プレーでも結果でも感動を、J1復帰3年目は「強く超える」飛躍のシーズンに【J1開幕直前ガイド|京都サンガF.C.】

2024.02.15 18:45 Thu
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2024シーズンの明治安田J1リーグが23日からいよいよ開幕する。今季からは20チーム制となり、降格も3つに増枠しての争いに。ここでは新シーズンの幕開けに先駆け、J1リーグ全チームをピックアップし、京都サンガF.C.を紹介していく。

【直近3シーズンの成績】
2023シーズン:13位(12勝4分け18敗)
2022シーズン:16位(8勝14分け12敗)
2021シーズン:J2・2位(24勝6分け12敗)
【昨季チーム得点王】
パトリック、豊川雄太 10ゴール

【今季ノルマ】
中位

【編集部イチオシ】
FW原大智
昨季J1:13試合出場/7ゴール
◆2年目のJ1で改善
曺貴裁監督が率いて3年目、J1に昇格して2年目のシーズンとなった2023シーズンは順位を上げて13位でフィニッシュ。継続路線でハードワークを続けて前進していくスタイルを継続した。一定の成果を得たシーズンだったと言えるが、ゴールに向かっていくワクワクさせるフットボールは見せられたとは言い難い。主導権を握り続ける戦いを目指したいところだ。

◆目標は高く設定、ハードな1年に
チームとしての目標は勝ち点60。2023シーズンに照らし合わせるとトップ3を争える成績。通常のシーズンでも5位以内に入ることができる数字を目標に掲げた。

それ以上の注目は得点を「60」に設定したこと。2023年は40得点、2022年は30得点と10得点は増えたが、今まで以上にゴールへの意欲を高める必要がある。感動、ワクワクを与えるサッカーを目指す中で、得点力向上は重要。昨季のチーム得点王のパトリックが去ったことは大きいが、新戦力のマルコ・トゥーリオ、昨季途中加入の原大智に懸かる期待は大きくなる。

失点は「45」と2023年と同じ数字を保ちたいという目標だが、守備陣には鈴木義宜を補強して浦和レッズへ移籍した井上黎生人の代役を確保。さらに湘南ベルマーレ時代の教え子である鈴木冬一をスイスから戻し、サイドにも厚みを持たせることにも成功した。中盤にもハードなプレーが得意で対人プレーが得意な塚川孝輝もFC東京から獲得。退団選手もいる中で、チームに必要な人材を揃えたと言える。

◆軸を定められるか
京都として気になるのは、チームの軸になっている選手が少ないこと。2023シーズンから残る選手で先発出場を20試合以上達成したのは4名だけ。良く言えば実力が拮抗していると言えるが、悪く取れば固定できるほどのハイパフォーマンスを出し続けた選手がいなかったとも言える。自動降格が3チームになる今季は早くチームを波に乗せることが重要になる。目標に掲げた勝ち点60を達成するためにも任せられる軸になる選手が多く出ることは必要になるだろう。

【IN】
GKク・ソンユン(29)←北海道コンサドーレ札幌/期限付き移籍→完全移籍
GKファンティーニ燦(25)←福島ユナイテッドFC/完全移籍
DF飯田陸斗(18)←京都サンガF.C.U-18/昇格
DF喜多壱成(18)←京都サンガ.C.U-18/昇格
DF松田佳大(23)←水戸ホーリーホック/完全移籍
DF鈴木義宜(31)←清水エスパルス/完全移籍
DF鈴木冬一(23)←ローザンヌ・スポルト(スイス)/完全移籍
DF宮本優太(24)←浦和レッズ/期限付き移籍
MF安齋悠人(18)←尚志高校/新加入
MF塚川孝輝(29)←FC東京/期限付き移籍
FWマルコ・トゥーリオ(25)←セントラルコースト・マリナーズ(オーストラリア)/完全移籍

【OUT】
GK若原智哉(24)→V・ファーレン長崎/期限付き移籍
GKマイケル・ウッド(25)→未定
DF井上黎生人(26)→浦和レッズ/完全移籍
DF植田悠太(19)→大宮アルディージャ/期限付き移籍
DFイヨハ理ヘンリー(25)→サンフレッチェ広島/期限付き移籍満了
DF飯田貴敬(29)→ヴァンフォーレ甲府/期限付き移籍
MF三沢直人(28)→ヴァンフォーレ甲府/完全移籍
MF荒木大吾(29)→FC岐阜/完全移籍
MF山田楓喜(22)→東京ヴェルディ/期限付き移籍
FWパトリック(36)→名古屋グランパス/完全移籍
FW木下康介(29)→柏レイソル/完全移籍
FW木村勇大(22)→東京ヴェルディ/期限付き移籍
FW田中和樹(24)→ジェフユナイテッド千葉/期限付き移籍→完全移籍
FWイスマイラ(25)→栃木SC/期限付き移籍→完全移籍
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神戸vs京都にみるVARの功罪/六川亨の日本サッカー見聞録

5月9日は今年3回目となるレフェリーブリーフィングがJFAハウスで開催された。テーマはJ1リーグ第10節までの反則数や、イエローカードとレッドカードの昨シーズンとの比較だ。進行役を務めた佐藤隆治(審判)マネジャーによると「反則は去年と変わらない。チーム平均も横ばい」とのことだった。 ただイエローカードは243から291に増加。そのうちラフプレーが119と最多で、次に反スポーツ行為が117、そのうちDOGSOが1から5に増加した。レッドカードは14から19で、やはりDOGSOが3から10に増加していた。 その原因について佐藤マネジャーは、攻撃的なチームが増えたこと。タテへの速い攻撃が、結果としてDOGSOの増加につながったのではないかと分析した。 確かに全盛時の川崎Fのように、圧倒的なポゼッションとワンタッチパスの交換で、対戦相手を徹底的に崩してからゴールを奪うスタイルではDOGSOの機会も少ないだろう。逆に昨シーズンの覇者である神戸や、今シーズン昇格して旋風を巻き起こしている町田のような、タテへの速い攻撃を武器にするチームとの試合ではDOGSOも生まれやすいかもしれない。そして神戸や町田に限らず、ロングパスからのカウンターはどのチームも戦術として採用しているのが今シーズンのJ1~J3の傾向と言えるのではないだろうか。 そしてブリーフィングの後半は、やはりVARに時間が割かれた。参照例に取り上げられたのは4月27日のJ1第10節、神戸対京都戦の大迫勇也のゴールシーンに関する2度のVARだった。 左サイドの初瀬亮のロングスローをニアサイドで宮代大聖が空中戦で競り、そのこぼれ球を背後にいた大迫が決めた。主審はゴールと認めたが、VARとOFRで宮代が競った際に大迫の足が出ていたとしてオフサイドの判定からゴールは取り消された。ところが再度VARとOFRが入り、宮代が競ったボールがマーカーの腕に当たっていたため、宮代のパスではないのでオフサイドは取り消され、ハンドによるPKが神戸に与えられた。 このPKを大迫は得意の走り出しから右下を狙ったものの、GKク・ソンユンに読まれてストップされ、試合も原大智のヘッドによるゴールで0-1と敗れた。 ジャッジに正確を期すために導入されたVARだが、大迫のゴールからPKに判定が覆るまでに要した時間は9分。その間に選手とベンチに加えて両チームのファン・サポーターも事態の成り行きを見守るしかなかった。 プロ野球とJリーグの違いは、瞬時に攻守が入れ替わる『スピード感』もその1つだと思う。しかしVARが導入されてからは、その『スピード感』が阻害されている気がしてならない。これまでも何回か書いてきたが「誤審もサッカーのうち」であり、マラドーナの「神の手」のように“伝説”を生むと思っているからだ。 主審の主観とは別に、VARはプレーの一瞬(反則)を映像として切り取る。それはハンドかもしれないが、前後の流れからハンドがあってもなくてもプレーと結果に影響を与えることがないのであれば、流してもいいのではないだろうか。VARはあまりに杓子定規の気がしてならない。 佐藤マネジャーは、U-23アジアカップには審判インストラクターとして参加した。そして試合後は、当該試合の主審のジャッジについてディスカッションしたそうだが、その後のジャッジに影響を与えてはいけないとアドバイスやサジェストは避けたという。まずは主審の主観によるジャッジを優先するためだったという。 そしてブリーフィングの最後、「いまのサッカーはVARが主役になっている。1月のアジアカップもU-23アジアカップも。その結果、アディショナルタイムが増えている」と警鐘を鳴らした。まさに同感である。 <hr>【文・六川亨】<br/><div id="cws_ad">1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた</div> <span class="paragraph-title">【動画】神戸vs京都、2度のVARチェックが入ったプレー</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="HorDFYo7ogk";var video_start = 183;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.10 15:00 Fri

異例の事態、神戸vs京都で1つの事象に2度のVARチェック…判定決定後に再度VARに対してJFA審判委員会が見解「受け入れられ辛い」

9日、日本サッカー協会(JFA)は今シーズン第3回目のレフェリーブリーフィングを開催した。 2024シーズンの明治安田Jリーグ開幕後の2度目のブリーフィング。冒頭、今シーズンの第10節までの反則数や警告・退場数のデータが紹介された。 昨シーズンは18クラブだったが、今シーズンから20クラブに。10節までの反則数は「2578」から「2756」に増加。ただ、チーム数が1.11倍になっていることを考慮すると、「2862」になるため、ほぼ変わらない搭乗橋。1チームの平均反則数も「14.3」から「13.9」と変わらない。 また、警告数に関しては「243」から「291」となり、1.11倍だと「270」になるため、増加傾向。その中で、ラフプレーが「107」から「139」、反スポーツ的行為が「105」から「130」と増加傾向にある。 さらに退場数は10節で「19」となっており、昨年は「14」。1.11倍でも「16」となり少し増加。これは得点機会阻止が「3」から「10」に増加しており、DOGSOでの退場が増えていることとなる。 懲戒罰については「ボールをプレーしようと試みて、または、ボールに向かうことで(相手競技者に)チャレンジする」という文言が規則に書かれており、これによりPKが与えられた場合は、レッドカードがイエローカード、イエローカードがカードなしにカードが軽減されることとなる。 これにより警告が増えていることにも繋がり、DOGSOによる退場も増えることとなっている。 そんな中で、Jリーグの事象についても言及。注目されたのは4月27日に行われた明治安田J1リーグ第10節のヴィッセル神戸vs京都サンガF.C.の一戦でのVARの事象だ。 この試合では0-0で迎えた前半終了間際に問題のシーン。左サイドからのスローインのボールをニアサイドで福田心之助が触ると、これを大迫勇也が合わせて神戸が先制した。しかし、これにはVARチェックが入り、大迫がわずかにオフサイドだったとしてゴールは取り消し。チェックオーバーとなり試合が再開されると思われた。 しかし、再びVARチェックとなると、松田天馬のハンドのチェックが。すると、今度はハンドを取り、神戸にPKが与えられることとなった。 1つの事象に対し異例の2度のVARチェック+オンフィールド・レビュー。ゴール、オフサイドで取り消し、ハンドでPKと判定も二転三転してしまい、時間にしておよそ9分間止まっていた。 JFA審判マネジャー Jリーグ担当統括の佐藤隆治氏は、このシーンについて主審とVARの交信の様子も公開。一部の抜粋となったが、まずはオフサイドに関してVARオンリーレビューが行われ、オフサイドとなった。この際に、飯田淳平主審はVARに対し「APP(アタッキング・ポゼッション・フェーズ/攻撃側チームがボールを保持し攻撃に移る局面)は大丈夫か?」と確認。これは、オフサイド以外の事象のチェックは済んでいるかという確認だったが、VARは「大丈夫です」と答えた。 ただ、佐藤氏よれば、飯田主審は「松田天馬の手にボールが当たっている」ことは認識していたとのこと。そのため、オフサイドではなく、ハンドの可能性をチェックしたかを確認したという。 一度はチェックオーバーとしたが、VARがサイド確認するとハンドの可能性が疑われ、オンフィールド・レビュー。飯田主審は映像で確認しPKと判定した。なお、PKは大迫のシュートをク・ソンユンがセーブして失敗していた。 佐藤氏はこの一連の流れについて「何に疑義があるかと言えば手に当たっていることのチェックが完了しているか」と飯田主審の確認事項について説明。ただ、「オフサイドでゴールを取り消す前に確認すべきだと思う」と、VARの判定が出たという前にチェックすべきだったとした。 状況をしっかり把握できない状況の選手やファン、スタッフからすれば疑念が生じかねない状況。「最終決定をしてから念のためにもう1回見ますというのは適切なのか。決めたあとにもう1回見に行くのは、結果が正しくてもなかなか受け入れられ辛く、自分の疑いがクリアになってから決定すべきという話をしました」と、決定を覆すようなことはしない方が良いと見解を示した。 <span class="paragraph-title">【動画】神戸vs京都、2度のVARチェックが入ったプレー</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="HorDFYo7ogk";var video_start = 183;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.09 20:55 Thu

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