元ブラジル代表MFオスカルが退院…血管迷走神経性失神で搬送も容体安定、今後のキャリアは不透明

2025.11.18 12:00 Tue
©サッカーキング
サンパウロは16日、元ブラジル代表MFオスカルが退院したことを発表した。

オスカルは現地時間11日、プレシーズンの定期フィットネステストの一環としてエアロバイクに乗っていた際に体調が悪化し、一時的に意識を喪失。現場での処置を経て即座に病院へ搬送され、診断を明確にするための検査が続いていた。

サンパウロはオスカルが退院したことを明かしつつ、病院での検査の結果、同選手が血管迷走神経性失神を起こしていたことが判明したと発表。入院期間中の容体は安定しており、臨床的にも良好な状態だが、今後数日間は医療的休養プログラムに従う予定だという。
アメリカのスポーツ専門チャンネル『ESPN』によると、血管迷走神経性失神とは心拍数と血圧が急激に低下し、脳への血流が一時的に減少して意識を失うことだという。今回の一時的な意識喪失については「起こり得たあらゆる悪いことの中で、最も軽微な出来事だった」と報じている。

ブラジルメディア『グローボ』は、オスカルが抱えている問題は声明を脅かすものではなく、投薬治療も可能で、順調にいけば現役続行も可能なようだ。しかし、今年9月に34歳となった同選手は家族と今後の方針について相談する予定で、現時点では現役引退を決断する可能性が高いという。
サンパウロの下部組織で育ったオスカルは2008年8月にトップチームデビューを飾り、インテルナシオナルを経て2012年夏にチェルシーへ移籍した。在籍した4年半で公式戦通算203試合出場38ゴール31アシストという成績を残し、2度のプレミアリーグ制覇やヨーロッパリーグ(EL)優勝に貢献。中国でプレーした後、今年1月に古巣サンパウロへ復帰し、2025シーズンは公式戦21試合で2ゴール5アシストをマークしていた。

出典:https://www.soccer-king.jp/news/world/southamerica/20251118/2089164.html


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