アッレグリ:「スクデットの行方はまだ分からない」

2012.04.10 15:47 Tue
ミランは10日、セリエA第33節でキエーボと敵地で対戦する。前節で首位から陥落したマッシミリアーノ・アッレグリ監督だが、タイトル争いは終わっていないと強調した。

7日のフィオレンティーナ戦に敗れ、ユべントスを勝ち点1差で追う立場になったミラン。チャンピオンズリーグ(CL)でベスト8敗退に終わり、リーグ戦でも2試合白星なしと、昨季のイタリア王者は終盤戦を前に窮地に立たされている。

だが、アッレグリ監督は前日会見で次のように述べ、連覇の可能性は十分にあると主張した。

「まだまだ分からない状態だ。我々は最後まで戦う。運命を手にしているのはユーベだが、彼らだって無敵じゃない。我々が追う立場になるのも、初めてじゃないしね。ユーベが有利? 確かに彼らが上にいるが、ウチがリードしていたこれまでも、彼らに優勝のチャンスは十分にあると言われていた。ならば今、同じことが我々に言えるだろう。何も危険にはさらされていない」

「ユーベが無敗? 彼らは上手くやってきたね。だが、絶対に負けないというわけじゃないんだ。まだ7試合が残っている。我々のビハインドは1ポイントだけだ。もちろん、自分たちが上にいる方が良いけど、まだやれるはずだよ」

それでも、フィオレンティーナ戦での黒星は、ミランを取り巻く雰囲気を悲観的にさせている。

「それは良くないことだ。言い訳にしてはいけないが、負傷があったし、フィオレンティーナ戦では暑さやCLでの疲労もあった。だが、失敗をしてしまった今、我々はリスタートしなければいけない。ミランは素晴らしいシーズンを過ごしている。数字がそれを示しているよ」

2連勝中のキエーボは、勝ち点を42とし、残留をほぼ確実としている。だが、アッレグリ監督は次のように述べ、重要な一戦で勝利が必要だと強調した。

「明日の試合は非常に重要だ。ビッグパフォーマンスが必要となる。キエーボは良いチームだ。すでに残留を決めてモチベーションが落ちている? いや、まったくそうは思わない。本当に残留を確実にするには、まだもう少し(勝ち点が)必要なはずだからね」

提供:goal.com

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