J1は次節にも優勝チーム決定の可能性…首位・鹿島は勝利&柏黒星で9年ぶり9度目のリーグ制覇

2025.11.28 16:00 Fri
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2025明治安田J1リーグも、残すところ2試合となった。第36節終了時点で、アルビレックス新潟、湘南ベルマーレ、横浜FCの降格が決まったが、優勝争いは未だ決着がついていない。今節の結果次第では、首位に立つ鹿島アントラーズの優勝が決まる可能性がある。

ここまで21勝7分8敗を記録し、勝ち点「70」を積み上げて首位に立つ鹿島については、今節終了時点での優勝決定条件が非常にシンプルだ。必須となるのは、30日に敵地で行われる次節の東京ヴェルディ戦を白星で終えること。その上で、他会場で柏が敗れると、1試合を残して、9シーズンぶり9度目のJ1リーグ優勝が決まる。

そんな鹿島を勝ち点差「1」で追いかける柏は、ここまで19勝12分5敗を記録。次節は30日、アルビレックス新潟とのアウェイゲームが控えているが、同試合を勝利で終えようとも、次節終了時点で優勝が決まる可能性はなく、歓喜の瞬間は最終節まで待たなければならない。
柏は12月6日にホームで控えた第38節(最終節)FC町田ゼルビア戦を含めて2連勝を達成した上で、鹿島が2連勝を逃した場合、つまり1勝1分以下の成績で終えた場合は、最終節終了時点で、14シーズンぶり2度目のJ1リーグ制覇が決定。柏が残り2試合で勝ち点「4」を積み上げた場合は、鹿島が2試合で勝ち点「2」以下、つまり2試合を未勝利で終えた場合、優勝を手にすることができる。柏が「4」を積み上げた上で、鹿島が残る2試合を1勝1敗で終えた場合(勝ち点「3」の獲得)は、得失点差での争いとなる。

一方で、柏が次節、もしくは最終節のどちらか一方のみでしか白星を手にできなかった場合、残り2試合で積み上げられる勝ち点は「3」。このケースだと、鹿島が2試合で1分1敗以下の成績(勝ち点「1」の獲得)にとどまらなければ、勝ち点で上回ることはできない。鹿島が2連続ドロー(勝ち点「2」の獲得)となった場合、得失点差での争いとなる。
さらに、柏が次節と最終節の2試合を連続ドローで終えた場合、鹿島が2連敗を喫した場合、優勝が決定。鹿島が勝ち点「1」を積み上げ、残る2試合を1分1敗で終えた場合は、得失点差で鹿島を上回ることが必須となる。柏が1分1敗の成績で終えたケースでは、鹿島が2連敗を喫した上で、得失点差での勝負となる。

なお、現時点で鹿島の得失点差は「25」、柏の得失点差は「23」。両者の間には「2」の開きがあるが、残る試合で逆転することも十分に可能な数字。果たして、今季のJ1のタイトルを手にするクラブは、鹿島と柏、どちらとなるだろうか。

■2025明治安田J1リーグ第37節優勝決定条件
▼鹿島アントラーズ
・勝利&柏レイソルが黒星

■2025明治安田J1リーグ残り2試合での優勝決定条件
▼鹿島アントラーズ
・2連勝
・1勝1分&柏が1勝1分以下
・1勝1敗&柏が1勝1分以下→柏が1勝1分の場合は得失点差で決定
・2分&柏が1勝1敗以下→柏が1勝1敗の場合は得失点差で決定
・1分1敗&柏が2分以下→柏が2分の場合は得失点差で決定
・2敗&柏が1分1敗以下→柏が1分1敗の場合は得失点差で決定

▼柏レイソル
・2連勝&鹿島が1勝1分以下
・1勝1分&鹿島が1勝1敗以下→鹿島が1勝1敗の場合は得失点差で決定
・1勝1敗&鹿島が2分以下→鹿島が2分の場合は得失点差で決定
・2分&鹿島が1分1敗以下→鹿島が1分1敗の場合は得失点差で決定
・1分1敗&鹿島が2連敗→得失点差で決定


【ハイライト動画】鹿島、柏はともに前節白星




出典:https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20251128/2092461.html


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