2位スコットランド代表がギリシャ代表に敗戦…1点差まで追い上げるも及ばず 18日にW杯出場をかけ首位デンマーク代表と対戦

2025.11.16 08:00 Sun
©サッカーキング
FIFAワールドカップ26欧州予選・グループCの第9節が15日に行われ、ギリシャ代表とスコットランド代表が対戦した。

欧州予選も残すところあと2節。グループCではスコットランド代表とデンマーク代表が激しい首位争いを繰り広げている。どちらも前節終了時点で勝ち点「10」で並んでおり、得失点差の影響でデンマーク代表が首位に立っているという状況。1998年のフランス大会以来となる本大会出場を目指すスコットランド代表にとって、なんとしても勝ちたい試合だった。

立ち上がりはギリシャ代表がボールを支配し、スコットランド代表を押し込む展開となった。すると7分、ギリシャ代表はGKオディッセアス・ヴラホディモスのロングキックからヴァンゲリス・パヴリディスが相手DFと入れ替わり、そのままボックス手前からシュート。これはGKクレイグ・ゴードンに阻まれたが、こぼれ球をアナスタシオス・バカセタスが拾って左足でゴール右下に決め切り、ギリシャ代表が先制した。
先制されたスコットランド代表は、試合が進むにつれて本来の調子を取り戻し、決定機を作っていく。しかし得点には至らず、前半はギリシャ代表の1点リードで終えた。

後半に入ってからも攻勢を強めるスコットランド代表だったが、次の1点はギリシャ代表に生まれた。57分、アンドリューズ・テタがドリブルで左サイドを突破し、そのままボックス内に侵入。最後は折り返しのパスをコンスタンティノス・カレツァスがワンタッチでゴール左隅に決めた。
さらにクリストス・ツォリスがセンターサークル付近でパスを受けると、そのままドリブルでボールを持ち運んで右足を一閃。豪快なミドルシュートがゴール左上に突き刺さった。

3点を追う展開となったスコットランド代表だが、ここから怒涛の巻き返しを見せる。まず65分、左サイドに張っていたジョン・マッギンがボックス内に侵入して低い弾道のクロスを通すと、ベン・ドークがワンタッチで合わせ、1点を返す。さらに70分、アンドリュー・ロバートソンが敵陣深くの左サイドからクロスを上げると、ライアン・クリスティーがヘディングシュートを叩き込み、1点差に詰め寄った。

その後、84分にギリシャ代表のバカセタスが2枚目のイエローカードを提示されて数的不利に陥り、スコットランド代表はさらに攻勢を強めていく。しかし、ギリシャ代表は最後の最後で守り抜き、ギリシャ代表が3-2でスコットランド代表に勝利した。

なお、首位デンマーク代表がベラルーシ代表と引き分けたため、2位スコットランド代表との勝ち点差は「1」に。最終節は18日に行われ、スコットランド代表はホームでデンマーク代表との直接対決に臨む。一方、ギリシャ代表はアウェイでベラルーシ代表と対戦する。

【スコア】
ギリシャ代表 3-2 スコットランド代表

【得点者】
1-0 7分 アナスタシオス・バカセタス(ギリシャ代表)
2-0 57分 コンスタンティノス・カレツァス(ギリシャ代表)
3-0 63分 クリストス・ツォリス(ギリシャ代表)
3-1 65分 ベン・ドーク(スコットランド代表)
3-2 70分 ライアン・クリスティー(スコットランド代表)

出典:https://www.soccer-king.jp/news/world/world_other/20251116/2088468.html


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