森保一監督、「日本のつなぐ力」でW杯頂点目指す! “最高の景色”へのヒントは「リレー」「パシュート」

2026.01.01 08:00 Thu
©サッカーキング
FIFAワールドカップ26開幕まで約半年。2018年9月から指揮を執る森保一監督のもと、日本代表は“最高の景色”を目指し、いよいよ勝負の2026年を迎える。

昨年3月のバーレーン代表戦に勝利し、開催3カ国を除いて世界最速でW杯出場権を獲得。7勝2分け1敗・30得点2失点と圧倒的な強さでアジア最終予選を駆け抜けたが、森保監督は「日常から世界のトップで戦っている選手たちなので、アジアを勝って当たり前と思われるかもしれないですけど、いろいろな予選の環境を考えると、ボタンの掛け違えが少しでもあれば全く違う結果になっていた」と改めて振り返る。

W杯出場決定後の記者会見では、目標を「優勝」に設定したことを表明。9月以降のインターナショナルマッチウィークでは、W杯出場経験国を相手に力試しを続けてきた。10月のブラジル代表戦では、2点ビハインドを跳ね返し、歴史的初勝利を挙げている。森保監督が称えたのは、選手たちの「メンタリティ」の部分。「ブラジル戦は前半0-2で終わり、気持ちが切れてさらに失点を重ねてもおかしくはなかった。『悪い時間はある』というところから、耐えながら少しずつ改善していく」姿勢を高く評価した。そのひたむきな姿勢は、優勝を目指すW杯につながると力説する。
「今の選手たちは『厳しいけど勝とう』とか『どこかで勝つチャンスはある』と思いながら、おそらく戦ってくれているので、苦しい時間帯でも乗り切れる。アジア最終予選は当たり前に勝てたと思われるかもしれませんが、相手がワンチャンスを狙ってきて、やられてもおかしくないようなシーンもあった。そういったところを耐えながら、勝ちに持っていける流れを掴むことができたと思います。直近のパラグアイ戦やブラジル戦にしても、苦しい時間帯はあったけど、最後まで耐えながらやり続けてくれました。勇気を持ってアグレッシブに行く部分と我慢強く耐える部分。両方をやり続けて戦い抜いてくれているので、勝つチャンスがあるのだと思います」

W杯まで残された時間は多くないが、日本人選手最大の武器として「最後にチームとして戦える。これは絶対的にある」と自信を示す。加えて「あとは本当にどれだけの選手たちが所属クラブで力を上げてくれるか」と森保監督は語った。W杯優勝への“ヒント”として、森保監督は陸上の「リレー」とスケートの「パシュート(※3人で隊列を作り、最後尾の選手がゴールしたタイムを争う団体種目)」を挙げた。いずれもチーム力が問われる団体競技から、世界で勝つためのヒントを得ているという。
「(日本人選手が)100メートル走でメダルを取ることはまだ難しいかもしれませんが、多くの選手が9秒台に入っていて、リレーになるとメダルを取れるようになる。日本のつなぐ力というのは、すごくヒントかなと思っています。サッカーにおいても日本人選手たちは世界的な水準まで上がってきています。ただ、まだトップレベルのモンスターはたくさんいる中、そこまでは行けていない。でも、高い水準の中でやっていて、あとはチームで戦っていく。規律や連携・連動で超えて行ける領域には来ているのかなと思っています」

規律と連動、そして日本が世界に誇る「日本のつなぐ力」。それらが一つになった時、日本はどんな強敵をも凌駕できる。それこそが、“最高の景色”を見るための絶対条件だ。

取材・文=三島大輔(サッカーキング編集部)
※2025年12月17日取材実施

出典:https://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20260101/2104671.html


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