宮城県代表は未決定のまま選手権組み合わせ決定…代替校出場有無含め「調整中」と高体連関係者

2025.11.17 20:00 Mon
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第104回全国高校サッカー選手権大会の組み合わせ抽選会が17日に行われた。

今回の抽選会では22日に県予選決勝が行われる徳島県代表とともに、宮城県代表が決まっていない状態で行われた。宮城県は2日に県予選決勝が行われ、仙台育英が聖和学園に2-1で勝利していたが、その後、体育会サッカー部での「いじめ重大事態」があったとして、本大会の出場辞退を12日に発表していた。

宮城県の高体連サッカー専門部委員長を務める平賀玄太氏は、抽選会後に取材に応じたが、「前例がないことなので、全て調整しながら、決まりましたら、然るべきところから発表があると思います」と述べるにとどめ、決定権や代替出場校選出の有無、期限などすべて「調整中です」とし、これ以上の回答は現時点でできないとした。また、一部報道で、準優勝となった聖和学園にも今夏に飲酒・喫煙があり、該当部員を除いた選手で県予選を戦ったと報じられたが、このことについても「報道は朝の段階で知りました」としている。
また、全国高等学校体育連盟サッカー専門部長の玉生謙介氏も「具体的にお話できることは、今はないというところです」と平賀委員長と同様の見解を示しつつ、最終的な決定権については「宮城県の方も含め、最終的には高体連と実行委員会で決めることになります」とし、期限についても「想定はしていますが、いろいろと事態によっては左右する部分があるかと思います」として具体的な明言はしなかったものの、決定するラインはあると続けている。

今大会では興国(大阪)でもサッカー部員の飲酒が発覚し、該当部員以外で大会に臨むとされているなど、本大会に関わる学校での部員の問題の発覚と、対応にも差が出ている状況となっているが、玉生部長は「あくまでも学校の判断を尊重して、こちらは受け入れるということでやっております。各学校で辞退、辞退しないが分かれたとしても、それを尊重する形でこちらは進めていきます」とし、高体連として「今後より一層こういうことがないようにという発信、指導を、きちっとやっていきたい」「サッカーだけの問題ではない部分があります。でも、全体を変えるためにサッカーが発信していくことで、全体に少しでも影響、環境が改善できるのであれば、一気に変えることは難しいかもしれませんが、そういった活動をしていきたいと思っています」と話している。

【画像】選手権組み合わせ表


出典:https://www.soccer-king.jp/news/japan/highschool/20251117/2089029.html


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