チェルシー、CLで3連勝とはならず…ここまで好スタートのカラバフと2点を奪い合いドロー

2025.11.06 08:01 Thu
©サッカーキング
チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第4節が5日に行われ、チェルシー(イングランド)は敵地でカラバフ(アゼルバイジャン)と対戦した。

3シーズンぶりにCLの舞台へ戻ってきたチェルシーは、ここまでのリーグフェーズで2勝1敗を記録。開幕節こそバイエルン(ドイツ)に1-3で敗れたが、第2節でベンフィカ(ポルトガル)を1-0で撃破すると、前節は板倉滉を擁するアヤックス(オランダ)を5-1で粉砕した。

対するカラバフも、ここまで2勝1敗と上々のスタートを切った。第1節だったベンフィカとのアウェイゲームに3-2で勝利し、アゼルバイジャン勢のCL本大会初勝利という“歴史の第一歩”を踏み出すと、続く第2節では鈴木淳之介が所属するコペンハーゲン(デンマーク)を2-0で破り、2連勝を記録。前節はアスレティック・ビルバオ(スペイン)に1-3で敗れたが、今節はホームで強豪撃破を目論む。
そんな両者のゲームは、序盤の16分に動く。チェルシーは最終ラインからトシン・アダラビオヨが縦パスを差し込んだところから攻撃をスタート。ジョアン・ペドロがダイレクトで前方へ流すと、アンドレイ・サントスが相手をひきつけて右へ渡す。最後はエステヴァンが左足でゴールネットを揺らし、チェルシーが先制した。

だが、ホームアドバンテージのあるカラバフも簡単には引き下がらない。29分、背後への浮き球ボールをめぐってヨレル・ハトと競り合いになったカミロ・ドゥランがうまくボールを収めると、寄せてきたアダラビオヨも抜き去って左足でフィニッシュ。ここはポストに嫌われたが、こぼれ球をレアンドロ・アンドラーデが押し込み、カラバフが前半のうちに試合を振り出しに戻した。
さらに、カラバフは続く39分、チェルシーの最終ラインからのビルドアップに対して、ドゥランが激しいプレッシングでハトからボールを奪い取る。ルーズボールを拾ったアンドラーデが右足でクロスボールを送ると、このボールがハトのハンドを誘い、カラバフにPKが与えられた。このPKをマルコ・ヤンコヴィッチがゴール左下に沈め、カラバフが1点をリードして前半を終えた。

ハーフタイム明け、チェルシーはエンソ・フェルナンデス、リアム・デラップ、アレハンドロ・ガルナチョの3名を投入。すると、53分に交代出場組が絡んでゴールへ迫る。自陣後方で前を向いたデラップが背後のスペースへスルーパスを送ると、左サイドでボールを受けたガルナチョは右足アウトサイドでのクロスボールを選択。ここは跳ね返されたものの、こぼれ球を自ら拾うと、左足でグラウンダーのシュートを叩き込み、今度はチェルシーが試合を振り出しに戻した。

以降の時間帯も、より多くの回数のチャンスを作ったのはチェルシーだったが、カラバフも前から奪いに行くシーン、自陣で跳ね返すシーンをきっちりと使い分け、チェルシーにゴールを許さない。終盤に入ると攻守の切り替えスピードが非常に早くなり、どちらにゴールが生まれてもおかしくない展開となったが、これ以上のスコアは動かず、試合はタイムアップを迎えた。

この結果、チェルシーとしてはCLでの3連勝を逃した。カラバフも、今大会3勝目とはならなかったが、強豪相手に勝ち点を積み上げ、ポイント数を「7」に伸ばしている。

次節は25日に行われ、チェルシーはホームでバルセロナ(スペイン)と、カラバフは敵地でナポリ(イタリア)と、それぞれ対戦する。

【スコア】
カラバフ 2-2 チェルシー

【得点者】
0-1 16分 エステヴァン(チェルシー)
1-1 29分 レアンドロ・アンドラーデ(カラバフ)
2-1 39分 マルコ・ヤンコヴィッチ(PK/カラバフ)
2-2 53分 アレハンドロ・ガルナチョ(チェルシー)


【ハイライト動画】チェルシーとカラバフの激闘はドロー


出典:https://www.soccer-king.jp/news/world/cl/20251106/2084191.html


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