敵地で大苦戦もケイン&ムシアラ弾で突き放したバイエルンがGS3連勝! 善戦ガラタサライは今季初黒星…【CL】
2023.10.25 03:43 Wed
チャンピオンズリーグ(CL)のグループA第3節、ガラタサライvsバイエルンが24日にアリ・サミ・イェンで行われ、アウェイのバイエルンが1-3で勝利した。
立ち上がりは情熱的なホームサポーターの後押しを受けたガラタサライが押し込む入りを見せる。開始数分では右サイドバックのブイの攻撃参加を活かしつつ、カウンターからイカルディ、ボックス内のケレムが続けてシュートに持ち込み、バイエルンゴールを脅かした。
一方、この守勢を凌いだバイエルンはファーストチャンスをものの見事にゴールに結びつける。8分、カウンターから中央を持ち上がったムシアラが左サイドのサネに短く展開。ボックス付近まで運んだサネが逆サイドで待つコマンに横パスを送ると、スライディングでカットを試みた相手DFの拙い対応もあり、完全にフリーとなったコマンが冷静にコースを狙って右足のシュートをゴール左下隅へ突き刺した。
良い入りを見せながら先に失点したガラタサライだが、これで士気を落とすことなく攻勢を継続。失点直後にはケレムが見事な右足ダイレクトボレーでGKウルライヒにファインセーブを強いると、11分にもブイの高速グラウンダークロスのこぼれをゴール前のケレムが蹴り込みにいくが、今度は枠を外してしまった。
1-1のイーブンに戻った試合は前半終盤にかけてもガラタサライペースで進む。右サイドを起点に再三良い形の崩しを見せると、キム・ミンジェやキミッヒを出し抜く形の攻めからケレム、イカルディと逆転機もあったが、GKウルライヒの好守やシュートミスもあって前半の内に試合を引っくり返すことはできなかった。
互いに選手交代なしで臨んだ後半は立ち上がりから拮抗した展開に。劣勢が続いたバイエルンもハーフタイムの修正によってやや盛り返し、立ち上がりはサネのシュートなどで惜しい場面を作り出す。
時間の経過と共にガラタサライが攻勢を強め、トレイラやイカルディを起点に際どいシーンを作り出すが、前半同様に最後の精度を欠く。対するバイエルンも63分にはボックス左に持ち込んだサネに絶好機が訪れるが、ここはGKムスレラの好守に阻まれた。
後半半ばを過ぎて徐々にガラタサライの運動量が落ち始めると、虎視眈々と攻撃の機会を窺っていたバイエルンがゴールをこじ開ける。73分、相手陣内右サイドで内と外のボールの出し入れで守備を崩すと、ボックス右でボールを受けたムシアラがゴール前のケインへラストパス。最初のヒールシュートはDFブイにブロックされるが、こぼれ球にすかさず反応した背番号9は右足で押し込んだ。
エースストライカーのさすがの決定力で勝ち越したバイエルンは畳みかける。直後の79分、今度は左サイドを巧みなパス交換で破ると、ボックス左でケインがマイナスに折り返したボールをムシアラがワントラップから右下隅へ丁寧な右足のシュートを流し込んだ。
この連続ゴールによって厳しくなったガラタサライは、ツィエクら交代選手に反撃を託したが、完全にゲームコントロール優先の戦い方にシフトしたバイエルンを前に効果的にボールを奪うことができず。
そして、試合はこのままタイムアップ。試合の大半はガラタサライペースも決定力と勝負の際を制したバイエルンが3-1の勝利でグループステージ3連勝を達成。一方、善戦も本命に屈したガラタサライは今季の公式戦初黒星となった。
PR
グループA首位通過の大本命に挙がるバイエルンは、マンチェスター・ユナイテッド、コペンハーゲンを連破し、順当に連勝スタート。3連勝を狙った今節は難所イスタンブールで、1勝1分けで2位に位置するガラタサライとの首位攻防戦に臨んだ。3-1で快勝した直近のマインツ戦からは先発1人を変更。負傷のゴレツカに代えてマズラウィを右サイドバックに置き、ライマーが中盤に戻った。一方、本命との初戦で勝ち点を獲得したいホームのガラタサライは、イカルディやザハ、トレイラといった主力が引き続きスタメンに名を連ねている。立ち上がりは情熱的なホームサポーターの後押しを受けたガラタサライが押し込む入りを見せる。開始数分では右サイドバックのブイの攻撃参加を活かしつつ、カウンターからイカルディ、ボックス内のケレムが続けてシュートに持ち込み、バイエルンゴールを脅かした。
良い入りを見せながら先に失点したガラタサライだが、これで士気を落とすことなく攻勢を継続。失点直後にはケレムが見事な右足ダイレクトボレーでGKウルライヒにファインセーブを強いると、11分にもブイの高速グラウンダークロスのこぼれをゴール前のケレムが蹴り込みにいくが、今度は枠を外してしまった。
早い時間帯の同点とはならずも、試合の主導権は渡さないホームチーム。相手を凌駕するインテンシティで球際、切り替えの勝負をことごとく制すと、前半半ばに追いつく。30分、ボックス内でイカルディがキミッヒのアフターチャージを受けてPKを獲得。ここで自らキッカーを務めたイカルディはGKウルライヒを先に左へ動かし、見事なパネンカを成功させた。
1-1のイーブンに戻った試合は前半終盤にかけてもガラタサライペースで進む。右サイドを起点に再三良い形の崩しを見せると、キム・ミンジェやキミッヒを出し抜く形の攻めからケレム、イカルディと逆転機もあったが、GKウルライヒの好守やシュートミスもあって前半の内に試合を引っくり返すことはできなかった。
互いに選手交代なしで臨んだ後半は立ち上がりから拮抗した展開に。劣勢が続いたバイエルンもハーフタイムの修正によってやや盛り返し、立ち上がりはサネのシュートなどで惜しい場面を作り出す。
時間の経過と共にガラタサライが攻勢を強め、トレイラやイカルディを起点に際どいシーンを作り出すが、前半同様に最後の精度を欠く。対するバイエルンも63分にはボックス左に持ち込んだサネに絶好機が訪れるが、ここはGKムスレラの好守に阻まれた。
後半半ばを過ぎて徐々にガラタサライの運動量が落ち始めると、虎視眈々と攻撃の機会を窺っていたバイエルンがゴールをこじ開ける。73分、相手陣内右サイドで内と外のボールの出し入れで守備を崩すと、ボックス右でボールを受けたムシアラがゴール前のケインへラストパス。最初のヒールシュートはDFブイにブロックされるが、こぼれ球にすかさず反応した背番号9は右足で押し込んだ。
エースストライカーのさすがの決定力で勝ち越したバイエルンは畳みかける。直後の79分、今度は左サイドを巧みなパス交換で破ると、ボックス左でケインがマイナスに折り返したボールをムシアラがワントラップから右下隅へ丁寧な右足のシュートを流し込んだ。
この連続ゴールによって厳しくなったガラタサライは、ツィエクら交代選手に反撃を託したが、完全にゲームコントロール優先の戦い方にシフトしたバイエルンを前に効果的にボールを奪うことができず。
そして、試合はこのままタイムアップ。試合の大半はガラタサライペースも決定力と勝負の際を制したバイエルンが3-1の勝利でグループステージ3連勝を達成。一方、善戦も本命に屈したガラタサライは今季の公式戦初黒星となった。
PR
バイエルンの関連記事
UEFAチャンピオンズリーグの関連記事
|
バイエルンの人気記事ランキング
1
現時点で2024年最強のゴールハンターは? 1位はクラブ&代表戦で54得点、2位タイには中国代表FWがランクイン
クラブと代表チームを合わせ、2024年に最も多くのゴールを決めている選手とは。 2024年のサッカーシーンも佳境。 インターナショナルマッチウィークは現在進行中の今回が年内ラストであり、日本のように年を跨がないリーグスケジュールを採用する国は、これから順次オフへと突入する。 では、現時点で今年最もネットを揺らしているゴールハンターとは。 1位はスポルティングCPのスウェーデン代表FWヴィクトル・ギョケレシュで「54得点」。 ビッグクラブ移籍が取り沙汰されるストライカーで、2024年中の23-24シーズンに「25得点」、24-25シーズンここまで「23得点」、代表戦で「6得点」を叩き出している。 2位には「42得点」で3選手。 バイエルンのイングランド代表FWハリー・ケイン、マンチェスター・シティのノルウェー代表FWアーリング・ハーランド、そして上海海港の中国代表FWウー・レイがランクインした。 中国代表キャプテンについては、2024シーズンの海港で公式戦「38得点」。うち中国スーパーリーグは34得点で自身2度目となる得点王に。32歳にしてキャリアハイの数字である。 ただし、ご存知の方も多い通り、33歳の誕生日に迎えるはずだったW杯アジア最終予選・日本代表戦(19日)は、おそらくケガで欠場だ。 ◆トップ6 ▽1位「54得点」 ヴィクトル・ギョケレシュ(26) スポルティング/スウェーデン代表 ▽2位「42得点」 ハリー・ケイン(31) バイエルン/イングランド代表 ▽2位「42得点」 アーリング・ハーランド(24) マンチェスター・C/ノルウェー代表 ▽2位「42得点」 ウー・レイ(32) 上海海港/中国代表 ▽5位「39得点」 マルティン・カウテルッシオ(37) スポルティング・クリスタル(ペルー1部)/代表歴なし ▽6位「38得点」 ロベルト・レヴァンドフスキ(36) バルセロナ/ポーランド代表 <span class="paragraph-title">【動画】イングランド2部時代のギョケレシュ弾</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Throwing it back to Viktor Gyökeres' first and last goal in the <a href="https://twitter.com/hashtag/EmiratesFACup?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#EmiratesFACup</a>! <a href="https://t.co/dPQjhhsSuk">pic.twitter.com/dPQjhhsSuk</a></p>— Emirates FA Cup (@EmiratesFACup) <a href="https://twitter.com/EmiratesFACup/status/1857361986603876757?ref_src=twsrc%5Etfw">November 15, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.17 22:10 Sun2
「本当に感銘を受けた」ケインの等身大像が4年の保管を経てお披露目…幼少期在籍クラブの近くに設置
バイエルンのイングランド代表FWハリー・ケインが、幼少期に通っていたフットボールクラブの近くに設置された自身の等身大の像の除幕式に参加した。イギリス『BBC』が伝えている。 この像はケインの生まれ故郷、ウォルサム・フォレスト市議会が7200ポンド(約140万円)で購入したが、設置場所が見つかるまで4年間保管されていた。 しかし、最終的にケインが少年時代にプレーしていたリッジウェイ・ローヴァーズFCの近くにあるウォルサムストウのピーター・メイ・スポーツセンターへの設置が決定。 18日にはケインと同クラブに在籍する2人の少年によって除幕式が実施された。 その除幕式後に記者団の取材を受けたイングランド歴代最多得点者は「本当に感銘を受けた」と喜びの言葉を語っている。 「今ここにあるのを見ると、たくさんの子供たちが通り過ぎて、うまくいけば刺激を受けるだろうと考えると、とても謙虚な気持ちになるよ」 「これは僕の旅と人生、そして懸命な努力の本当に素晴らしい物語だと思っている」 「子供たちが刺激を受ける場所があるのは本当に素晴らしいことだね」 <span class="paragraph-title">【写真】ケインが自身の像と自撮り、気になる再現度は…</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">A real proud moment for me to go back to where my life in football began and unveil a statue. I hope it helps inspire the next generation to work hard and believe in themselves. <a href="https://t.co/rbAs8RrZgS">pic.twitter.com/rbAs8RrZgS</a></p>— Harry Kane (@HKane) <a href="https://twitter.com/HKane/status/1858495539093852245?ref_src=twsrc%5Etfw">November 18, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.19 09:00 Tue3
バイエルンは早期のゴレツカ売却を希望か、ヴィルツ獲得を視野に入れた資金調達へ
バイエルンはドイツ代表MFレオン・ゴレツカ(29)を手放す意向のようだ。ドイツ『スカイ・スポーツ』が報じた。 2018年7月にバイエルンへ加わり、主力の1人として貢献してきたゴレツカ。しかし、今シーズンは中盤の選手層が厚さもあり、プレータイムを減らしている。 ケガ人の影響もあり、直近2試合は先発。ここからの巻き返しが期待されるが、バイエルンは出場機会の増減に関係なくゴレツカを売却する意向だという。 冬の移籍市場での売却が理想で、買い取りオプション付きのレンタル移籍という選択肢もあるが、2025年夏には完全移籍で退団の見通し。スポーツ・ディレクター(SD)のマックス・エバール氏が決断を下しているようだ。 背景にあるのはバイエルンが獲得を狙うレバークーゼンのドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツ(21)。大型移籍を視野に入れ、ゴレツカの売却で資金を調達する。 ゴレツカ本人にもクラブの意向は伝えられているとのこと。現在はあくまでもバイエルンの戦いに集中しているが、再びクラブで中心的な役割を担い、遠ざかっているドイツ代表に復帰したいと考えているようだ。 好ましい選択肢があれば、冬の移籍に向けた当事者間での話し合いも望むとのこと。バイエルンを離れ、新天地でレギュラーを目指すことになるのだろうか。 2024.11.23 18:51 Sat4
ハリー・ケインがブンデス最速50ゴール達成! PK2本決めるも「トレーニングでたくさん失敗した」
バイエルンのイングランド代表FWハリー・ケインが偉大な記録を達成した。 22日、ブンデスリーガ第11節でバイエルンはアウグスブルクと対戦。3-0で勝利を収めた。 インターナショナル・マッチウィーク明けの試合だったが、ケインは63分にPKを決めて先制すると、後半アディショナルタイム3分にもPKで加点。さらにアディショナルタイム5分にもゴールを記録し、ハットトリックを達成した。 チームの勝利に貢献したケインだったが、ブンデスリーガ43試合で50ゴールを記録。これは、ドルトムント時代のノルウェー代表FWアーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)が記録した50試合50ゴールを上回ることとなった。 試合後、『DAZN』のインタビューでケインがコメント。アウグスブルクを相手にするのは難しかったとした。 「彼らを倒すのは難しいだろうと分かっていた。我慢しなければいけないことも分かっていた」 「ハーフタイムに僕たちは『今やっていることを続けるだけだ』と言っていた。ありがたいことに、僕たちはPKを獲得して試合をリードし、その後はうまく試合を終わらせることができた」 ケインは50ゴールを達成したが、今シーズンは11試合で14ゴール。そのうちの5ゴールがPKによるものだ。 「僕はPKのためにたくさん練習している。それは試合の大きな部分を占めている。今日もまたPKが僕たちを助けてくれた」 「もちろん、トレーニングでたくさん失敗したけど、それは失敗するべき時なんだ」 <span class="paragraph-title">【動画】ハリー・ケインがブンデス最速ハットトリック達成</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="C46qHtpVt-Q";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.23 12:05 Sat5