パリ労働裁判所がPSGに111億円支払いを命令…エンバペの給与&ボーナス未払いを巡る訴訟で判決
2025.12.17 00:00 Wed
パリ労働裁判所は16日、パリ・サンジェルマン(PSG)に対し、レアル・マドリードに所属するフランス代表FWキリアン・エンバぺへ約6100万ユーロ(約111億円)の支払いを命じる判決を下した。同日、フランス『RMCスポーツ』が報じている。
エンバぺは2024年夏に(PSG)からレアル・マドリードへフリー移籍を果していたが、2024年4月からPSGとの契約満了日となる同年6月30日までの給料とボーナスが未払いだとして、同選手はPSGに支払いを要求。PSGとしてはフリー移籍をする際にエンバペが賃金を放棄することで口頭での紳士協定を結んでいたことから、支払いを拒否する姿勢を示していた。
その後、エンバぺはフランスプロサッカーリーグ連盟(LFP)に提訴し、LFPの法務委員会はPSGに給与とボーナスの滞納として5500万ユーロ(約100億円)を8日以内に支払うように命令。しかし、LFPの裁定には拘束力がないため、法廷で争われていた。
そして『RMCスポーツ』は、「パリ労働裁判所はPSGに対し、エンバぺへ約6100万ユーロの支払いを命じる判決を下した」と報道。「PSGの請求は全面的に棄却されたとし、裁判所は判決の全文をPSGのクラブサイトに1カ月間掲載するように命じた」とも伝えられている。
さらにフランスメディアは『ル・パリジャン』は今回の裁判でエンバぺの弁護士を務めたフレデリック・カセロー氏のコメントを紹介。同氏は「この判決は約束は守らなければならないという確固たる事実を裏付けるものです。プロサッカー界においても、労働法はすべての人に適用されるというシンプルな真実を再確認しました」と述べている。
エンバぺは2024年夏に(PSG)からレアル・マドリードへフリー移籍を果していたが、2024年4月からPSGとの契約満了日となる同年6月30日までの給料とボーナスが未払いだとして、同選手はPSGに支払いを要求。PSGとしてはフリー移籍をする際にエンバペが賃金を放棄することで口頭での紳士協定を結んでいたことから、支払いを拒否する姿勢を示していた。
その後、エンバぺはフランスプロサッカーリーグ連盟(LFP)に提訴し、LFPの法務委員会はPSGに給与とボーナスの滞納として5500万ユーロ(約100億円)を8日以内に支払うように命令。しかし、LFPの裁定には拘束力がないため、法廷で争われていた。
さらにフランスメディアは『ル・パリジャン』は今回の裁判でエンバぺの弁護士を務めたフレデリック・カセロー氏のコメントを紹介。同氏は「この判決は約束は守らなければならないという確固たる事実を裏付けるものです。プロサッカー界においても、労働法はすべての人に適用されるというシンプルな真実を再確認しました」と述べている。
なお、同メディアはエンバぺがこの件で、総額2億6300万ユーロ(約478億円)の賠償を要求し、PSGはクラブに対するイメージのき損や、契約に関する隠ぺいなどを理由に総額4億4000万ユーロ(約800億円)の“反撃請求”をしていたことも明かしている。
出典:https://www.soccer-king.jp/news/world/esp/20251216/2100688.html
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