GKのボール保持は「6秒」から「8秒」に、カウントダウンを行いオーバーしたら相手CKから再開へ…GKの露骨な時間稼ぎ対策へ
2025.03.02 23:50 Sun
国際サッカー評議会(IFAB)は1日、第139回年次総会を開催。新たな競技規則を制定した。
世界のサッカーにおける基準や規則、ルールの解釈を決める組織でもあるIFAB。今回の年次総会で大きな注目となったのが、GKによるボール保持のルールだ。
現在の競技規則12.2では、GKのボール保持は6秒までとされ、「6秒ルール」としても知られている。ただ、このルールには厳格性はあまりなく、実際に測ってみれば6秒以上保持していることはザラにある。試合状況によっては、時間稼ぎでイエローカードをもらうことも見たことがあるだろう。
そんな中、今回のルール改定では、「6秒ルール」が変更に。時間が8秒に延ばされることになった一方で、厳格にその時間を計測し、8秒を超えた場合は相手チームのCKになるというものだ。
IFABは今シーズンのイングランドとイタリアのユースリーグ、そしてマルタのトップリーグで試験的に導入。主審は視覚的な5秒間のカウントダウンを使用し、GKにカウントダウン中であることを知らせる形をとっている。主審は、時計の秒針のように腕を上げて、自分の側に下げていくことで示しているという。
これによりGKの無駄な時間稼ぎが大きなリスクに繋がることとなり、ほとんどなくなることが期待されている。ボールをキャッチし、無駄に倒れ込んでいる時間も「保持した」と見なされるためカウントダウンの対象となるからだ。
このルール改定は7月から世界中で採用が可能となるが、6月に行われる新クラブ・ワールドカップでは導入されることに。大きな変化となりそうだ。
世界のサッカーにおける基準や規則、ルールの解釈を決める組織でもあるIFAB。今回の年次総会で大きな注目となったのが、GKによるボール保持のルールだ。
現在の競技規則12.2では、GKのボール保持は6秒までとされ、「6秒ルール」としても知られている。ただ、このルールには厳格性はあまりなく、実際に測ってみれば6秒以上保持していることはザラにある。試合状況によっては、時間稼ぎでイエローカードをもらうことも見たことがあるだろう。
IFABは今シーズンのイングランドとイタリアのユースリーグ、そしてマルタのトップリーグで試験的に導入。主審は視覚的な5秒間のカウントダウンを使用し、GKにカウントダウン中であることを知らせる形をとっている。主審は、時計の秒針のように腕を上げて、自分の側に下げていくことで示しているという。
IFABによれば、400試合以上で実施した中、CKとなったのは4回。ただ、ほぼ全ての試合でこの動作を主審は行っていたという。
これによりGKの無駄な時間稼ぎが大きなリスクに繋がることとなり、ほとんどなくなることが期待されている。ボールをキャッチし、無駄に倒れ込んでいる時間も「保持した」と見なされるためカウントダウンの対象となるからだ。
このルール改定は7月から世界中で採用が可能となるが、6月に行われる新クラブ・ワールドカップでは導入されることに。大きな変化となりそうだ。
|