ラビオがドッピエッタ、下位サンプドリアに苦戦もユベントスが競り勝つ《セリエA》

2023.03.13 06:41 Mon
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Getty Images
ユベントスは12日、セリエA第26節でサンプドリアをホームに迎え、4-2で競り勝った。

前節ローマに屈した7位ユベントス(勝ち点35)は、3日前のヨーロッパリーグではフライブルクに1-0と先勝。そのフライブルク戦のスタメンから5選手を変更。ディ・マリアやアレックス・サンドロ、キエーザらが負傷欠場となった。

19位サンプドリア(勝ち点12)に対し、ヴラホビッチを最前線に、セカンドトップにミレッティを据えたユベントスは序盤、ガッビアディーニに2度際どいシュートを打たれてヒヤリとさせられる。
それでも11分に先制した。コスティッチの左CKからブレーメルの打点の高いヘディングシュートが決まった。さらに26分、セットプレーの流れからミレッティの右クロスをラビオがヘッドで叩き込み、加点に成功。

余裕の展開になるかと思われたユベントスだったが、31分に失点。レリスのシュートのこぼれ球をボックス内に詰めていたアウジェッロに決められた。さらに1分後には同点とされる。右サイドをザノーリに突かれてクロスを送られ、ジュリチッチに決められた。

2点のリードを維持できなかった前半を終えて迎えた後半、ロカテッリとクアドラードを投入したユベントスが圧力をかけていくと、54分にはCKからブレーメルがヘディングシュートでゴールに迫る。

しかし、個で打開できる選手が不在のため攻めあぐねる状況が続いた。それでも64分、ファジョーリのパスを受けたボックス内のラビオがボレーを叩き込み、勝ち越しに成功した。

ラビオのドッピエッタで勝ち越したユベントスは、67分にPKを獲得。ボックス右で仕掛けたクアドラードがアウジェッロに倒された。しかしキッカーのヴラホビッチはシュートを左ポストに当ててしまい、リードを広げることができない。

それでも終盤にかけてはサンプドリアの反撃を許さずに時間を消化すると、追加タイムにダメ押し弾。ヴラホビッチのヘディングシュートはポストに嫌われるも、ルーズボールをスーレが頭で押し込んだ。

スーレにトップチーム初ゴールが生まれたユベントスが、苦戦しつつも勝利を取り戻している。

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