レノファ山口FCは3日、MF田中陸(22)とMFヘニキ(32)の契約満了による今季の退団を発表した。
柏レイソルの下部組織出身の田中は、2018年にトップチームに昇格するも、出場機会を求めて2020シーズンに期限付き移籍で山口に加入。明治安田J2リーグで31試合に出場する活躍を披露し、今季から完全移籍に切り替わった。チームが苦しむなか、今季もリーグ戦31試合に出場し、残留に貢献した。
ヘニキは2014年1月に、ブラジルのクリシューマからFC岐阜に加入して初来日。その後、2016年にボタフォゴへ移籍し母国へ戻ったが、翌年に岐阜に再加入し、栃木SCを経て2020年に山口に移籍した。加入初年度はリーグ戦30試合で2得点を記録したが、今季はここまで8試合の出場に留まっている。
両選手はクラブを通じて別れの言葉を残している。
◆MF田中陸
「レノファ山口の皆さん、2年間お世話になりました。この2年間、悔しいこともありましたがそれも含めて自分にとって貴重な経験だったと思っています」
「良いスタッフ、チームメイトに出会い共にシーズンを戦い自分は成長させてもらいました。また、どんな時でも前を向き戦い続けてこれたのはレノファサポーターの皆さんが温かく支えてくれたからです」
「このチームを離れることはすごく寂しいですが、より成長し、皆さんにいい報告ができるよう精進し続けます。2年間本当にありがとうございました」
「ラスト1試合勝って終われるよう最後の最後までレノファの選手として戦います!」
◆MFヘニキ
「私にレノファ山口でプレーする機会を与え、私のサッカーを信じてくださりありがとうございます。チームを離れますがレノファ山口のJ2残留に少しでも役に立てて、達成できたことを嬉しく思っています」
「ファン、サポーターの方達は私にだけではなく、私の家族にも愛情を与えてくれて、感謝の気持ちでいっぱいです。私のレノファ山口でのストーリーはここで終わりますが、違うところで新たに始まります」
「なぜなら、私は日本でプレーし続けたいからです。2年間本当にありがとうございました」
「Um grande abraço a todos e que Deus abençoe! (みんなにハグを。そして神のご加護があらんことを!)」
2021.12.03 17:21 Fri