攻撃陣の復帰と同時に守備陣に負傷者続出…頭を悩ますアルテタ監督「非常に危険な悪循環」

2025.12.10 20:00 Wed
©サッカーキング
アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が度重なる主力の負傷離脱について言及した。9日、イギリスメディア『BBC』がコメントを伝えている。

今夏の大型補強も奏功し、22年ぶりの優勝を目指すプレミアリーグで首位に立っているアーセナル。チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズでもここまで無傷の5連勝を飾っており、3シーズン連続の決勝トーナメント進出を大きく手繰り寄せている。

順調な滑り出しとなったアーセナルだが、ミケル・アルテタ監督の頭を悩ませているのが相次ぐ主力の負傷離脱だ。スウェーデン代表FWヴィクトル・ギェケレシュやブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリ、ノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーアらは復帰したが、今度は守備陣に負傷者が続出。ブラジル代表DFガブリエウ・マガリャンイス、フランス代表DFウィリアン・サリバ、U-21スペイン代表DFクリスティアン・モスケラが戦列を離れている。
現地時間10日に行われるクラブ・ブルッヘとのCLリーグフェーズ第6節では、ベルギー代表FWレアンドロ・トロサールとイングランド代表MFデクラン・ライスも欠くことに。なかなかベストメンバーを組めない現状についてアルテタ監督は次のようにコメントしている。

「当然ながら選手を欠くことで、他の選手に負担がかかっている。これは非常に危険な悪循環だ。一部の選手は2シーズンで合計150試合以上に出場しているため、負荷がかかりすぎている。何度も何度も同じことを要求し続けているうちに、いずれ彼らは限界に達してしまうだろう。これは我々が常に注視している問題であり、多くの選手が欠場している中で過密日程をこなし、さらなる負傷を招いている」
負傷者続出の一因として、近年の欧州サッカー界で問題となっている試合数の増加による過密日程に触れたアルテタ監督。「医療面など、我々が取り組んでいることには満足しているが、時には運も味方につける必要がある」と強調した。

なお、アルテタ監督はライスやサリバ、トロサールの状態について「デクランはアストン・ヴィラ戦後にかなり具合が悪かったので、同行することができなかった。ウィリアムもまだ出場できない。レオ(トロサール)は負傷していた箇所を痛めてしまった。長くはかからないと思うが、残念ながらここに来ることはできなかった」と明かしている。

近年はプレミアリーグの優勝争いに加わりながらも、毎年のように主力選手の負傷離脱が相次ぎ、タイトルを逃してきたアーセナル。センターバック(CB)の負傷離脱が続く中、リーグ戦ではここ4試合で1勝2分1敗とやや勢いに陰りも見られるが、この難局を乗り切ることができるだろうか。

出典:https://www.soccer-king.jp/news/world/eng/20251210/2097710.html


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