赤と白の“シックスマン”が狙うは主力への返り咲き…好調のグリーズマン「選手ならプレーしたいと思うもの」

2025.11.11 00:01 Tue
©サッカーキング
アトレティコ・マドリードに所属するFWアントワーヌ・グリーズマンは、現状の役割を受け入れつつも、主力の座に戻ることを狙っているようだ。9日、スペイン紙『アス』が特集を組んでいる。

ロヒブランコスの“シックスマン”が好調を維持している。34歳で迎えた今シーズンに、現チームで与えられた役割がスーパーサブとなるアントワーヌ・グリーズマン。かつて絶対的なエースとして君臨した同選手は、ベテランの域に突入した自身の代わりとして、FWフリアン・アルバレスを新たに中心に据える、というクラブの意向を汲んだ上で、今夏に残留を決断した。言い換えれば、控えに甘んじる役割を受け入れてでも、愛するクラブでプレーする時間を少しでも伸ばしたかったということなのだろう。

実際、グリーズマンはクラブ公式戦通算461試合に出場しているのだが、そのうちスタメン出場数が『396(86%)』、途中出場数が『65(14%)』となっている。しかし今年4月以降に限定すると、26試合のうちスタメン出場数が『10(38.5%)』、途中出場数が『16(61.5%)』に。また、今シーズンもここまでの公式戦全16試合に出場しているものの、プレータイムはチーム内で10番目(計671分)となっている。
そうしたなかで、この“リトルプリンス”は、ふたたび主力の座を張ることも諦めていないようだ。「ここにいることを楽しんでいるよ。監督が僕を起用したなら、自分がプレーできることを証明しなければならない」と意欲を燃やしている。なによりも、ここまでの公式戦得点数でチーム2番目の5得点を記録していることが、その本気度を物語っているように思える。8日のラ・リーガ第12節レバンテ戦では、1-1の状態でピッチに送り出されると、わずか37秒後に勝ち越しとなるゴールを決めてみせた。その試合後には、「選手なら、プレーしたいと思うもの。子供の頃から、ずっとそうね。ベンチに座っているのではなくピッチで、だ」としつつも、「僕はそれも受け入れている。プロだからね。チームを助けるために、これからもそうするつもりさ」と語っていた。

現状、与えられているのは“シックスマン”という役割。それでも、「役割はシーズンを通して変化するもの」と口にしたグリーズマンは、「与えられた時間のなかで、ピッチでベストを尽くすこと。自分らしくあり続けることだけを考えている」と期待に応えると、結果を出し続けると意気込んでいる。

出典:https://www.soccer-king.jp/news/world/esp/20251110/2086401.html


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