16試合で85選手のスタメン変更はプレミア最多…チェルシーのローテーションは裏目に?
2025.11.06 16:01 Thu
チェルシーを率いるエンツォ・マレスカ監督が、ローテーションをし過ぎているとの指摘に反論した。5日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。
チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第4節が5日に行われ、チェルシーはカラバフ(アゼルバイジャン)と対戦。16分にエステヴァンが先制点を決めると、29分にミスから同点弾を許し、39分にはPKから勝ち越しゴールを奪われたものの、53分にアレハンドロ・ガルナチョが同点弾を決めたが、勝ち越すことはできず、2-2のドローに終わった。
11月1日に行われたプレミアリーグ第10節のトッテナム・ホットスパー戦を1-0で勝利していたチェルシーは、敵地で行われたカラバフ戦ではスタメン7選手を入れ替えるなど、優勝したFIFAクラブワールドカップ2025から続いている過密日程を乗り切るために、マレスカ監督は今季も試合ごとに先発メンバーを多く入れ替えることを敢行しているが、この入れ替えが多すぎると指摘する声も上がっているという。
13カ月に及ぶ昨シーズンを戦い抜いて、今夏のプレシーズンが2週間未満に短縮されたチェルシーは、直近の公式戦5試合連続でスタメンを7名以上入れ替えるなど、今季ここまでの公式戦16試合で先発メンバーを85選手も変更している模様で、『BBC』によると、今季のプレミアリーグではどのチームよりも先発メンバーの入れ替えを頻繁に行っているチームになっていることが伝えられている。
こうした頻繁な変更が、一貫したパフォーマンスを披露できていない要因になっていると指摘されていることにマレスカ監督は「選手交代を行うのは、先発メンバーの起用プランが正しいと考えているからだ」と語りながら、同じ選手だけを起用し続けてシーズンを戦い抜くことはできないことも強調した。
「言われている通り、クラブW杯の影響は大きい。ローテーションを組もうとしていて、勝てば誰もそのことについては言及されないけど、勝てなければ皆がそのことに集中するのはわかっている。だから今は、土曜日に向けてエネルギーを回復し、また戦うことが重要だと考えている」
なお、『BBC』のマッチ・オブ・ザ・デイで試合を分析したヨーロッパ・フットボールの専門家であるジュリアン・ローランス氏は、「CLとプレミアリーグを併用して戦うのと、Bチームで楽に勝利できるカンファレンスリーグでプレーするシーズンとは全く違う」と昨季は選手を入れ替えながら戦ってUEFAカンファレンスリーグ(ECL)で優勝を果たしたものの、今季同じ姿勢で臨んでいるマレスカ監督の考えは甘いことを主張した。
「全体的に見れば、彼らはまだ予選突破できるだろうし、チェルシーが突破できないことを心配する必要はないが、それでも状況は良くない。今後、このような状況で2つの大会を管理するのは難しいだろう」
「だからこそ、(マンチェスター・シティの)ジョゼップ・グアルディオラ監督も、(アーセナルの)ミケル・アルテタ監督もより層が厚く経験豊富な選手層を擁しているにもかかわらず、それほど多くの変更を加えないのだ。それが今シーズンのチェルシーの不安定さを説明していると思う」
「それこそが、マレスカ監督がチームを管理する方法に関して私が少し懸念していることの一つだ。選手層が厚いチームで、特にクラブW杯の後だから、選手たちをフレッシュに保ちたいのは理解できる。負荷管理も理解できる。しかし、頻繁に選手を入れ替えることはチームにとってプラスにはならないのは明らかだ」
「今日は(ロメオ・)ラヴィアが負傷してしまってカイセドを投入することになり、ハーフタイムにはビハインドになったから、3人の主力選手を投入しなければならなくなった。たとえ、トップチームであっても、交代が多すぎると逆効果になるのは当然のことだ」
イングランド代表MFコール・パーマーや同代表DFレヴィ・コルウィルといった昨季の中心選手が長期離脱となっていることで、選手のやりくりには頭を悩ませているマレスカ監督だが、過密日程を戦い抜くために昨季と同様にメンバーを入れ替えながら、結果も出していくことはできるのだろうか。
【ハイライト動画】カラバフvsチェルシー
チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第4節が5日に行われ、チェルシーはカラバフ(アゼルバイジャン)と対戦。16分にエステヴァンが先制点を決めると、29分にミスから同点弾を許し、39分にはPKから勝ち越しゴールを奪われたものの、53分にアレハンドロ・ガルナチョが同点弾を決めたが、勝ち越すことはできず、2-2のドローに終わった。
11月1日に行われたプレミアリーグ第10節のトッテナム・ホットスパー戦を1-0で勝利していたチェルシーは、敵地で行われたカラバフ戦ではスタメン7選手を入れ替えるなど、優勝したFIFAクラブワールドカップ2025から続いている過密日程を乗り切るために、マレスカ監督は今季も試合ごとに先発メンバーを多く入れ替えることを敢行しているが、この入れ替えが多すぎると指摘する声も上がっているという。
こうした頻繁な変更が、一貫したパフォーマンスを披露できていない要因になっていると指摘されていることにマレスカ監督は「選手交代を行うのは、先発メンバーの起用プランが正しいと考えているからだ」と語りながら、同じ選手だけを起用し続けてシーズンを戦い抜くことはできないことも強調した。
「今夜はエンソ(・フェルナンデス)、モイセス(・カイセド)、マロ(・ギュスト)や他の選手たちを休ませようとした。3日ごとに試合に出場することはできないからね。選手たちは昨シーズンのダメージからの回復が必要だ」
「言われている通り、クラブW杯の影響は大きい。ローテーションを組もうとしていて、勝てば誰もそのことについては言及されないけど、勝てなければ皆がそのことに集中するのはわかっている。だから今は、土曜日に向けてエネルギーを回復し、また戦うことが重要だと考えている」
なお、『BBC』のマッチ・オブ・ザ・デイで試合を分析したヨーロッパ・フットボールの専門家であるジュリアン・ローランス氏は、「CLとプレミアリーグを併用して戦うのと、Bチームで楽に勝利できるカンファレンスリーグでプレーするシーズンとは全く違う」と昨季は選手を入れ替えながら戦ってUEFAカンファレンスリーグ(ECL)で優勝を果たしたものの、今季同じ姿勢で臨んでいるマレスカ監督の考えは甘いことを主張した。
「全体的に見れば、彼らはまだ予選突破できるだろうし、チェルシーが突破できないことを心配する必要はないが、それでも状況は良くない。今後、このような状況で2つの大会を管理するのは難しいだろう」
「だからこそ、(マンチェスター・シティの)ジョゼップ・グアルディオラ監督も、(アーセナルの)ミケル・アルテタ監督もより層が厚く経験豊富な選手層を擁しているにもかかわらず、それほど多くの変更を加えないのだ。それが今シーズンのチェルシーの不安定さを説明していると思う」
「それこそが、マレスカ監督がチームを管理する方法に関して私が少し懸念していることの一つだ。選手層が厚いチームで、特にクラブW杯の後だから、選手たちをフレッシュに保ちたいのは理解できる。負荷管理も理解できる。しかし、頻繁に選手を入れ替えることはチームにとってプラスにはならないのは明らかだ」
「今日は(ロメオ・)ラヴィアが負傷してしまってカイセドを投入することになり、ハーフタイムにはビハインドになったから、3人の主力選手を投入しなければならなくなった。たとえ、トップチームであっても、交代が多すぎると逆効果になるのは当然のことだ」
イングランド代表MFコール・パーマーや同代表DFレヴィ・コルウィルといった昨季の中心選手が長期離脱となっていることで、選手のやりくりには頭を悩ませているマレスカ監督だが、過密日程を戦い抜くために昨季と同様にメンバーを入れ替えながら、結果も出していくことはできるのだろうか。
【ハイライト動画】カラバフvsチェルシー
出典:https://www.soccer-king.jp/news/world/eng/20251106/2084307.html
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