FAがトランスジェンダー女性の女子サッカー参加禁止を決定…最高裁の判決を受けルール改定
2025.05.01 22:50 Thu
FAがトランスジェンダー女性を排除へ
イングランドサッカー協会(FA)は1日、トランスジェンダーの女性に対して、今後は女子サッカーでプレーすることを禁止することを発表した。
一方で、複雑な問題であり、常に、法律、科学、または草の根サッカーの政策の運用に重大な変更があった場合には、それを見直し、必要に応じて変更するという立場をとってきていた。
4月16日、イギリスの最高裁判所が「女性の法的定義は生物学的性別に基づく」と判決を出し、FAはこれを受けて6月1日からトランスジェンダーの女性が女子サッカーではプレーできなくなることを決定した。
これまでのFAは、一定の基準を満たしていれば女子サッカーに参加することが可能としており、少なくとも過去12カ月間、テストステロン値が規定値を下回っていることを医療記録によって証明し、ホルモン療法の記録と毎年の治療の見直しを提出する義務を設けていた。
FAによれば、数百万人いるアマチュア選手のうち、登録されているトランスジェンダーの女性は30人未満とのこと。プロの試合に参加しているトランスジェンダー女性はイングランドではいない。
FAはイギリスにおいては最初に基準の変更を公表した主要スポーツ統括団体だが、ビリヤードやクリケットでもFAに続くと見られている。
なお、陸上競技や自転車競技、水泳競技はすでにトランスジェンダー女性が女子競技に参加することを全面禁止している。
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FAはこれまで、欧州サッカー連盟(UEFA)、国際サッカー連盟(FIFA)の定めた規則と国際サッカー政策の範囲内で活動し、できるだけ多くの人々がサッカーを楽しめるようにしてきた。これまでのルールではトランスジェンダーの女性が女子サッカーの試合に参加することを認めており、専門家の法的助言によってサポートされていた。4月16日、イギリスの最高裁判所が「女性の法的定義は生物学的性別に基づく」と判決を出し、FAはこれを受けて6月1日からトランスジェンダーの女性が女子サッカーではプレーできなくなることを決定した。
FAは「自分が愛するゲームを、自分が認識している性別でプレイしたいだけの人々にとって、これは難しいことだと私たちは理解しており、現在プレイしている登録済みのトランスジェンダー女性に連絡を取り、変更点と、どうすればゲームに参加し続けることができるかを説明しているところです」としている。
これまでのFAは、一定の基準を満たしていれば女子サッカーに参加することが可能としており、少なくとも過去12カ月間、テストステロン値が規定値を下回っていることを医療記録によって証明し、ホルモン療法の記録と毎年の治療の見直しを提出する義務を設けていた。
FAによれば、数百万人いるアマチュア選手のうち、登録されているトランスジェンダーの女性は30人未満とのこと。プロの試合に参加しているトランスジェンダー女性はイングランドではいない。
FAはイギリスにおいては最初に基準の変更を公表した主要スポーツ統括団体だが、ビリヤードやクリケットでもFAに続くと見られている。
なお、陸上競技や自転車競技、水泳競技はすでにトランスジェンダー女性が女子競技に参加することを全面禁止している。
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