「僕が頭の中で見続けた夢を叶えたかった」 ハフィーニャ、チェルシーに“ノー”を突きつけたあの夏を回顧

2025.11.25 20:00 Tue
©サッカーキング
バルセロナに所属するFWハフィーニャが、チャンピオンズリーグ(CL)第5節チェルシー戦に向けた、前日会見に出席した。24日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

昨シーズンに、キャリアハイの大活躍を見せたハフィーニャ。しかし、今シーズンは序盤戦からハムストリングのケガにより、約2カ月間の戦線離脱を経験。それでも、22日に行われたラ・リーガ第12節アスレティック・ビルバオ戦で、復帰を果たしていた。

そんなハフィーニャは、25日に控えるCL第5節チェルシー戦に向けた前日会見に出席。「チームが僕を必要としてくれる以上に、僕がチームを恋しく思っていた」と離脱中の心境を口にした同選手は、「とても辛い、複雑な時期だった。前にも言ったけど、僕はチームを助けたいと思っている人間だ。この数カ月、プレーできなかったことが辛かった。試合に2カ月も出ていない状態から復帰するのは大変なことで、まずは体力やリズムを取り戻す必要がある。できるだけ早く、コンディションを戻したい」と歯痒く、もどかしく思っていたことを吐露した。
さらに、「常に、ピッチでベストを尽くすことを心がけている」と語ったキャプテンクルーの28歳は、「時々、チームのなかで一番うるさく言っているのは、自分じゃないかなと思うんだ。みんなのサポートを怠ってないからね。ここの選手たちは、最高のプレーをするだけのクオリティを持っている。だからこそ、まずは僕からベストパフォーマンスを発揮しないと。そうすれば、チームにだって同じことを要求できるだろう」と殊勝。続けて、「チームを助けるために僕がすることは、自発的な行動であって、自分がリーダーやキャプテンだと言うことではない。フェルミンの水の件(※)のように、チームが助けを必要としていることが分かったときは、あらゆることに気を配るつもり。ベンチよりも、観客席にいる方が堪えるよ。だって、一緒に戦えないから」と責任感を述べた。

※アスレティック・ビルバオ戦において、フェルミン・ロペスの治療で試合が止まった際に、ベンチにいたハフィーニャがチームメイトに対して、ペットボトルの入ったケースを運んで手渡していた。
そして最後に、3年前の夏を回顧する。バルセロナ移籍を決めたタイミングで、チェルシーからもオファーがあったことについて、ハフィーニャは「自分が何を望んでいるのか、100パーセント明白だったんだ。それは、バルセロナでプレーするという夢を叶えること」としつつ、「どんなときも自分を信じてきたからこそ、今こうしてこのシャツを着ることができている。リーズでのラストマッチを終えた後、バルセロナとチェルシーからオファーがあることは知っていた。あとは、僕が頭の中で見続けた夢を叶えたい、と思ったんだ。他クラブには、目を向けなかったよ」と当時を振り返っている。

ケガが癒え、ようやく“ピッチ”で、“プレー”で大好きなクラブを助けられるハフィーニャ。25日のチェルシー戦では、どのようなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。

出典:https://www.soccer-king.jp/news/world/esp/20251125/2091730.html


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