ブライアン・ルイス Bryan RUIZ

ポジション MF
国籍 コスタリカ
生年月日 1985年08月18日(38歳)
利き足
身長 187cm
体重 73kg
ニュース クラブ
ニュース一覧

世界舞台で忍者ポーズを届けられるのか?追加招集・町野修斗に託されるもの

長期リハビリ中の浅野拓磨(ボーフム)、板倉滉(ボルシアMG)の復帰がズレ込み、冨安健洋(アーセナル)や遠藤航(シュツットガルト)という主力級の面々までアクシデントに見舞われている日本代表。11月23日の2022年カタールワールドカップ(W杯)初戦・ドイツ戦(ドーハ)まで約2週間という押し迫った時期に、チームが野戦病院状態に陥っているのだ。 そんな中、最終予選を通して左サイドバック(SB)として存在感を高めていた中山雄太(ハダースフィールド)のアキレス腱負傷は特に衝撃的なニュースに他ならなかった。森保一監督は最初から大ベテランの長友佑都(FC東京)と昨季1シーズンで大きく成長した伊藤洋輝(シュツットガルト)を招集していたものの、東京五輪世代のレフティ離脱というのは想像以上に大きなダメージだった。 そこ本来ならば、同ポジションの佐々木翔(広島)、あるいはDFの瀬古歩夢(グラスホッパー)らを呼ぶのがセオリー。だが、指揮官は「全ポジションの選手が対象」と語り、最終的にFWの町野修斗(湘南)を抜擢した。 これには本人も驚きを隠せなかったという。 「7日の夕方、(湘南強化部長の)坂本紘司さんから電話がありましたけど、ホントに呆然とした感じでした」と本人も9日の代表選出記者会見でコメントしたという。 4カ月前のEAFF E-1選手権で代表デビューを飾ったばかりの23歳の若き点取屋にしてみれば、自分がカタールに行けるとは想像していなかったはず。チャンスを与えられた9月のアメリカ戦(デュッセルドルフ)で、不慣れな粘土質のピッチと屈強なDF陣との対応に苦慮したことも、本人の自信を失わせたように映った。「町野は4年後のエース候補。カタールW杯には間に合わない」といった声も高まり、11月1日に発表された26人から漏れたのはある意味、やむを得ないという見方をされていた。 しかしながら、森保監督はバックアップメンバーを打診した大迫勇也(神戸)の辞退、浅野のケガが不透明な部分を加味して、FWをもう1枚増やす決断を下したのだろう。 「日本人得点王で今季J1で13点を取っていて、献身性もすでに確認している」と指揮官は選出理由を語った模様。確かにリーグ終盤の町野は得点感覚が研ぎ澄まされ、凄まじい勢いが前面に出ていた。湘南のJ1残留請負人にもなった。それをカタールに持ち込んでほしいという期待と願いを込めての選出なのだろう。 彼が加わったことで、今回のFW陣は浅野、前田大然(セルティック)、上田綺世(セルクル・ブルージュ)の4枚。ドイツ戦は「鬼プレス」を武器とする前田のスタメンが有力視される。浅野がケガから復帰できれば12月1日のスペイン戦(ドーハ)には出ると見られるため、町野にチャンスがあるとすればこの2戦の途中から、あるいは11月27日のコスタリカ戦(同)になってくる。 特にコスタリカは堅守をモットーとするチーム。6月のニュージーランドとのプレーオフでは[4-4-2]からスタートし、早い時間帯に先制点を奪うと、後半からは[5-4-1]にシフト。37歳の英雄、ブライアン・ルイスを入れてチームに活力を与え、最後の最後まで虎の子の1点を守り切った。 「勝ち点3のためならどんな手でも使う」という泥臭い中米の難敵と対峙する場合、日本はドイツ・スペイン戦よりボール支配率が上がるはず。だからこそ、前線で起点になれる選手がほしい。そこで上田と町野が候補になるが、上田はタメを作るプレー以上に「ザ・ストライカー」として多彩な得点の形を示す方が輝ける。スタートは町野で行って体を張って攻守両面で頑張り、相手が落ちてきた時に上田、あるいは別のカードを切る方が日本は勝利に近づくはず。町野にとっては大きなチャンスなのだ。 実際、東京五輪でも、当初予備登録だった林大地(シント=トロイデン)がコンディション不良の上田や左右のサイドでも併用されていた前田を追いやり、レギュラーを確保した前例もあるだけに、期待は高まる一方だ。 「自分には失うものはないと思ってますし、思い切って勢いを持ってプレーするだけ。自分はFWなのでゴールという結果を残したい。前線で起点になるプレーと背後への抜け出し、右足・左足・頭とどこでも点を取れるところをぜひ見てほしい。自分次第で世界を切り開いていけると思っています」と本人も力を込めた様子。本当にW杯は何が起きるか分からないだけに、町野というサプライズ人材が日本の救世主になるかもしれないのだ。 2010年南アフリカW杯2ゴールの本田圭佑、2018年ロシアW杯2ゴールの乾貴士(清水)を思い返しても、彼らは大会前はそこまで注目されていなかった。乾などはケガで直前まで試合に出られるかどうか分からなかったくらいだ。そういう人間でも1つチャンスをつかみ、ゴールという結果を残せるのがW杯という舞台。町野も「何かやってくれる」という期待感を漂わせている。 W杯でゴールを奪えれば、彼の看板とも言える「忍者ポーズ」を世界に届けることも可能になる。三重県伊賀市出身の誇りを胸に秘め、大舞台で躍動する大型FWの一挙手一投足が非常に楽しみである。 <hr>【文・元川悦子】<br/><div id="cws_ad">長野県松本市生まれ。千葉大学卒業後、夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターとなる。Jリーグ、日本代表、海外まで幅広くフォローし、日本代表は特に精力的な取材を行い、アウェイでもほぼ毎試合足を運んでいる。積極的な選手とのコミュニケーションを活かして、選手の生の声を伝える。</div> 2022.11.15 12:30 Tue

ケイロル・ナバスやキャンベルら主力が順当に選出! 日本代表と同組のコスタリカ代表が登録26名を発表!《カタールW杯》

コスタリカサッカー連盟(FCRF)は3日、カタール・ワールドカップ(W杯)に向けたポーランド代表メンバー26名を発表した。 日本代表と同じグループEに属するコスタリカ。ルイス・フェルナンデス・スアレス監督は、パリ・サンジェルマンのGKケイロル・ナバスや元アーセナルのFWジョエル・キャンベル、サンダーランドに所属する18歳MFジェウィソン・ベネット、守備の要であるDFフランシスコ・カルボといった主力を順当に招集した。 一方で、韓国代表との国際親善試合でドーピングの陽性反応が見つかったMFオルランド・ガロ・カルデロンはメンバー外となった。 コスタリカは11月23日にスペイン代表と、同27日に日本代表と、12月1日にドイツ代表と対戦する。今回発表されたコスタリカ代表メンバー26名は以下のとおり。 ◆コスタリカ代表メンバー 26名 GK ケイロル・ナバス(パリ・サンジェルマン/フランス) パトリック・セケイラ(ルーゴ/スペイン) エステバン・アルバラド(エレディアノ) DF カルロス・マルティネス(サン・カルロス) ケンドル・ワストン(サプリサ) ケイシェル・フラー(エレディアノ) オスカル・ドゥアルテ(アル・ワフダ/サウジアラビア) フアン・パブロ・バルガス(ミジョナリオス/コロンビア) ダニエル・チャコン(コロラド・ラピッズ/アメリカ) ロナルド・マタリタ・ウラテ(シンシナティ/アメリカ) ブライアン・オビエド(レアル・ソルトレイク/アメリカ) フランシスコ・カルボ(コンヤスポル/トルコ) MF ジェウィソン・ベネット(サンダーランド/イングランド) ブランドン・アギレラ(ノッティンガム・フォレスト/イングランド) アンソニー・エルナンデス(プンタレナス) アルバロ・サモラ(サプリサ) ジョウスティン・サラス(サプリサ) ロアン・ウィルソン(ムニシパル・グレシア) ダグラス・ロペス(エレディアノ) ジェルソン・トーレス(エレディアノ) イェルツィン・テヘダ(エレディアノ) セルソ・ボルヘス(アラフエレンセ) ブライアン・ルイス(アラフエレンセ) FW ジョエル・キャンベル(クラブ・レオン/メキシコ) ヨハン・ベネガス(アラフエレンセ) アンソニー・コントレラス(エレディアノ) 2022.11.04 06:30 Fri

コスタリカ代表MFブライアン・ルイスが今季限りで現役引退…日本と対戦のカタールW杯が最後の大舞台に

コスタリカ代表MFブライアン・ルイス(37)が今シーズン限りでの現役引退を表明した。21日、同選手が自身の公式SNSを通じて明かした。 187cmの痩身と甘いマスクに、左利きの超絶技巧と創造性溢れるプレーで、中南米屈指の攻撃的MFと長年に渡って活躍してきたルイス。 しかし、37歳の攻撃的MFは、今年12月14日に予定されるアラフエレンセと、キャリア全盛期を過ごした古巣トゥベンテとのフレンドリーマッチを、自身のキャリア最後の一戦にすることを明かした。 ルイスは2003年に母国のアラフエレンセでプロキャリアをスタートさせ、2006年のヘント移籍を機に欧州進出。以降はトゥベンテやフルアム、PSV、スポルティングCPといった欧州屈指の名門を渡り歩いた。 その後、2018年にはブラジルの名門サントスに移籍し、南米での初めてのプレーを経験し、2020年からキャリアの原点であるアラフエレンセに復帰していた。 また、2005年にデビューを飾り、現在はキャプテンを務めるコスタリカ代表では、ここまで歴代2位となる144試合に出場し、29ゴールを挙げている。 今年11月に開催され、日本代表、スペイン代表、ドイツ代表とグループステージで対戦するカタール・ワールドカップ(W杯)は、自身最後の大舞台となる。 2022.09.22 06:44 Thu

自作自演?アメリカ代表DFがパスミス後に素晴らしいカバーリング「ロケットvsカタツムリ」

アメリカ代表DFマイルズ・ロビンソンが、自らのミスを素晴らしいカバーリングで帳消しにした。 現地時間13日、カタール・ワールドカップ(W杯)北中米カリブ海最終予選第6節のアメリカ代表vsコスタリカ代表が行われた。 ロビンソンは最終ラインの一角として先発出場。アメリカは開始1分で先制を許しながらも、セルジーニョ・デストのゴールで追い付くと、迎えた56分にそのシーンが訪れる。 ハーフウェーライン付近でボールを保持するアメリカは、ロビンソンが不用意な横パス。これが短くなってカットされると、コスタリカのブライアン・ルイスに独走を許してしまう。 このままGKとの一対一を迎えられてはコスタリカに勝ち越しを許す可能性がある中、慌てて懸命に戻るロビンソン。猛スプリントした結果、辛うじてボックス手前で追い付き、フィニッシュまでは持ち込ませなかった。 自らのミスを自らの足でカバーしたロビンソンにはファンも苦笑いだ。「プレゼントは恥ずかしいが…」、「おぉ!なんてひどいパス!」といった声のほか、ビデオゲーム『FIFA』のレーティングを用いての2人の比較や、絵文字を用いて「ロケットvsカタツムリ」などと揶揄する声が上がっていた。 危機を脱したアメリカはその後、66分に相手のオウンゴールで逆転に成功。2-1で辛勝し、W杯出場圏内である2位をキープしている。 <span class="paragraph-title">【動画】自作自演?パスミスを猛スプリントでカバーでしたアメリカDF</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">What a recovery by Miles Robinson <a href="https://t.co/CbIggaqXBs">pic.twitter.com/CbIggaqXBs</a></p>&mdash; ESPN FC (@ESPNFC) <a href="https://twitter.com/ESPNFC/status/1448442809791492102?ref_src=twsrc%5Etfw">October 14, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.10.14 20:20 Thu

コスタリカ代表MFブライアン・ルイスが14年ぶりの母国帰還!

コスタリカ代表MFブライアン・ルイス(34)が母国復帰を果たした。 2018年からサントス入りしたB・ルイスだが、今夏に契約を解除して無所属に。今後の動向に注目が集まるなか、キャリアの原点である母国クラブのアラフエレンセが24日にB・ルイスの加入を発表した。 B・ルイスは2003年にアラフエレンセでプロキャリアをスタートさせ、2006年のヘント移籍を機に欧州進出。サントス入りするまでトゥベンテやフルアム、PSV、スポルティング・リスボンでもプレーした。 代表キャリアにおいては2005年にデビュー。124試合26得点を記録している。 2020.07.25 09:55 Sat

スポルティング退団のコスタリカ代表FWブライアン・ルイスがサントスにフリーで加入

▽ブラジルのサントスは11日、スポルティング・リスボンからコスタリカ代表MFブライアン・ルイス(32)をフリートランスファーで獲得したことを発表した。背番号は「10」となる。 ▽ルイスは、ヘントやトゥベンテ、フルアム、PSV、スポルティングと欧州のクラブを渡り歩き、各クラブでポジションを確保。2017-18シーズンは、ポルトガル・プリメイラリーがで20試合に出場し2ゴール、ヨーロッパリーグでは6試合に出場していた。 ▽また、コスタリカ代表としてロシア・ワールドカップにも出場。今大会は3試合に出場し1アシストを記録。通算では114試合に出場し24ゴールを記録している。 ▽スポルティングとは、2017-18シーズン限りで契約が満了を迎え、フリーでの移籍となった。 2018.07.12 10:00 Thu
もっと見る>
移籍履歴
移籍日 移籍元 移籍先 種類
2023年1月1日 LD Alajuelense 引退 -
2020年7月23日 サントス LD Alajuelense 完全移籍
2018年7月11日 スポルティング サントス 完全移籍
2015年7月3日 フルアム スポルティング 完全移籍
2014年6月30日 PSV フルアム レンタル移籍終了
2014年1月15日 フルアム PSV レンタル移籍
2011年8月31日 トゥベンテ フルアム 完全移籍
2009年7月1日 ヘント トゥベンテ 完全移籍
2006年7月1日 LD Alajuelense ヘント 完全移籍
2003年1月1日 LD Alajuelense 完全移籍