ケイン、ベリンガム、フォーデンの“共存”は不可能? トゥヘル監督「現在の構造のままでは…」

2025.11.13 16:00 Thu
©サッカーキング
イングランド代表を率いるトーマス・トゥヘル監督が選手起用について言及した。12日、イギリスメディア『BBC』がコメントを伝えている。

FIFAワールドカップ26欧州予選でここまで6戦全勝・18得点無失点と盤石の戦いを見せているイングランド代表。すでに8大会連続17回目の本大会出場は確定し、現地時間13日に行われるセルビア戦と3日後のアルバニア戦は消化試合となった。

現在のイングランド代表は欧州屈指の選手層を誇り、とりわけ前線には多くのスターを抱えている。今月のメンバーにはハリー・ケイン(バイエルン/ドイツ)やジュード・ベリンガム(レアル・マッドリード/スペイン)、フィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)、ブカヨ・サカ(アーセナル)らが選出。その他にも、所属クラブで主軸として活躍する選手がズラリと並び、トゥヘル監督の起用法にも注目が集まっている。
そんな中、トゥヘル監督がケイン、ベリンガム、フォーデンを同時起用する可能性について言及。「現状のままでは、彼らはともにプレーすることができない。現在のシステム、そして我々が築き上げてきたバランスの上では不可能だ。ウイング(WG)のスペシャリストを擁する現在の構造ままではプレーできないんだ」と、現在の基本システムとなっている4-2-3-1において3名の共存は困難であるとの認識を示した。

また、激戦区となっているトップ下のポジションについては「特に10番のポジションについては多くの共通点がある」と前置きしつつ、次のように言葉を続けた。
「フィルはそこでプレーできるが、ジュードやこのポジションで素晴らしい活躍を見せたモーガン・ギブス・ホワイトのことも考慮する必要があるだろう。コール・パーマーもいるし、全員を呼びことができない可能性もある。それは嫌っているからでも、個人として呼ぶに値しないからでもない。我々は常にチームにとって最善のことをする。勝利とバランスのために最善を尽くし、難しい決断を迫られても、明確な方針を維持するように努めていく」

なお、イングランド代表の前線にはエベレチ・エゼ(アーセナル)やマーカス・ラッシュフォード(バルセロナ/スペイン)、アンソニー・ゴードン(ニューカッスル)もおり、現在負傷中のパーマーやノニ・マドゥエケ(アーセナル)も控えている。今後は本大会のメンバー入り、および定位置確保に向けた熾烈な競争が繰り広げられることとなるだろう。

出典:https://www.soccer-king.jp/news/world/eng/20251113/2087328.html


NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly