韓国代表、W杯予選へブラジル人FWの帰化を検討

2012.05.09 16:50 Wed
KFA(韓国サッカー協会)は、Kリーグの全北現代でプレーするブラジル人FWエニーニョを帰化させる考えがあることを明かした。同協会は、6月から始まるW杯アジア最終予選で起用する考えがあるようだ。

KFAのイ・ウォンジェ・プロモーションディレクターは、「(韓国代表監督の)チェ・ガンヒとエニーニョは、ともに市民権を得ることを望んでおり、我々はそのための適切な方法を探している」と話した。

「現在、韓国には多くの、さまざまな国籍からなる家族がある。だから、もしもすべてが計画どおりに進めば、エニーニョはW杯予選でプレーできると思う」

エニーニョは2003年に初めてKリーグでプレーした。ブラジルに一度は帰ったが、07年に大邱への加入で韓国へ戻り、09年からは全北現代で活躍している。この数年、Kリーグで最高の外国人選手であり、キック精度と技術の高さには定評がある。14年のW杯がブラジルで行われることも、エニーニョの気持ちを後押ししているようだ。

韓国はこれまでにも、かつて甲府に所属したモンテネグロ人FWラドンチッチを帰化させようとしたが、一時期日本でプレーしたため、5年連続してKリーグでプレーするという条件をクリアできず、帰化が認められなかった。その後、帰化申請は取り下げられている。

韓国国内でも、このエニーニョの帰化については賛否が真っ二つに分かれているが、エニーニョの実力と年齢などを考慮して、反対意見の方がやや強い印象だという。


提供:goal.com

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