甲府の38歳MF柏好文が現役引退、広島ではJ1&ルヴァン杯制覇「この2つのクラブのユニフォームを着て…」

2025.11.28 20:00 Fri
©サッカーキング
ヴァンフォーレ甲府は28日、同クラブに所属するMF柏好文が、2025シーズンをもって現役を引退することを発表した。

柏は1987年7月28日生まれの現在38歳。山梨県の出身で、韮崎高校、国士舘大学を経て、2010年に甲府へ入団した。2012シーズンには主力としてJ2リーグ41試合4得点を記録し、甲府のJ2優勝およびJ1昇格に貢献。2014年にサンフレッチェ広島へ完全移籍すると、加入2年目の2015シーズンには、30試合に出場して4得点を挙げ、J1リーグ優勝も経験した。

広島では11シーズンにわたって活躍を続け、2022シーズンにはJリーグYBCルヴァンカップ制覇にも貢献。昨季限りで広島との契約が満了を迎えると、今季は12シーズンぶりに古巣の甲府へ復帰していた。今年1月には『Vogt-小柳-原田病』と診断され、甲府帰還1年目の今季は病と闘ったシーズンとなっていたが、今月23日に行われた2025明治安田J2リーグ第37節カターレ富山戦(●0-1)の77分からピッチに立ち、今季初出場を果たしていた。
これまで、J1リーグ通算で350試合出場32得点、J2リーグ通算で58試合出場5得点を記録した柏。今季限りでスパイクを脱ぐ決断を下し、甲府を通して、次のようにコメントを発表した。

「この度、契約満了により、今シーズンをもってプロサッカー選手を引退することになりました。ヴァンフォーレ甲府では、地元である山梨の地でプロとしてキャリアをスタートさせていただき、現役生活の最後にこのクラブで引退できたことを嬉しく思います」
「そして、今年1年は病と闘い、それを乗り越えピッチに戻ったときのスタジアムの歓声や声援は忘れることはありません。改めて故郷でプレー出来た喜び、そしてみなさんの愛情を強く感じました」

「サンフレッチェ広島ではJリーグ制覇、ルヴァンカップ優勝と2度のタイトルを経験させていただきました。優勝したときの感動、チャンピオンシップでのゴール、広島最後の試合での横断幕、この先も忘れることはありません。かけがえのない11年間をありがとうございました」

「この2つのクラブのユニフォームを着てプレーできたことを誇りに思います。たくさんの人に恵まれ幸せなキャリアを送ることができました!16年間本当にありがとうございました」


【ハイライト動画】病との闘いを乗り越えた柏が富山戦で今季初出場!


出典:https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20251128/2092567.html


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