エムレ:「僕はスアレスとは違う」

フェネルバフチェに所属するトルコ代表MFエムレ・ベロゾグルが、人種差別発言を否定した。同選手は、「ルイス・スアレスとは違う」と述べている。

エムレは15日に行われたトラブゾンシュポル戦で、相手のコートジボワール代表MFディディエ・ゾコラと衝突があった。ゾコラは、エムレが試合中に人種差別発言をしたとしている。試合後にエムレは、人種差別発言を認めるようなコメントを残したが、これは誤解だったと説明。トルコ『Hurriyet』で、弁明した。

エムレは試合後、テレビ番組にコメントを求められた際、司会者の言っていることを正確に把握していなかったそうだ。

「僕は車の中にいて、何について聞かれているのか、ちゃんと分かっていなかった。ゾコラをののしったのかと聞かれたと思ったから、『イエス』と答えたんだ。でも、人種差別をしたなんて話すつもりはなかった。僕は絶対に(黒人に対する差別用語を)言っていない。僕は、人種差別なんて認めない人間だ」

「僕は個人的に、トルコ人であることで差別されたこともあるし、宗教でひどいことを言われたこともある。アルティントップ兄弟なら、知っているはずだよ」

エムレは、マンチェスター・ユナイテッドのフランス代表DFパトリス・エブラに対する人種差別発言で長期の出場停止となったリバプールのウルグアイ代表FWルイス・スアレスを引き合いに出した。

「スアレスは、4、5回もエブラに汚い言葉を発した。僕は急にスアレスと同じポジションに立たされたんだ。でも、ゾコラと口論があったとしても、ほんの少しのことだった」

エムレは、この問題で2試合の出場停止を言い渡された。ただし、人種差別による処分ではないそうだ。
提供:goal.com