フラン・カービー Fran KIRBY

ポジション FW
国籍 イングランド
生年月日 1993年06月29日(30歳)
利き足
身長 157cm
体重
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パリ五輪出場逃したイングランド女子、DFウィリアムソンがスペイン遠征へ向け前十字じん帯断裂から1年ぶり復帰

イングランドサッカー協会は13日、国際親善に向けた女子代表メンバー名を発表。DFリア・ウィリアムソン(アーセナル)がヒザの前十字じん帯断裂から復帰後、およそ1年ぶりの招集を受けた。 オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)では準優勝の成績を収めながらも、パリ・オリンピックへの出場権は逃したイングランド。 次なる目標を4月にスタートする女子欧州選手権(ユーロ)2025予選に切り替え、この代表ウイークにはスペインキャンプを決行。23日にオーストリア女子代表、27日にイタリア女子代表とスペインで国際親善試合を行う。 メンバーには大ケガを乗り越えたウィリアムソンが復帰した。26歳のセンターバックは、母国開催のユーロ2022でキャプテンとしてライオネスを初優勝へ導いたが、2023年4月19日のFA女子スーパーリーグ(FAWSL)、マンチェスター・ユナイテッド戦でヒザを負傷。前十字じん帯断裂と診断され、W杯出場を逃していた。 今年に入って1月25日に途中出場ながらも実践復帰を果たすと、4日には先発出場。負傷直前の2023年4月頭以来の代表選出となった。 イングランドを率いるサリナ・ヴィーフマン監督はイギリス『BBC』にて、「何カ月も離脱していたにもかかわらず、彼女の判断力は本当に優れている」と評価した一方、すぐに再びキャプテンを任されるかどうかについては明言を避けた。 ◆イングランド女子代表メンバー23名 GK メアリー・アープス(マンチェスター・ユナイテッド) ハンナ・ハンプトン(チェルシー) キアラ・キーティング(マンチェスター・シティ) DF ルーシー・ブロンズ(バルセロナ/スペイン) ジェス・カーター(チェルシー) ニアム・チャールズ(チェルシー) アレックス・グリーンウッド(マンチェスター・シティ) マヤ・ル・ティシエ(マンチェスター・ユナイテッド) エスメ・モーガン(マンチェスター・シティ) リア・ウィリアムソン(アーセナル) ロッテ・ウーベン=モイ(アーセナル) MF グレース・クリントン(トッテナム・ホットスパー フラン・カービー(チェルシー) ジェス・パーク(マンチェスター・シティ) ジョージア・スタンウェイ(バイエルン・ミュンヘン/ドイツ) エラ・トゥーン(マンチェスター・ユナイテッド) キーラ・ウォルシュ(バルセロナ/スペイン) FW レイチェル・デイリー(アストン・ビラ) ローレン・ヘンプ(マンチェスター・シティ) ローレン・ジェームズ(チェルシー) クロエ・ケリー(マンチェスター・シティ) ベス・ミード(アーセナル) アレッシア・ルッソ(アーセナル) 2024.02.15 19:45 Thu

浜野まいかがチェルシー移籍後初のフル出場、指揮官「“ようこそイングランドへ!”といったところでしょうか」

チェルシーの女子チームを率いるエマ・ヘイズ監督が、なでしこジャパンのFW浜野まいかについて言及した。 オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)直前に負った肩の負傷の影響により、ハンマルビーIFへの期限付き移籍を切り上げ、保有元のチェルシーへ戻った浜野。昨年末のデビュー戦以降、トップチームでの出場は遠ざかっていたが、ついに先発フル出場を果たした。 7日に行われたコンチネンタルカップ準々決勝、サンダーランド戦に[4-3-3]の左FWでスタメンに名を連ね、堂々のプレー。25分にはフラン・カービーのグラウンダーの折り返しに滑り込み、触れれば1点という場面を作る。 55分にはスルーパスからの抜け出しで好機を迎えたが、こちらも仕留め切れずと、自身の得点こそなかったものの、83分に左からのクロスでチームの4点目を演出。85分には対峙相手をずらしての股抜きシュートと奮起した。 試合後、指揮官はクラブ公式サイトにて、ユーモアを交えながら、次のように浜野を評価した。 「彼女は才能ある選手ですから、一緒に仕事ができて本当に嬉しいです。もちろん、イングランドでのゲームに適応していく必要はあります。この試合では初めてイエローカードをもらいましたが、“ようこそイングランドへ!”といったところでしょうか」 チェルシーは絶対的エースのサマンサ・カーが長期離脱中とはいえ、ローレン・ジェームズにグロ・レイテン、カービーと前線の層は厚く、20歳のアギー・ビーバー=ジョーンズも存在感が上昇中。浜野にとってはここからが勝負だ。 なお、チェルシーはサンダーランドを5-0で下し、7シーズン連続で準決勝に駒を進めている。 <span class="paragraph-title">【動画】浜野まいかがワンツーから抜け出しての折り返しで追加点演出</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Fran gets a goal of her own!<a href="https://twitter.com/hashtag/ContiCup?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#ContiCup</a> <a href="https://twitter.com/ChelseaFCW?ref_src=twsrc%5Etfw">@ChelseaFCW</a> <a href="https://t.co/gaXr9aXtUM">pic.twitter.com/gaXr9aXtUM</a></p>&mdash; Barclays Women&#39;s Super League (@BarclaysWSL) <a href="https://twitter.com/BarclaysWSL/status/1755333488801182128?ref_src=twsrc%5Etfw">February 7, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.02.09 21:45 Fri

スペインがイングランドを退け初優勝達成!左SBカルモナが準決勝に続く値千金の決勝点【女子W杯2023】

オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)決勝戦、スペイン女子代表vsイングランド女子代表が20日にスタジアム・オーストラリア(シドニー)で行われ、スペインが1-0で勝利。女子W杯初優勝を決めた。 互いに初の決勝進出を果たし、初優勝を目指すスペインとイングランド。両チームともに開幕前には難しい時間があった。 3大会連続3度目のW杯出場と、じわじわと力を付けてきたスペインだが、15選手が協会やホルヘ・ビルダ監督と健康面などの問題でもめ、一時代表から不在に。一定の決着をみたものの、主力だったバルセロナのGKサンドラ・パニョスやDFマリア・ピラー・レオンといった主力が今大会の欠場を表明していた。 それでも、エースのジェニファー・エルモソらがチームを牽引し、グループステージではコスタリカ女子代表、ザンビア女子代表に連勝して早々にノックアウトステージ進出を決めると、なでしこジャパンには大敗を喫したものの、先発メンバーを入れ替えたラウンド16のスイス女子代表戦では5-1と圧勝。準々決勝では延長戦の末にオランダ女子代表を、準決勝ではスウェーデン女子代表を下し、決勝へと駒を進めた。 対するイングランド女子代表も母国での女子欧州選手権(ユーロ)2022を制覇後、主軸に負傷者が続出。ベス・ミードや主将のリア・ウィリアムソンがヒザの前十字(ACL)靭帯断裂の重傷を負い、フラン・カービーもヒザのケガで離脱した。 グループステージではハイチ女子代表、デンマーク女子代表に辛勝だったが、サリナ・ヴィーフマン監督はシステムを[4-3-3]から[3-5-2]へ変更。中国女子代表戦では大勝を飾り、ラウンド16ではナイジェリア女子代表戦に数的不利に陥りながらもPK戦勝ちを収めると、以降コロンビア女子代表、オーストラリア女子代表を退け、5大会連続6度目のW杯で初のファイナルへとたどり着いた。 日本の山下良美主審が第4審を務めることとなった決勝戦は、ポゼッションに勝るスペインが押し込む序盤となったが、先に会場を大きく沸せたのはイングランド。ロスト後に即時奪回を試みるスペインのプレスをかいくぐり、右からのクロスをレイチェル・デイリーが落としてローレン・ヘンプの左足がクロスバーを叩く。 スペインも17分、左からのクロスが正面のサルマ・パラジュエロを抜けてファーのアルバ・レドンドに決定機。だが、シュートはGKの正面に飛んだ。 試合が動いたのは29分。スペインは中盤で人数を掛けて奪い切ると、右サイドバックのオナ・バトジェが素早く左へ展開し、収めたマリオナ・カルデンティがスルーパス。追い越して左ポケットに侵入したオルガ・カルモナが、地を這う左足でのダイレクトシュートで右下隅を射抜いた。 左サイドバックの2試合連続ゴールで先制したスペインは一層自信を持ってボールを回し、37分にセットプレーからイレーナ・パレデスにチャンス。前半終了間際には右クロスから3試合ぶりの先発起用となったパラジュエロの右足シュートが左ポストをかすめ、優位性を保って45分を終えた。 ビハインドのイングランドは後半開始直後に2枚替えで打開を図り、デイリーとアレッシア・ルッソを下げてクロエ・ケリーと2試合の出場停止処分が明けたローレン・ジェームズを投入。2人を両翼、ジョージア・スタンウェイとキーラ・ウォルシュの2ボランチ気味となる[4-2-3-1]へと立ち位置を変える。 GKメアリー・アープスがカルデンティのコントロールショットをセーブすると、徐々に右サイドを使った攻撃が機能し始め、54分にはケリーのクロスからヘンプというシーンを作った。 60分にレドンドに代えてオイアナ・エルナンデスを投入したスペインは、70分に差し掛かろうというタイミングの波状攻撃時、カルデンティの浮いた持ち出しがウォルシュの手に当たると、オン・フィールド・レビュー(OFR)の結果ハンドと判定され、PKを獲得する。 だが、エルモソがこの絶好機で失敗。右下隅へのキックをGKアープスががっちりとキャッチすると、会場は大きくどよめいた。 追加点のチャンスを逸したスペインはセンターバックの一角、ライア・コディナが負傷交代というアクシデントにも見舞われる。一方のイングランドもアレックス・グリーンウッドがパラジュエロとの競り合いでヒザが顔に入り、瞼の上あたりから出血。事なきを得たが、ゲームは大きく中断した。 最終盤、イングランドはベサニー・イングランドの投入に加え、センターバックのミリー・ブライトを前線に張らせるパワープレーを決行。対するスペインも13分という長いアディショナルタイムが示された中で隙あらば追加点をと、バトジェがボックス右まで侵入してのフィニッシュを見せるが、GKアープスも好セーブを披露し、望みをつなぐ。 だが、イングランドは最後までスペインの牙城を崩せず、新たなゴールは生まれぬままタイムアップ。虎の子の1点を死守したスペインが、初優勝を飾っている。 スペイン女子代表 1-0 イングランド女子代表 【スペイン】 オルガ・カルモナ(前29) 2023.08.20 21:10 Sun

最悪の事態を回避…ヒザ負傷で交代のイングランド女子代表MFウォルシュ、検査の結果ACLの損傷はなし

悲劇も予想された中、イングランド女子代表MFキーラ・ウォルシュは最悪の事態を免れたようだ。 現在開催されているオーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)。イングランドは28日にデンマーク女子代表と対戦した。この試合に先発したバルセロナのウォルシュは、38分に担架で運び出されることに。顔を覆い、周りの選手たちも心配そうに見守っていた。 女子サッカー界では、ヒザの負傷が男子に比べてはるかに頻出。特に前十字じん帯というキャリアに影響を大きく与えかねない重傷が頻発している。 試合中に松葉杖姿でベンチに戻ったウォルシュ。誰もが最悪の事態を想像したなか、サリナ・ヴィーフマン監督は「診断が出るまで待とう」とウォルシュの状態を語っていた。 そんな中、イングランドサッカー協会(FA)が29日に検査の結果を発表。前十字じん帯の損傷はなかったとした。 最悪の事態を免れたウォルシュだが、8月1日の中国女子代表戦は欠場することに。今後もチームに残り、状態を見守っていくことになるという。 イングランドはW杯前にキャプテンだったDFリア・ウィリアムソン(アーセナル)、FWベス・ミード(アーセナル)が前十字じん帯損傷でW杯の欠場を余儀なくされており、FWフラン・カービー(チェルシー)もヒザに問題を抱えてメンバー外となっていた。 2023.07.30 11:30 Sun

またも悲劇、イングランド女子代表MFウォルシュがヒザを負傷…女子サッカー界で頻発する前十字じん帯損傷の可能性

イングランド女子代表に悲劇が起きてしまった。 現在開催されているオーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)。イングランドは28日にデンマーク女子代表と対戦した。 この試合に先発したバルセロナのMFキーラ・ウォルシュは、38分に担架で運び出されることに。ウォルシュは顔を覆い、周りの選手たちも心配そうに見守っていた。 詳細な検査結果はまだ出ていないが、おそらくヒザの前十字じん帯損傷と見られている。 イングランドを率いるサリナ・ヴィーフマン監督は試合後に「もちろん心配している。彼女が自力でピッチから去ることができなかったからだ」とコメント。「ただ、まだ分からないし、推測はできない。診断が出るまで待とう」とウォルシュの状態を語っていた。 ヴィーフマン監督はウォルシュが検査を受けることも示唆。「おそらくそうなる。でも、まだ何も聞いていない。試合中は先に進む必要があり、今は彼女の状態と次のステップを検討するときだ」と語った。 女子サッカー界ではヒザの十字じん帯というケガが頻発しており、大きな問題となっている。イングランドだけでも、すでにキャプテンだったDFリア・ウィリアムソン(アーセナル)、FWベス・ミード(アーセナル)が前十字じん帯損傷でW杯の欠場を余儀なくされており、FWフラン・カービー(チェルシー)もヒザに問題を抱えていた。 他国でもフランスのFWマリー・アントワネット・カトト(パリ・サンジェルマン)、オランダのFWフィフィアネ・ミーデマ(アーセナル)らも欠場中。女子に多く発生理由などは様々な見解があるが、ハッキリとした原因は分かっていない。 2023.07.29 12:57 Sat

イングランド主将にオランダ歴代最多得点者…女子W杯を大ケガで欠場する著名選手はこれほどに

これだけの面々がケガに苦しみ、ワールドカップ(W杯)に出場できない。 20日に開幕を迎えるオーストラリア&ニュージーランド女子W杯。12年ぶりの優勝を目指すなでしこジャパンの活躍はもちろん、現地での盛り上がりも大きいマチルダス(オーストラリア女子代表)や、史上初の3連覇が懸かるアメリカに加え、個人ではブラジル女子代表FWマルタやカナダ女子代表FWクリスティン・シンクレアが前人未踏W杯6大会連続ゴールの可能性を秘めるなど、見どころは多岐に渡る。 一方で、負傷等によりW杯を断念せざるを得なかった選手も多数存在。プレー強度の向上や試合数が増加する中で、ヒザの前十字じん帯(ACL)断裂といった重傷のリリースも頻繁に目にするようになった。 『Bleacher Report Football』では、ケガによりW杯メンバーに選出されなかった11人+リザーブ10名を紹介。そうそうたる顔ぶれが並んだ。 女子ユーロの覇者、イングランド女子代表からはACL負傷の主将リア・ウィリアムソンとベス・ミード(ともにアーセナル)に加え、同じくヒザに問題を抱えるフラン・カービー(チェルシー)の3名が。男女通じてもオランダ代表最多得点を誇るフィフィアネ・ミーデマ(アーセナル)の不在を嘆く声は早くから上がっていた。 絶対女王アメリカもベッキー・サウアーブラン(ポートランド・ソーンズFC)やトビン・ヒース(OLレイン)が出場できず、東京オリンピック2020のメダリストであるカナダのジャニン・ベッキー(ポートランド・ソーンズFC)やスウェーデン女子代表のハンナ・グラス(カンザスシティ・カレント)がACL負傷の影響でメンバーから漏れた。 サッカーという競技の特性上、避けられない部分あるとはいえ、出場する各選手たちは大きなケガなく大会を過ごしてもらいたい。 <span class="paragraph-title">【写真】故障でAUNZ女子W杯に出られないそうそうたる21人</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/Cuzm-z5u21w/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/Cuzm-z5u21w/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Bleacher Report Football(@brfootball)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2023.07.18 22:50 Tue

イングランド女子に負傷者相次ぎW杯に暗雲…発生数は男子の2〜8倍? 女子選手のヒザ重傷増加に英『BBC』も警鐘

女子選手によるヒザの重傷が相次ぐなか、イギリス『BBC』は警鐘を鳴らしている。 母国大会のユーロ2022を制し、7月に開幕を迎えるオーストラリア&女子ワールドカップ(W杯)でも初優勝を狙うイングランド女子代表。だが、開幕まで100日を切ったなかで暗雲が立ち込めている。 22日にスタンフォード・ブリッジで行われたUEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)準決勝1stレグ、チェルシーvsバルセロナで、バルセロナのイングランド女子代表DFルーシー・ブロンズがヒザを痛めたのちに足を引きずりながら67分に途中交代。その後、アイシングをした痛々しい姿を見せた。 イギリス『スカイ・スポーツ』などは、バルセロナの指揮官による「最初ルーシーは痛みを感じ大ケガを心配していたが、今は大丈夫だと話している。ヒヤッとしたが今は大丈夫だと思う」とのコメントを伝えているが、イングランド女子代表では長期離脱者が相次いでいるだけに、心配する声は多い。 19日にはアーセナルでもイングランド女子代表でもキャプテンを務めるDFリア・ウィリアムソンが、リーグ戦でヒザを痛めて途中交代。2日後にクラブから前十字じん帯(ACL)断裂と発表された。 ユーロで得点女王に輝いたFWベス・ミードも昨年11月に同様の負傷。FWフラン・カービーも2月に、DFミリー・ブライト(ともにチェルシー)も3月にヒザを負傷し、詳細は明かされていないが、戦列を離れている状況だ。 女子選手のACLのケガは世界的にも増加傾向にあり、今季だけでもオランダ女子代表FWフィフィアネ・ミーデマ、アメリカ女子代表FWマロリー・スワンソン、カナダ女子代表MFジャニン・ベッキーらが受傷。W杯断念を余儀なくされている。なでしこジャパンのメンバーでもFW千葉玲海菜(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)やGK池田咲紀子、DF高橋はな(ともに三菱重工浦和レッズレディース)がACL損傷の診断を受けた。 女子選手のACL損傷の数は男子選手の2倍から8倍とも推定され、これまでも議題にあげられてきたが、ブロンズの負傷を受けてイギリス『BBC』は改めて警鐘を鳴らしている。 同メディアはセント・メアリー大学に勤めるスポーツ医学の上級講師、カトリン・オクホルム・クリガー博士を招いた過去の記事を紹介。「これらが怪我の原因であるとは、はっきりと証明されていない」としながらも、「すべての分野が関連はしていると思う」と4つの項目を挙げている。 1.解剖学/バイオメカニクス-男女の身体的特徴の違い- 女性は一般的に股関節が広く、脚の角度が膝に向かって大きくなり、筋肉が発達していないため着地時に膝が曲がらないなど、リスク増大が考えられる。 2.ホルモン 月経周期中は怪我をしやすくなる可能性があると、提唱されている。関節の安定性に影響を与え、関節をより緩く弛緩させる可能性がある。 3.男女格差 女子選手は男子選手と比べ、構造化や指導されたトレーニングに費やす時間や経験の量、トレーニング年齢が大幅に低い可能性がある。また、使用されるピッチ状況のほか、スパイクのスタッド高が男性の動きに合わせて設計されていることも、可動域が異なる女子選手が芝に足を取られてケガをするリスクが高くなると指定している。 4.負荷量 女子サッカーの急激な発展により、試合の強度や試合数そのものが増加した。その中でも、回復時間が限られていること。 下手をすれば将来的に歩行にも支障をきたしかねない大ケガだけに、早期の原因解明や環境の改善が求められる。 <span class="paragraph-title">【動画】ブロンズがUWCLで1点もののカバーリング!ケガが大きくなければ良いが…</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="NoDYMeVKgUs";var video_start = 196;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.04.23 21:55 Sun

アーセナルのイングランド女子主将、ウィリアムソンがヒザ負傷か…W杯へも暗雲

アーセナルのイングランド女子代表DFリア・ウィリアムソンに長期離脱の可能性が出てきた。 FA女子スーパーリーグ(FAWSL)で3位につけるアーセナル(勝ち点38)は19日、節飛びとなっていた一戦で首位のマンチェスター・ユナイテッド(勝ち点41)との直接対決に臨んだ。 2位・チェルシーは勝ち点40、4位のマンチェスター・シティも勝ち点38と、消化試合数には差はあれど、優勝争いや3位以内に与えられるUEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)出場権争いが混迷を極めている中、前半終了間際にアレッシア・ルッソにゴールを許し、0-1で敗れた。 手痛い敗戦に追い打ちを掛けるのがキャプテン、ウィリアムソンの状態だ。中盤でのボール奪取後に足を痛めてしばらく起き上がれず、早々の15分に足を引きずりながらピッチを後に。その後、イギリス『ミラー』は松葉杖姿の同選手を確認している。 ヨナス・アイデバル監督は負傷の程度を「わからない」とし、ピッチ状態にも言及したが、長期離脱となればアーセナルにとってもイングランドにとっても大きな痛手となる。 アーセナルは23日にUWCL準決勝1stレグ、アウェイでのヴォルフスブルク戦を控え、5月2日の2ndレグ後にはリーグ戦の連戦が続く。すでにイングランド女子代表FWベス・ミードやオランダ女子代表FWフィフィアネ・ミーデマがヒザの前十字靭帯断裂で長期離脱中。スコットランド代表MFキム・リトルもハムストリングの負傷で離脱が発表されており、守備の中心であるウィリアムソンも離脱となれば、苦しい戦いを強いられることとなる。 イングランド女子代表も現在故障者が相次いでおり、前述のミードやFWフラン・カービー、DFミリー・ブライト(ともにチェルシー)が負傷中。11日のオーストラリア女子代表戦にも0-2で敗れ、サリナ・ヴィーフマン監督体制31試合目にして初黒星を喫した。7月に開幕を控えるオーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)までも100日を切ったなか、もしも大ケガとなれば、優勝候補筆頭のイングランドにも黄色信号がともることになる。 <span class="paragraph-title">【動画】ピッチに足を取られたか、アーセナル女子の主将がヒザを負傷</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="pl_J37wPMQ0";var video_start = 41;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.04.21 21:55 Fri

ユーロ女王イングランド、現体制無敗記録が「30」でストップ…W杯ホスト国オーストラリアの2発に沈む

国際親善試合のイングランド女子代表vsオーストラリア女子代表が、11日にブレントフォード・コミュニティ・スタジアムで催され、0-2でオーストラリアが勝利を収めた。 2020年8月、フィリップ・ネビル前監督に代わり、サリナ・ヴィーフマン監督が指揮を執って以降、母国での女子ユーロ2022を制覇するなど30試合無敗を続けてきたイングランド。だが、31試合目にして現体制での初黒星を喫することとなった。 前半からFWアレッシア・ルッソ(マンチェスター・ユナイテッド)らが決定機を迎えながら決め切れずにいると、32分には長いボール1本から失点。32分、DFクレア・ハント(ウエスタン・シドニー・ワンダラーズ)のフィードをDFリア・ウィリアムソン(アーセナル)が頭で戻すも短くなり、これをさらったFWサマンサ・カー(チェルシー)が一対一をきっちり沈めた。 67分にはサマンサ・カーがポストプレーから右サイドのスペースを突き、クロスにDFシャーロット・グラント(ヴィットショー)。ヘディング弾はウィリアムソンに当たってコースが変わり、ゴールへ吸い込まれた。 その後猛攻を仕掛けたものの、イングランドは最後までオーストラリアの牙城を崩すことはできず。ボール保持率では71%と圧倒し、9本のCKを獲得しながらも、シュート数は15本、オンターゲットは4本と精彩を欠いた。 6日の女子フィナリッシマこそPK戦でブラジル女子代表を下したライオネセス。ただ、ここに来て選手層に疑問が投げかけられている。現在FWベス・ミード(アーセナル)やFWフラン・カービー(チェルシー)が長期離脱中で、この試合でもブラジル戦で負傷しながら強行出場したFWローレン・ヘンプ(マンチェスター・シティ)が28分に途中交代。守備の軸であるDFミリー・ブライト(チェルシー)とDFアレックス・グリーンウッド(マンチェスター・シティ)も欠いている状況だ。 イギリス『BBC』は「弱点が露呈、これは警鐘か?」との見出しを打った。元代表選手をはじめとした多数の有識者がコメントを綴り、「流動的な攻撃プレーやリズムと推進力が欠けていた」などと評している。ユーロでは「スーパーサブ」だったルッソやMFエラ・トゥーン(マンチェスター・ユナイテッド)がスタメンを張ってはいるが、結果的に流れを変える選手がベンチに不在となっているのではと警告する。 「まだチームに深みを持ってはいますが、(昨年の夏と比較すると)今はプレーできない選手が増えているのが実情です。もちろん、そういう選手を生み出したいと思っていますが」とヴィーフマンは語る。 「しかし、私たちはワールドカップに向けて進んでいるので、比較をしたくはありません。(どのような状況でも最善の11人を)選択をしなければならず、交代では誰がゲームに影響を与えることができるのか?私たちはそれに取り組んでいる最中です。何をもたらされるのか見ていきたいと思います」 先のブラジル戦ではウェンブリーに8万3132人の観衆が集まるなど、熱量の高いイングランド。W杯でも優勝候補の筆頭に挙げられる中で、初優勝へ向けて指揮官の手腕が試されることになりそうだ。 <span class="paragraph-title">【動画】イングランドの無敗は30でストップ!オーストラリア戦のハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="oNaQig5A5H0";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.04.13 19:55 Thu

視聴者数1130万、盛り上がり見せる女子ユーロでイングランドが世界震撼の一撃を決める「彼女はアウトレイジ」

欧州で生まれた衝撃のヒールシュートが世界中を沸かせている。 現在イングランドで開催されている女子ユーロ2022。自国での初優勝を目指すイングランド女子代表は、26日の準決勝で東京オリンピック準優勝のスウェーデン女子代表と対戦した。 拮抗した展開も予想された一戦は、34分にFWベス・ミードが先制点を挙げると、以降も得点を重ねて4-0と圧勝。見事に決勝進出を果たした。 中でもこの試合の3ゴール目となったMFアレッシア・ルッソ(マンチェスター・ユナイテッド)のヒールシュートが、世界中で大きな話題となっている。 ポゼッションで押し込んだライオネセスは、左のポケットを取ったMFフラン・カービーがグラウンダーのクロスを入れると、ルッソがダイレクトで合わせる。これはGKに阻まれるも、こぼれ球を自ら拾い、ゴールを背にした状態から意表を突いたヒールキック。これがDFと、GKの股を抜けてネットを揺らした。 ルッソはMF登録ながらも、FWエレン・ホワイトに次ぐセンターフォワードとして起用されることが多く、代表では12試合出場8得点を記録している。 公式ツイッターが「ルッソはアウトレイジ」と紹介した驚きの一撃には、元アメリカ女子代表FWアビー・ワンバックも反応。「そのようなゴールを決めることを夢見ていたが、最後までできなかった」とツイートしている。 ファンからも「見ればみるほどすごい!」、「なんてゴール!」、「ワールドクラス」、「ゴールオブザイヤーにノミネートしよう」、「予測出来ないな、これは」、「クレイジー過ぎる」など、多数の賛辞が寄せられている。 シェフィールドに訪れた入場者数は2万8624人。イギリス『BBC』によれば、この試合のテレビ視聴者はピークで930万人、アプリ利用者を含めると1130万人が視聴したと伝えられるなど、今大会は非常に大きな盛り上がりを見せている。 31日に行われる決勝ではフランス女子代表を下したドイツ女子代表と、チケット完売のウェンブリーで対戦するイングランド。23歳のアタッカーは、ファイナルでも観衆を沸かすことができるだろうか。 <span class="paragraph-title">【動画】世界中を沸かせたイングランド女子代表ルッソのヒールシュート</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr"> <a href="https://twitter.com/alessiarusso7?ref_src=twsrc%5Etfw">@alessiarusso7</a>, that is<a href="https://twitter.com/hashtag/WEUROVision?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#WEUROVision</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/WEURO2022?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#WEURO2022</a> <a href="https://twitter.com/HisenseSports?ref_src=twsrc%5Etfw">@hisensesports</a> <a href="https://t.co/i0BMDsxoa9">pic.twitter.com/i0BMDsxoa9</a></p>&mdash; UEFA Women&#39;s EURO 2022 (@WEURO2022) <a href="https://twitter.com/WEURO2022/status/1552051383838203909?ref_src=twsrc%5Etfw">July 26, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.07.28 19:45 Thu
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