U17日本代表、3度目のベスト4挑戦も壁越えられず…オーストリアに惜敗しベスト8で大会を終える
2025.11.22 00:00 Sat
FIFA U-17ワールドカップカタール2025の準々決勝が21日に行われ、Uー17日本代表はUー17オーストリア代表と対戦した。
欧州王者のポルトガルと同居したグループステージを首位で通過した日本は、ラウンド32でUー17南アフリカ代表に3-0で勝利すると、ラウンド16ではU-17朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)代表とPK戦にもつれる死闘を繰り広げての勝利となった。1993年、2011年と過去に2度ベスト8まで勝ち上がったことのある日本にとっては、ここで勝利すれば過去最高の成績を残すこととなる。
対するオーストリアは、グループステージを3連勝で首位通過。ラウンド32ではUー17カナダ代表を2ー0で下すと、ラウンド16ではUー17イングランド代表相手に4ー0と圧勝。大会5試合で14得点1失点と強さを見せている。
日本は中2日での連戦が続く中、レッドカードの長南開史(柏レイソル)が出場停止3試合目、元砂晏翔仁ウデンバ(鹿島ユース)は体調不良でメンバー外に。この試合も[3-4-2-1]のシステムを採用し、北朝鮮戦からは5名を変更。藤井翔大(横浜FMユース)、野口蓮斗(広島ユース)、姫野誠(ジェフユナイテッド千葉)、平島大悟(鹿島ユース)、浅田大翔(横浜F・マリノス)が先発に名を連ねた。対するオーストリアは1名のみ変更。FWドミニク・ドビスがラウンド16のイングランド戦で前十字じん帯断裂の重傷を負ってしまい、ニコラス・ジョゼポヴィッチが2トップの一角で起用された。
最初のチャンスは18分。日本は相手のパスをカットすると、こぼれ球を拾った小林志紋が仕掛けてボックス内で横パス。最後は後方から走り込んだ平島がボックス内からシュートを放つが、相手GKダニエル・ポシュの好セーブに阻まれてしまう。22分にはショートコーナーの流れから、リターンを受けた小林志が積極的にシュートを放つが、これはサイドネットを揺らす。
オーストリアは30分にビッグチャンス。日本の背後を狙い、ボックス付近でボールを回すと、最後はジョゼポヴィッチがGK村松秀司と一対一になるが、シュートはブロックしてことなきを得る。32分にもオーストリアはロングボールを送ってくると、風の影響で思うほど伸びずにボックス手前でバウンド。しかし、GK村松が判断よく飛び出してヘディングでクリアしピンチを防いでいく。オーストリアは前半アディショナルタイムにもチャンスを迎えたが、日本はGK村松が接触を恐れずに前に出てブロック。前半はスコアレスで終えることとなった。
日本はハーフタイムで小林志と竹野を下げて、吉田湊海(鹿島ユース)と瀬口大翔(神戸Uー18)を投入し得点を奪いにいく。立ち上がりから積極的にオーストリアゴールにシュートを放っていく中、先にネットを揺らしたのはオーストリア。49分にショートコーナーからパスを受けたヨハネス・モーザーが、ボックス手前から左足でゴール左隅に決めて先制に成功した。
1点ビハインドとなった日本。風上でさらにリードしたオーストリアはアバウトなボールを使いながらカウンターで攻め込むことに。54分にはカウンターからハサン・デシシュクがシュートを放つが、ニアを狙ったボールはGK村松がしっかりと反応してセーブする。
反撃に出たい日本は58分、姫野が右からクロスを入れると、ボックス中央で吉田がフリーでヘッド。しかし、枠を外してしまう。日本は61分に野口蓮斗(広島ユース)を下げて、マギージェラニー蓮(FC琉球Uー18)を起用。攻撃の起点となっていた吉田をボランチに下げ、マギーを入れて高さを前線に作っていく。すると69分にビッグチャンス。日本は少ないタッチでのパス交換で攻め込むと、最後は浅田がボックス内からシュート。良い形で崩したが、ゴールとはならない。
日本は70分に平島を下げて、小林柚希(RB大宮アルディージャU18)を投入し、さらに攻撃のカードを入れ替えることに。圧力をかけていく日本は87分にビッグチャンス。ボックス右からのクロスをファーサイドで吉田が受け、折り返しを浅田が狙うもわずかに合わない。
なんとか1点が欲しい日本だったが後半アディショナルタイムにPKを与えることに。ルーズボールを和田がクリアしようとしたところ相手を蹴ってしまったとしてファウルに。オーストリアはデシシュクがキッカーを務めたが、GK村松が横っ飛びで起死回生のセーブ。
【スコア】
U-17オーストリア代表 1ー0 U-17日本代表
【得点者】
1ー0 49分 ヨハネス・モーザー(オーストリア)
【出場選手】
■U-17日本代表(3-4-2-1)
▼GK
1 村松秀司(ロサンゼルスFC/アメリカ)
▼DF
16 メンディーサイモン友(流経大柏高校)
2 藤田明日翔(川崎F U-18)
4 藤井翔大(横浜FMユース)
▼MF
17 竹野楓太(神村学園高等部)
→HT:20 瀬口大翔(神戸Uー18)
6 野口蓮斗(広島ユース)
→62分:18 マギージェラニー蓮(FC琉球Uー18)
19 和田武士(浦和ユース)
15 姫野誠(ジェフユナイテッド千葉)
8 小林志紋(広島ユース)
→HT:10 吉田湊海(鹿島ユース)
13 平島大悟(鹿島ユース)
→70分:9 小林柚希(RB大宮アルディージャU18)
▼FW
11 浅田大翔(横浜F・マリノス)
欧州王者のポルトガルと同居したグループステージを首位で通過した日本は、ラウンド32でUー17南アフリカ代表に3-0で勝利すると、ラウンド16ではU-17朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)代表とPK戦にもつれる死闘を繰り広げての勝利となった。1993年、2011年と過去に2度ベスト8まで勝ち上がったことのある日本にとっては、ここで勝利すれば過去最高の成績を残すこととなる。
対するオーストリアは、グループステージを3連勝で首位通過。ラウンド32ではUー17カナダ代表を2ー0で下すと、ラウンド16ではUー17イングランド代表相手に4ー0と圧勝。大会5試合で14得点1失点と強さを見せている。
最初のチャンスは18分。日本は相手のパスをカットすると、こぼれ球を拾った小林志紋が仕掛けてボックス内で横パス。最後は後方から走り込んだ平島がボックス内からシュートを放つが、相手GKダニエル・ポシュの好セーブに阻まれてしまう。22分にはショートコーナーの流れから、リターンを受けた小林志が積極的にシュートを放つが、これはサイドネットを揺らす。
風上に立っている日本はボールを保持して試合を進め、中盤のデュエルでも負けずに試合をコントロール。すると28分、左サイドに展開すると姫野の左足クロスを後方から走り込んで飛び込んだ平島がボックス中央でダイレクトシュート。しかし、これもGKがセーブし、日本は得点を奪えない。
オーストリアは30分にビッグチャンス。日本の背後を狙い、ボックス付近でボールを回すと、最後はジョゼポヴィッチがGK村松秀司と一対一になるが、シュートはブロックしてことなきを得る。32分にもオーストリアはロングボールを送ってくると、風の影響で思うほど伸びずにボックス手前でバウンド。しかし、GK村松が判断よく飛び出してヘディングでクリアしピンチを防いでいく。オーストリアは前半アディショナルタイムにもチャンスを迎えたが、日本はGK村松が接触を恐れずに前に出てブロック。前半はスコアレスで終えることとなった。
日本はハーフタイムで小林志と竹野を下げて、吉田湊海(鹿島ユース)と瀬口大翔(神戸Uー18)を投入し得点を奪いにいく。立ち上がりから積極的にオーストリアゴールにシュートを放っていく中、先にネットを揺らしたのはオーストリア。49分にショートコーナーからパスを受けたヨハネス・モーザーが、ボックス手前から左足でゴール左隅に決めて先制に成功した。
1点ビハインドとなった日本。風上でさらにリードしたオーストリアはアバウトなボールを使いながらカウンターで攻め込むことに。54分にはカウンターからハサン・デシシュクがシュートを放つが、ニアを狙ったボールはGK村松がしっかりと反応してセーブする。
反撃に出たい日本は58分、姫野が右からクロスを入れると、ボックス中央で吉田がフリーでヘッド。しかし、枠を外してしまう。日本は61分に野口蓮斗(広島ユース)を下げて、マギージェラニー蓮(FC琉球Uー18)を起用。攻撃の起点となっていた吉田をボランチに下げ、マギーを入れて高さを前線に作っていく。すると69分にビッグチャンス。日本は少ないタッチでのパス交換で攻め込むと、最後は浅田がボックス内からシュート。良い形で崩したが、ゴールとはならない。
日本は70分に平島を下げて、小林柚希(RB大宮アルディージャU18)を投入し、さらに攻撃のカードを入れ替えることに。圧力をかけていく日本は87分にビッグチャンス。ボックス右からのクロスをファーサイドで吉田が受け、折り返しを浅田が狙うもわずかに合わない。
なんとか1点が欲しい日本だったが後半アディショナルタイムにPKを与えることに。ルーズボールを和田がクリアしようとしたところ相手を蹴ってしまったとしてファウルに。オーストリアはデシシュクがキッカーを務めたが、GK村松が横っ飛びで起死回生のセーブ。
【スコア】
U-17オーストリア代表 1ー0 U-17日本代表
【得点者】
1ー0 49分 ヨハネス・モーザー(オーストリア)
【出場選手】
■U-17日本代表(3-4-2-1)
▼GK
1 村松秀司(ロサンゼルスFC/アメリカ)
▼DF
16 メンディーサイモン友(流経大柏高校)
2 藤田明日翔(川崎F U-18)
4 藤井翔大(横浜FMユース)
▼MF
17 竹野楓太(神村学園高等部)
→HT:20 瀬口大翔(神戸Uー18)
6 野口蓮斗(広島ユース)
→62分:18 マギージェラニー蓮(FC琉球Uー18)
19 和田武士(浦和ユース)
15 姫野誠(ジェフユナイテッド千葉)
8 小林志紋(広島ユース)
→HT:10 吉田湊海(鹿島ユース)
13 平島大悟(鹿島ユース)
→70分:9 小林柚希(RB大宮アルディージャU18)
▼FW
11 浅田大翔(横浜F・マリノス)
出典:https://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20251121/2090498.html
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