アイルランド、F組2位でPO進出…後半ATにパロットがハット達成の劇的弾、ハンガリーの夢を打ち砕く
2025.11.17 04:00 Mon
FIFAワールドカップ26欧州予選・グループF最終節が16日に行われ、ハンガリー代表とアイルランド代表が対戦した。
今年9月からはじまったグループFの戦いもいよいよ“最終章”に突入。1986年のメキシコ大会以来、10大会ぶり8度目の本大会出場をめざすハンガリー代表は、ここまで2勝2分1敗を記録し、2位につけている。2勝は最下位のアルメニア代表相手に果たしたもので、ポルトガル代表とアイルランド代表にそれぞれ1分ずつ、そしてポルトガル代表とのホームゲームでは2-3と敗れていた。
対するアイルランド代表は、2002年の日韓大会以来、6大会ぶり4度目の本大会出場を目論んでいる。ここまでの成績は2勝1分2敗。3試合が終了した時点では1分2敗と絶望的な状況に立たされていたが、ここからアルメニア代表、ポルトガル代表を連続で撃破し、勢いに乗って最終節を迎える。
両者の勝ち点差はわずかに「1」で、最終節は2位の座を争う構図となるが、グループFの首位に立つ可能性もわずかながらに残されている。ハンガリー代表の場合は、最終節を勝利した上で、他会場でポルトガル代表がアルメニア代表に敗れると、逆転でグループFの首位へ浮上。一方で、アイルランド代表はポルトガル代表の黒星に加えて、得失点差も求められる状況だ。
2位の座、そして逆転での首位浮上のため、両者ともに勝利のみを求める一戦は、序盤の4分にスコアが動く。ハンガリー代表が左コーナーキックを獲得すると、キッカーを務めたドミニク・ソボスライはショートコーナーを選択。ミロシュ・ケルケズとのパス交換から、ソボスライが低弾道のボールを蹴り込むと、ニアサイドのダニエル・ルカーチがヘディングシュートを沈め、ハンガリー代表が先手を取った。
試合が振り出しに戻った後は、タイスコアのまま時計の針が進んだが、前半も終盤に差し掛かった37分には、次の1点が生まれる。敵陣左サイドで顔を上げたケルケズが、得意の左足でアーリークロスを送ると、中央で待っていたヴァルガ・バルナバーシュは、胸トラップから迷いなく左足を振り抜く。豪快なボレーシュートがゴールに突き刺さり、ハンガリー代表が勝ち越してハーフタイムに突入した。
後半に入ると57分、敵陣でのボール奪取から、スルーパスに抜け出したアダム・イダがループシュートでゴールネットを揺らしたが、ここはオフサイドの判定。以降は拮抗した時間帯が続き、どちらのチームもチャンスを作ったが、次の1点は生まれずに終盤へ入る。
だが、試合はこのままでは終わらない。80分、アイルランド代表は敵陣中央で顔を上げたフィン・アザズが浮き球のスルーパスを送ると、一瞬の動き直しでフリーになったパロットが背後へ飛び出し、ワントラップから右足でループシュートを仕留める。これで試合は再び同点となった。
出場権獲得のためには勝利以外許されないアイルランド代表が、以降は攻撃の勢いを強めたが、次の1点は奪うことができずに後半アディショナルタイムに突入。しかし、ポルトガル代表戦に続いて2ゴールを奪ったストライカーの目は、まだ死んでいなかった。アイルランド代表はゴール前にロングボールを放り込むと、リアム・スケールズが頭で落とし、セカンドボールにパロットがいち早く反応。ダイレクトでシュートをねじ込み、土壇場でアイルランド代表が逆転に成功した。
試合はこのままタイムアップ。他会場でポルトガル代表がアルメニア代表を9-1で破ったため、グループFを首位通過するのはポルトガル代表に決定。劇的勝利を掴み取ったアイルランド代表はグループFの2位に入り、本大会出場を目指して2次予選(プレーオフ)に進む。
【スコア】
ハンガリー代表 2-3 アイルランド代表
【得点者】
1-0 4分 ダニエル・ルカーチ(ハンガリー代表)
1-1 15分 トロイ・パロット(PK/アイルランド代表)
2-1 37分 ヴァルガ・バルナバーシュ(ハンガリー代表)
2-2 80分 トロイ・パロット(PK/アイルランド代表)
2-3 90+8分 トロイ・パロット(アイルランド代表)
今年9月からはじまったグループFの戦いもいよいよ“最終章”に突入。1986年のメキシコ大会以来、10大会ぶり8度目の本大会出場をめざすハンガリー代表は、ここまで2勝2分1敗を記録し、2位につけている。2勝は最下位のアルメニア代表相手に果たしたもので、ポルトガル代表とアイルランド代表にそれぞれ1分ずつ、そしてポルトガル代表とのホームゲームでは2-3と敗れていた。
対するアイルランド代表は、2002年の日韓大会以来、6大会ぶり4度目の本大会出場を目論んでいる。ここまでの成績は2勝1分2敗。3試合が終了した時点では1分2敗と絶望的な状況に立たされていたが、ここからアルメニア代表、ポルトガル代表を連続で撃破し、勢いに乗って最終節を迎える。
2位の座、そして逆転での首位浮上のため、両者ともに勝利のみを求める一戦は、序盤の4分にスコアが動く。ハンガリー代表が左コーナーキックを獲得すると、キッカーを務めたドミニク・ソボスライはショートコーナーを選択。ミロシュ・ケルケズとのパス交換から、ソボスライが低弾道のボールを蹴り込むと、ニアサイドのダニエル・ルカーチがヘディングシュートを沈め、ハンガリー代表が先手を取った。
1点ビハインドとなったアイルランド代表も即座に反撃。15分、背後への飛び出しで自陣からロングフィードを呼び込んだチドジー・オグベネが、胸トラップでボックス内へ持ち込むと、サライ・アティッラに倒される。OFR(オンフィールドレビュー)の結果、このプレーがPKと判定され、トロイ・パロットがゴール左下にシュートをねじ込んだ
試合が振り出しに戻った後は、タイスコアのまま時計の針が進んだが、前半も終盤に差し掛かった37分には、次の1点が生まれる。敵陣左サイドで顔を上げたケルケズが、得意の左足でアーリークロスを送ると、中央で待っていたヴァルガ・バルナバーシュは、胸トラップから迷いなく左足を振り抜く。豪快なボレーシュートがゴールに突き刺さり、ハンガリー代表が勝ち越してハーフタイムに突入した。
後半に入ると57分、敵陣でのボール奪取から、スルーパスに抜け出したアダム・イダがループシュートでゴールネットを揺らしたが、ここはオフサイドの判定。以降は拮抗した時間帯が続き、どちらのチームもチャンスを作ったが、次の1点は生まれずに終盤へ入る。
だが、試合はこのままでは終わらない。80分、アイルランド代表は敵陣中央で顔を上げたフィン・アザズが浮き球のスルーパスを送ると、一瞬の動き直しでフリーになったパロットが背後へ飛び出し、ワントラップから右足でループシュートを仕留める。これで試合は再び同点となった。
出場権獲得のためには勝利以外許されないアイルランド代表が、以降は攻撃の勢いを強めたが、次の1点は奪うことができずに後半アディショナルタイムに突入。しかし、ポルトガル代表戦に続いて2ゴールを奪ったストライカーの目は、まだ死んでいなかった。アイルランド代表はゴール前にロングボールを放り込むと、リアム・スケールズが頭で落とし、セカンドボールにパロットがいち早く反応。ダイレクトでシュートをねじ込み、土壇場でアイルランド代表が逆転に成功した。
試合はこのままタイムアップ。他会場でポルトガル代表がアルメニア代表を9-1で破ったため、グループFを首位通過するのはポルトガル代表に決定。劇的勝利を掴み取ったアイルランド代表はグループFの2位に入り、本大会出場を目指して2次予選(プレーオフ)に進む。
【スコア】
ハンガリー代表 2-3 アイルランド代表
【得点者】
1-0 4分 ダニエル・ルカーチ(ハンガリー代表)
1-1 15分 トロイ・パロット(PK/アイルランド代表)
2-1 37分 ヴァルガ・バルナバーシュ(ハンガリー代表)
2-2 80分 トロイ・パロット(PK/アイルランド代表)
2-3 90+8分 トロイ・パロット(アイルランド代表)
出典:https://www.soccer-king.jp/news/world/world_other/20251117/2088684.html
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