韓国代表、ブラジル人FWの帰化を断念

2012.05.10 18:08 Thu
KFA(韓国サッカー協会)は、帰化を検討すると発表した全北現代のブラジル人FWエニーニョについて、韓国代表入りを断念することを決めた。

KFAは、チョ・ガンヒ監督とエニーニョ本人が、帰化しての代表入りを望んでいると発表していた。だが、9日に長時間にわたる会議を行った結果、この考えを捨てるという決定に至った。今回の案には、韓国国民の反対意見が強かったようだ。スポーツ組織委員会も前向きではなかった。

一方で、アーセナルの韓国代表FWパク・チュヨンにはロンドン五輪とW杯アジア最終予選へ出場する道が開けた。同選手は徴兵に応じる義務があるが、これを延期できる可能性がある。モナコに移籍した際に兵役を先送りにし、国民からは非難が高まっていた。

KFAのファンボ・カン技術委員長は「パクは兵役をパスしようとしているのではない。ただ、先に延ばすことを望んでいるだけだ」と話した。

「誰もが、パクが代表チームに必要だということに同意している」

「パクが謝罪を口にして、ゴールで埋め合わせをすれば、何も問題はないと私は思う」

韓国代表は6月8日、カタールとの試合でW杯アジア最終予選をスタートさせる。
提供:goal.com

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