昇格組の千葉、“10番”のMF横山暁之が横浜FCへ完全移籍「J1へのチャレンジができるのに…」

2025.12.26 12:00 Fri
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横浜FCは26日、ジェフユナイテッド千葉からMF横山暁之が完全移籍加入することを発表した。背番号は「26」に決まっている。

横山は1997年3月26日生まれの現在28歳。東京ヴェルディのジュニアユース、ユース、北陸大学を経て、2020年に当時J3リーグを戦っていた藤枝MYFCでキャリアをスタートさせた。2年目の2022シーズンはJ3リーグで31試合出場13得点を記録し、藤枝のJ2初昇格に貢献。翌シーズンは藤枝の“10番”を背負って戦い、シーズン終了後には千葉へ完全移籍した。

千葉でも2年目の今シーズンより背番号10を託された。2025明治安田J2リーグでは30試合出場3ゴールをマーク。シーズン前半戦は不動の中盤として千葉の躍進を支え、17年ぶりとなるJ1復帰に貢献していた。
2年間を過ごした千葉を離れることが決まり、横山はクラブを通して率直な思いを告白。ファン・サポーターへの感謝とともに、決断の背景を明かした。

「ジェフユナイテッド市原・千葉に関わる全ての皆様、J1昇格おめでとうございます!!最高のスタジアムの雰囲気を作ってくれたサポーターのおかげで、僕たちはあんなにもアグレッシブにプレーできました。来年もその力は必ずチームの力になります。本当に最高のチームでした」
「慶行さんのもと、チームとしてあるべき姿・目指す方向が明確で、それに向かってどの立場の選手も全員がそれぞれの役割を感じ取り、お互いがお互いの努力を見て自分もチームのためにもっと動こうと努力できるチームです。それは簡単な事ではないです。最高のチームメイトの言動に勇気をもらい、僕も最後までチームのために頑張る事ができ、この2年間多くを学び、大きく成長できました」

「そして、そんなみんなと共に、大学を卒業しフリーターだった僕がJ1へチャレンジできる。そう思っていたからこそ、この決断にあたって相当悩みました。J1へのチャレンジができるのに、今はしない選択が正しい事なのか。最後まで迷いましたし、こういう決断をせざるを得ない事に、強く悔しさを感じています」

「ただ、ここでJ1へ行かなければ今後行けないのか。そんな事はないです。今後の自分のキャリアをしっかり見据えた上で、ここで学んだ事を活かして、新しい場所にチャレンジし、僕はまたここから這い上がります。来年J1で躍進するジェフの姿を見る度に、そこに自分がいない悔しさをエネルギーに変えます」

「この最高の1年に昇格の力に少しでもなっていたのなら嬉しいです。昇格の物語を振り返る中で、チームの一員として闘った事実が、皆さんの記憶のどこかに残っていれば幸せです。本当にありがとうございました」

また、新天地となる横浜FCを通しては、「初めまして。横山暁之です。どんな状況でも全力を尽くし、創造性を持ってプレーし、見てくださる方々がワクワクするサッカーを届けられるよう戦います。よろしくお願いします!」と意気込んだ。

千葉は2025明治安田J2リーグを3位で終えたあと、明治安田J1昇格プレーオフ2025を勝ち抜き、17年ぶりのJ1復帰が決定。一方、横浜FCは2025明治安田J1リーグを降格圏の18位で終え、来季からの1年半はJ2リーグに身を置くことが決まっている。なお、横浜FCの新監督就任が決まっている須藤大輔氏とは、藤枝時代以来の“タッグ結成”となる。

出典:https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20251226/2103566.html


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