JFLの滋賀が撃ち合い制す、県内初のJリーグ入りに王手…沼津はホームの第2戦で逆転目指す

2025.12.07 20:01 Sun
©サッカーキング
J3・JFL入れ替え戦の第1戦が7日に行われ、レイラック滋賀とアスルクラロ沼津が対戦した。

滋賀は2025シーズンの第27回日本フットボールリーグ(JFL)を、Honda FCに次ぐ2位で終えた。理事会を経てJリーグ入会を条件付き承認されていたが、順位以外の入会要件もきっちりと達成。滋賀県初のJリーグクラブ誕生へ向け、今回の入れ替え戦に臨む。

対する沼津は、2025明治安田J3リーグで苦しい日々を過ごしてきた。9月には中山 雅史前監督が退任し、ヘッドコーチの鈴木 秀人氏が指揮官に“昇格”したが、最下位を抜け出すことはできず。入れ替え戦を制し、2017シーズンから続くJリーグでの戦いを維持させることはできるか。
J3・JFL入れ替え戦はホーム&アウェイ方式で行われ、第1戦は滋賀の本拠地『平和堂HATOスタジアム』でキックオフ。試合は開始直後の3分に動く。滋賀が右コーナーキックを獲得すると、小泉隆斗が左足でボールを入れ、ペナルティエリア内のセカンドボールに西山大雅がいち早く反応。豪快な右足シュートを突き刺し、滋賀が先手を取った。

沼津も簡単には引き下がらない。13分、徳永晃太郎がピッチ中央から浮き球のボールを供給すると、ペナルティエリア手前で鈴木拳士郎がボールを収める。落としを受けた白輪地敬大が冷静に右足で流し込み、試合は振り出しに戻った。
滋賀は23分、またも右コーナーキックの場面で、ロメロ・フランクがヘディングシュートを沈め、再び1歩前に出る。このまま後半へ折り返すと、滋賀の1点リードで時計の針が進んだが、74分には沼津のベテランストライカーが躍動。左サイドの連携で高い位置へ抜け出した沼田航征がクロスボールを送ると、途中出場していた川又堅碁が頭でねじ込み、遂に沼津が同点に追いついた。

だが、ホームの大声援を背に勝ち越しを狙った滋賀は81分、ペナルティエリア手前の位置でのセカンドボール回収から、ボックス内で浮き球のパスを受けた人見拓哉が左足を振り抜く。このシュートはGKジローン・ゲギムに弾き出されたが、こぼれ球を三宅海斗が仕留め、滋賀が3-2と勝ち越して第1戦を終えた。

第2戦は14日、沼津の本拠地『愛鷹広域公園多目的競技場』で14:00にキックオフを迎える。

【スコア】
レイラック滋賀 3-2 アスルクラロ沼津

【得点者】
1-0 3分 西山大雅(レイラック滋賀)
1-1 13分 白輪地敬大(アスルクラロ沼津)
2-1 23分 ロメロ・フランク(レイラック滋賀)
2-2 74分 川又堅碁(アスルクラロ沼津)
3-2 81分 三宅海斗(レイラック滋賀)

出典:https://www.soccer-king.jp/news/japan/japan_other/20251207/2096392.html


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