FIFAがスタッド・ド・フランスの新たな所有者に? 買収計画が進行中か

2023.03.02 23:42 Thu
Getty Images
FIFA(国際サッカー連盟)が、フランスのパリ近郊にあるスタッド・ド・フランスの新たな所有者となる可能性があるようだ。フランス『レキップ』が報じている。

スタッド・ド・フランスは、1998年のフランス・ワールドカップ(W杯)開催に併せて開場。以降はサッカーのフランス代表およびラグビーのフランス代表のホームスタジアムを担い、2024年パリ・オリンピックではメインスタジアムとしても使用される。

現在、フランス国家が所有し、『Vinci and Bouygues』のコンソーシアムによって管理されている同スタジアムだが、その契約は2025年6月30日で終了。以降に関しては今後入札プロセスが開始される予定だという。
『レキップ』によると、FIFAはその入札への参加を画策しており、先日にはジャンニ・インファンティーノ会長と、フランスのエマニュエル・マクロン大統領がおよそ8万人収容の同スタジアムの買収に向けた会談を行ったようだ。

今回の買収案はインファンティーノ会長から提案されたものであり、同会長はFIFA主催のプレミアゲームの開催や近代的なスタジアムを持たない代表チームの代替ホームスタジアムとして貸し出す計画を持っているという。さらに、大幅にレギュレーションが刷新されるFIFAクラブ・ワールドカップのメインスタジアムとしての機能も考えているようだ。
現時点でスタッド・ド・フランスの価値は、6億ユーロ(約870億円)程度と見積もられており、今後は3~4億ユーロ(約435~580億円)をかけた改修工事も予定されている。

なお、FIFAは現時点でスタッド・ド・フランス買収への関心を否定しているようだが、今後の動向が注目されるところだ。

リーグ・アンの関連記事

スタッド・レンヌは15日、スポーツディレクター(SD)を務めていたフレデリック・マッサーラ氏の退任を発表した。 マッサーラ氏は、現役時代はトリノやペスカーラ、パレルモなどイタリアのクラブでプレー。引退後はベネヴェント、ペスカーラでアシスタントコーチを務めるなどした中、2008年7月にはパレルモで監督に就任。201 2025.05.16 14:20 Fri
元フランス代表FWアレクサンドル・ラカゼット(33)の2度目のリヨン退団が決定した。 生まれ故郷の名門リヨンの下部組織出身でプロキャリアもスタートしたラカゼットは、2017年7月にアーセナルへと完全移籍。その後、2022年7月に古巣帰還を果たし、以降は頼れるエースとキャプテンとしてパリ・サンジェルマンらライバルの 2025.05.15 23:00 Thu
残留懸かるリーグ・アン最終節のリール戦を前に、スタッド・ランスは前線に大きな不安を抱えている。フランス『レキップ』が伝えている 前節、17位のサンテチェンヌとの残留争い直接対決で0-2の敗戦を喫した14位のランス(勝ち点33)。自動降格圏内のサンテチェンヌ(勝ち点30)とは3ポイント差も、得失点差で「21」の差が 2025.05.15 22:03 Thu
パリ・サンジェルマン(PSG)が、ドルトムントのギニア代表FWセール・ギラシー(29)を今夏のトップターゲットに定めたようだ。ドイツ『シュポルト・ビルト』が報じている。 昨シーズンのシュツットガルトでブンデスリーガ28試合28ゴールと驚異的な決定力を発揮し、チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得の立役者となったギ 2025.05.15 19:30 Thu
モナコは14日、今季限りでバイエルンを退団する元イングランド代表DFエリック・ダイアー(31)の来季加入を発表した。契約期間は2028年6月までの3年となっている。 ダイアーは2024年1月にトッテナムからバイエルンにレンタル移籍。今季は完全移籍に切り替わった中、公式戦27試合出場3ゴール1アシストを記録。 2025.05.15 08:00 Thu

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly