興國、浜松開誠館との激闘を制す! 新潟内定の松岡敏也が先制弾、PK戦ではGK岩瀬颯が躍動

2025.12.31 16:00 Wed
©サッカーキング
第104回全国高校サッカー選手権大会・2回戦が31日に行われ、興國(大阪)と浜松開誠館(静岡)が対戦した。

両チームともに、29日に行われた1回戦を制して2回戦の舞台に辿り着いた。6大会ぶり2回目の出場となる興國は、1回戦で帝京大可児(岐阜)を2-0で撃破。一方、夏の全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会(インターハイ)に続いて、激戦区の静岡県予選を制した浜松開誠館は、3大会ぶり3回目の選手権出場。1回戦では九州文化学園(長崎)を破っていた。

そんな両チームの一戦は、序盤の2分に動く。興國はキックオフ直後のプレーで敵陣右サイドへ侵入し、スローインを獲得すると、竹村咲登はロングスローを放り込む。浜松開誠館のGK吉田壮馬は相手と競り合いながらボールをキャッチしようとしたが、収めることができず、こぼれ球を松岡敏也が押し込む。来季のアルビレックス新潟入りが内定している松岡敏也の得点で、興國が先手を取った。
その後は浜松開誠館もシュートに持ち込む場面を増やしていったが、興國ゴールを脅かすには至らない。対する興國は22分、GK岩瀬颯のパントキックを起点とした素早い攻撃でビッグチャンスを作り出す。左サイドでボールを受けた安田光翔がスピードに乗り、相手を振り切ってボックス内まで持ち運んだが、角度のないところから放った一撃はGK吉田壮馬に阻まれた。

興國の1点リードで後半へ折り返すと、浜松開誠館の反撃が結実。58分、ペナルティエリア手前で間渕壱咲がセカンドボールを拾うと、ボールを引き取った古橋藍伍が左足でミドルシュート。ここはブロックされたが、こぼれ球を拾った岡田瑛太が冷静にスルーパスを通し、ボックス左に走り込んだ間渕壱咲が、相手の股を抜く技ありのシュートを流し込んだ。
タイスコアに戻ってからは一進一退の攻防が続いたが、次の1点は生まれず、試合の決着はPK戦に委ねられる。先攻の浜松開誠館は、1人目キッカーの水野斗葵の放ったシュートがGK岩瀬颯にストップされる。以降は両チームが成功させていき、浜松開誠館3人目の濱中伊吹のキックは、左ポストに当たってGK岩瀬颯がキャッチ。興國の3人目松岡敏也のシュートはGK吉田壮馬に触られながらも、キックの勢いが勝ってゴールに吸い込まれると、浜松開誠館4人目の髙橋成のキックは枠を捉えきれず。この結果、興國が3-1でPK戦を制した。

勝利した○は2026年1月2日、3回戦で東福岡(福岡)と対戦する。

【スコア】
興國 1-1(PK戦:3-1) 浜松開誠館

【得点者】
1-0 2分 松岡敏也(興國)
1-1 58分 間渕壱咲(浜松開誠館)

出典:https://www.soccer-king.jp/news/japan/highschool/20251231/2108313.html


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