森保一監督、欧州2カ国との対戦決定も“信念”強調「優勝を目指して戦う目標を共有できている」

2025.12.06 08:01 Sat
©サッカーキング
2026年6月に北中米で幕を開ける『FIFAワールドカップ26』の組み合わせ抽選会が日本時間6日、共同開催国であるアメリカ・ワシントンD.C.の『ジョン・F・ケネディ・センター』で行われた。ワールドカップ(W杯)優勝を目標に掲げる日本代表はグループFに入り、オランダ代表、チュニジア代表、欧州プレーオフBの勝者(ウクライナ代表/ポーランド代表/スウェーデン代表/アルバニア代表)と対戦することが決まった。

今回の抽選結果を受け、日本代表を率いる森保一監督は「非常に厳しいグループに入ったと思います」とコメント。「対戦国はどこも強い国ですし、ひとつはプレーオフからまだ決定はしていないですけど、どの国もヨーロッパで普段から激しい戦いをしているチームが上がってくる。非常に厳しいグループになったと思う」と胸の内を明かしている。

また、前回のカタール大会に続いてヨーロッパ2カ国と同居した点に対しては、「ヨーロッパは日常から厳しい戦いを繰り広げている大陸。力のあるチームが非常に多いので、厳しいグループだと思う」と説明。続けて、「チュニジアも予選では負けなし(アフリカ予選:9勝1分)で、失点0できているチーム。非常に守備が堅く、試合巧者というところ。どの3チームになっても厳しい戦いになる」と対戦国への印象を語った。
なお、今回の抽選結果により、日本代表は2010年の南アフリカ大会で敗れたオランダ代表との“再戦”が決定。森保監督は、「世界トップトップの力を持っている国。W杯はまだ獲ったことがないチームだとは思いますけど、決勝にも進んでいるチーム」と警戒を口にしている。

さらに、本大会に向けた対策を問われると、「まだ分析はしていないので、印象ということでしか言えない」と前置きしつつ、「まずは相手の国というよりも、自分たちがどんな戦いをしても力を発揮して相手を上回っていく」と主張。「我々を主体的に考えた中で、自分たちの力を100パーセント発揮することをしっかり考えながら相手の対策を今後していきたい」と意気込みを示した。
3カ国開催による長距離移動や時差への懸念については、「常に最善の準備をして、目の前の試合で全力を出し切って勝利を目指すという戦いをこれまでもしてきた」と回想。「今回もW杯という舞台ですけど、一戦一戦最善の準備をする、全力を尽くすということ。このW杯でもこれまでやってきたことを自信を持って、良い準備をして勝利のために戦うということをやっていきたい」と自身の哲学を説いている。

一方、世界最速で本大会行きを決めたポイントを「我々にとっての“アドバンテージ”」と表現。「アメリカ・カナダ・メキシコといろんなところで試合をする想定の準備はすでに進められている」と述べながら、「すでにオランダとチュニジアに関してはフィックスできたと連絡は来ている。我々の分析スタッフ・コーチングスタッフは準備を進めてくれているなと。心強い限りです」と笑顔を見せた。

インタビューの最後には、「選手たちは激しいW杯の候補争いを勝ち抜いてもらうため、日常の自チームの活動の中で存在感を発揮してもらえるように、少しでもレベルアップして日本代表の戦力になってもらいたい」と要望。「我々はW杯で優勝を目指して戦う目標を共有できている。簡単に目標達成はできないが、必ずできるという信念を持って準備をして戦いに挑む」と意気込んだ。

出典:https://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20251206/2095291.html


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