヘンドリー(クラブ・ブルージュ) FWムサ・デンベレ(リヨン)★フリー ■アル・シャバブ:3438万ユーロ(約54億4000万円) FWハビブ・ディアロ(ストラスブール) MFヤニク・カラスコ(アトレティコ・マドリー) ■アル・タアーウン:1498万ユーロ(約23億7000万円) FWムサ・バロウ(ボローニャ) DFアンドレイ・ジロット(ナント) FWマテウス(名古屋グランパス) MFフラビオ(トラブゾンスポル)※レンタル ■アル・フェイハ:815万ユーロ(約12億9000万円) FWファショーン・サカラ(レンジャーズ) FWヘンリー・オニェクル(アダナ・デミルスポル) MFアブデルハミド・サビリ(フィオレンティーナ)※レンタル MFゴイコ・チミロット(スタンダール・リエージュ)★フリー ■アル・ファトフ:575万ユーロ(約9億1000万円) MFルーカス・セララジャン(コロンバス・クルー) FWジャニニー(トラブゾンスポル) ■ダマク:530万ユーロ(約8億4000万円) FWアサン・セーサイ(レッチェ) MFニコラス・スタンチュ(武漢三鎮) FWジョルジュ=ケヴィン・エンクドゥ(ベシクタシュ)★フリー ■アル・ハリージュ:407万ユーロ(約6億4000万円) FWハリド・ナライ(PAOKテッサロニキ) GKイブラヒム・シェヒッチ(コンヤスポル) FWイボ・ロドリゲス(ファマリカン)★フリー DFペドロ・レボチョ(レフ・ポズナン)★フリー ■アル・タイ:332万ユーロ(約5億3000万円) FWマルコ・ドゥガンジッチ(FCラピド) FWアンドレイ・コルデア(FCSB) DFロベルト・バウアー(シント=トロイデン)★フリー MFベルナルド・メンサー(カイセリスポル)★フリー DFエンソ・ロッコ(エルチェ)★フリー FWヴァージル・ミシジャン(トゥベンテ)★フリー FWアブドゥルファッターハ・アシリ(マリエハムン) ■アブハ・クラブ:200万ユーロ(約3億2000万円) FWカール・トコ・エカンビ(リヨン) GKチプリアン・タタルサヌ(ミラン)★フリー MFグジェゴシュ・クリホヴィアク(クラスノダール)★フリー FWフランソワ・カマノ(ロコモティフ・モスクワ)★フリー ■アル・ハジム:175万ユーロ(約2億8000万円) FWファイズ・セレマニ(コルトレイク) ■アル・ワフダ:120万ユーロ(約1億9000万円) DFジャワド・エル・ヤミーク(レアル・バジャドリー) FWビト・ファン・クローイ(スパルタ・ロッテルダム) ■アル・オクドゥード:109万ユーロ(約1億7000万円) DFアンドレイ・ブルカ(クルージュ) GKパウロ・ビトール(チャベス) FWセイヴィア・ゴッドウィン(カーザ・ピア) FWアレックス・コジャード(レアル・ベティス)※レンタル ■アル・リヤド:100万ユーロ(約1億6000万円) FWフアンミ(レアル・ベティス)※レンタル MFディディエ・エンドング(ディジョン)★フリー MFビラマ・トゥーレ(オセール)★フリー DFアリン・トシュカ(ベネヴェント)※レンタル ■アル・ラーイド:0ユーロ MFマティアス・ノルマン(FCロストフ)★フリー GKアンドレ・モレイラ(グラスホッパー)★フリー DFウマール・ゴンサレス(アジャクシオ) MFママドゥ・ルム(ポルト)※レンタル 2023.09.08 23:35 Fri

ミランが来季の2番手GKを確保へ、スポルティエッロと3年契約で合意か

ミランがアタランタのイタリア人GKマルコ・スポルティエッロ(30)獲得を決定的なものとしたようだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 スポルティエッロはアタランタの下部組織育ち。下位リーグでプロデビューしたのち、2013年に帰還してからはレンタル移籍した期間を含め、10シーズンにわたってアタランタに籍を置いている。 今季は正GKフアン・ムッソを支える2番手としてセリエA7試合に出場しているが、契約は今季終了まで。2023年に入ってからミランとの契約交渉が報じられてきたなか、年俸50万ユーロ(約7000万円)の3年契約で合意に達したようで、近日中に公式発表される可能性もあるとのことだ。 一方、ミランのGK陣に目を移すと、正GKマイク・メニャンが離脱していた半年間に奮闘した元ルーマニア代表GKチプリアン・タタルサヌ(37)が、契約満了に伴い今季限りで退団する模様。来季はスポルティエッロがメニャンを支える立ち位置になりそうだ。 2023.03.17 21:02 Fri

CLベスト8進出に貢献のメニャン、半年間の負傷離脱は「本当に大変だった」

ミランのフランス代表GKマイク・メニャンが負傷に苦しんだ時期を振り返った。 昨シーズンにリールから加入するとすぐさま守護神として定着し、チームの11年ぶりのスクデット獲得にも大きく貢献したメニャン。しかし、今シーズンは昨年9月に負ったふくらはぎのケガが長引き、多くの試合を欠場してきた。 控えゴールキーパーのGKチプリアン・タタルサヌの奮闘がありながらも、ファンから復帰が熱望されていたメニャンは2月にようやく全体練習に合流。2月26日に行われたセリエA第24節のアタランタ戦で戦列復帰すると、8日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグのトッテナム戦でも見事な働きを見せ、11年ぶりのベスト8進出に貢献した。 トッテナム戦後に『Amazon Prime Video』の取材を受けたメニャンは離脱が長引いた理由に触れ、復帰を喜びつつ、サポートしてくれた人たちへの感謝を口にした。 「9月にケガを負ってから、何度か再発を繰り返してしまったんだ。何としても早く復帰したかったから、負傷直後はふくらはぎがしっかり治るのを待つ十分な忍耐力がなかった。それでも、最終的に僕は待つことを学んだよ」 「みんなが僕を助けてくれた。そして、この復帰の瞬間をずっと待っていたんだ。離脱していた期間は本当に大変だった。フットボーラーにとって、チームから離脱し続けている状態は常に難しいことなんだ」 2023.03.10 13:28 Fri

ミラン、ケガから復帰したメニャンをCLメンバーに再登録

欧州サッカー連盟(UEFA)は6日、チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグのトッテナム戦に臨むミランが、登録メンバーの変更を行ったことを発表した。 UEFAによれば、ミランはUEFA競技規則第46.2条に乗っ取り、ルーマニア代表GKチプリアン・タタルサヌに代わり、ケガ明けのフランス代表GKマイク・メニャンを登録したという。 ふくらはぎのケガで長期離脱を強いられたメニャンは、CLのノックアウトステージに臨む登録メンバーからは除外されていたが、2月26日に行われたセリエA第24節のアタランタ戦で戦列復帰していた。 2月14日にホームで行われたラウンド16・1stレグでトッテナムに勝利(1-0)したミランは、8日にアウェイでの2ndに臨む。 なお、ミランでは再登録されたメニャンの他に、アントニオ・ミランテがCL登録メンバー入りしている。 2023.03.07 00:30 Tue

GK問題に直面するミラン、スポルティエッロと今夏加入に向けて交渉開始か

ミランがアタランタのイタリア人GKマルコ・スポルティエッロ(30)の獲得に近づいているようだ。 GKマイク・メニャンが昨年9月にふくらはぎを負傷し、守護神不在の状況が続くミラン。当初は年明けに復帰すると見られていたが、予想外に負傷が長引いてしまっている。 フランス代表GKの離脱以降ゴールマウスを守るのは控えGKのチプリアン・タタルサヌ。だが、チームは現在公式戦7戦未勝利で、不安定なパフォーマンスが要因の一つに挙げられ、批判に晒されている。 1月の移籍市場ではスポルティエッロやパリ・サンジェルマン(PSG)の元スペイン代表GKセルヒオ・リコのレンタルでの獲得を試みたが失敗。GKの問題が解決しないまま、シーズン後半戦へ臨むことになった。 しかし、イタリア『カルチョメルカート』によると、クラブは引き続きスポルティエッロ獲得を目指しており、来週にも選手との間で交渉を行う予定とのことだ。アタランタとの契約は今夏までのため、合意すればフリーでの加入となる。 アタランタの下部組織で育ったスポルティエッロは、下部リーグでのプロデビューを経て2012年夏に復帰。以降はフィオレンティーナやフロジノーネなどへのレンタル移籍で経験を積んだが、立ち位置は控えGKのまま。今季はセリエAで7試合に出場している。 2023.02.09 14:02 Thu

ミラン、今季でアタランタ退団が濃厚のGKスポルティエッロと口頭合意か

ミランがアタランタのイタリア人GKマルコ・スポルティエッロ(30)と来夏加入で口頭合意に達したようだ。イタリア『カルチョ・メルカート』が伝えている。 現状ミランには、守護神のマイク・メニャンの控えとして元ルーマニア代表GKチプリアン・タタルサヌ(36)と、元イタリア代表GKアントニオ・ミランテ(39)が在籍しているが、共に高齢で引退を考慮する時期に差し掛かっている。 そうした状況を受け、ミランは新たな控えGKの補強を模索しており、これまでフィオレンティーナのイタリア人GKピエトロ・テラッチアーノらが候補に挙がっていた。 そんな中、『カルチョ・メルカート』の記者で移籍市場に精通するダニエレ・ロンゴ氏によると、ミランは今季終了後にアタランタとの契約満了を迎えるスポルティエッロと来夏の加入で合意に至ったとのこと。なお、契約は冬の移籍市場終了後の2月頃に結ぶと予想している。 アタランタの下部組織で育ったスポルティエッロは、下部リーグでのプロデビューを経て2012年夏に復帰。以降はフィオレンティーナやフロジノーネなどへのレンタル移籍も経験し、これまでセリエAで通算190試合の出場し53回のクリーンシートを達成。今季はGKフアン・ムッソの控えとしてこれまで6試合に出場している。 2022.12.07 23:06 Wed

ミラン第2GKタタルサヌが乱視矯正手術を実施、反応UP&ケガ対策にも

ミランの元ルーマニア代表GKチプリアン・タタルサヌ(36)が目の手術を受けたようだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。 ミランの第2GKを務めるタタルサヌ。ここ最近は正GKのマイク・メニャンが不在だったこともあり、セリエA8試合連続でゴールマウスを守り、チームの安定した守備に貢献していた。 そんななか、同選手はリーグ戦の中断期間を利用して乱視矯正の手術を受けたとのこと。この手術はフェムトレーシックカスタムPSPと呼ばれ、担当医は過去にカカやマッシモ・アンブロジーニといったミランOB、インテルのシモーネ・インザーギ監督にも同じ手術を施しているミラノ勢御用達の名医だという。 タタルサヌは以前から今回の手術を計画しており、無事に成功。これにより、視力が改善されるだけでなく、シュートへの反応が良くなり、ケガの発生確率も抑えられるとのことだ。 これまでは目の不調とともにピッチに立っていたというタタルサヌ。元々シュートストップには定評があった同選手だが、ミランにとってはある種の補強になったのかもしれない。 2022.11.16 20:30 Wed

ミラン守護神メニャンが練習復帰目前に!早ければ22日のモンツァ戦で復帰か

ミランに所属するフランス代表GKマイク・メニャンの復帰が目前に迫っているようだ。イタリア『トゥットスポルト』が伝えている。 昨季のスクデット獲得に大きく貢献したメニャンだが、先月22日に行われたUFFAネーションズリーグ(UNL)のグループA・グループ1第5節のオーストリア代表戦で左ふくらはぎを負傷。 その後、全治約1カ月との診断を受けた同選手は、ここまで順調に回復しており、現在はチームトレーニングに復帰の許可を待っているとのこと。なお、次節のヴェローナ戦には間に合わないものの、22日のモンツァ戦での復帰を希望しているようだ。 メニャン離脱後は、元ルーマニア代表GKチプリアン・タタルサヌがゴールを守っていたが、守備陣に離脱者が続出したこともあり公式戦4試合で6失点と苦戦。代えの効かない存在であるメニャンの復帰は、首位ナポリを追走するミランにとってポジティブなニュースだ。 2022.10.13 23:45 Thu

メニャン負傷のミラン、今冬にも新たな控えGKを獲得か

ミランがフィオレンティーナのイタリア人GKピエトロ・テラッチアーノ(32)の獲得に動いているようだ。イタリア『カルチョメルカート』が報じている。 セリエA第7節終了時点で4勝2分け1敗の5位に位置するミランだが、正守護神を務めるフランス代表GKマイク・メニャンが代表戦でふくらはぎを負傷。約1カ月の離脱と伝えられた。 現状ミランには控えGKとして元ルーマニア代表GKチプリアン・タタルサヌ(36)と、元イタリア代表GKアントニオ・ミランテ(39)が在籍しているが、共に高齢で引退を考慮する時期に差し掛かっている。 そうした状況を受け、ミランは今冬にも新たなGK補強を決行する模様。そこで白羽の矢が立ったのがGKテラッチアーノだ。 ノチェリーナでプロキャリアをスタートした193cmの長身GKのテラッチアーノは、これまでカターニャやサレルニターナなどを渡り歩き、2019年1月にレンタル移籍でフィオレンティーナに加入。同年夏に完全移籍するも、ポーランド人GKバルトロミエ・ドラゴウスキの控えに甘んじていた。 しかし、昨夏にドラゴウスキがスペツィアへ完全移籍したことで守護神の座を獲得すると、昨季はセリエA36試合に出場。今季は新加入のイタリア代表GKピエルルイジ・ゴッリーニと正守護神の座を争っており、ここまでセリエA4試合に出場している。 なお、テラッチアーノとフィオレンティーナの契約は今季終了までとなっており、ミランは今冬に安価での獲得出来なかった場合は、来夏にフリーで獲得するつもりだという。 2022.09.27 06:30 Tue

ミラン、守護神メニャンの負傷を受けて第3GKタタルサヌがCL登録メンバー入りへ

ミランがフランス代表GKマイク・メニャンの負傷を受けて、チャンピオンズリーグ登録メンバーの変更を行うようだ。イタリア『カルチョメルカート』が報じている。 メニャンは22日に行われたUFFAネーションズリーグ(UNL)のグループA・グループ1第5節のオーストリア代表戦に先発。しかし、左ふくらはぎを痛めて交代していた。 約1カ月の戦線離脱となり、残りのCLグループステージ4試合を欠場する可能性が高いため、UEFAの規則にのっとってメニャンの代わりに第3GKのチプリアン・タタルサヌがCL登録メンバー入りするようだ。 ミランではメニャンの他、第2GKアントニオ・ミランテがCL登録メンバー入りしていた。 2022.09.25 08:00 Sun
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移籍履歴
移籍日 移籍元 移籍先 種類
2023年8月10日 ミラン アブハ 完全移籍
2020年9月11日 リヨン ミラン 完全移籍
2019年7月1日 ナント リヨン 完全移籍
2017年7月27日 フィオレンティーナ ナント 完全移籍
2014年7月1日 ステアウア・ブカレスト フィオレンティーナ 完全移籍
2009年7月1日 Gloria Bistrita ステアウア・ブカレスト 完全移籍
2007年1月1日 Juventus ブカレスト Gloria Bistrita 完全移籍
2003年7月1日 Juventus ブカレスト 完全移籍