【セリエA第21節プレビュー】ナポリ追う2位インテルと不振ミランによるダービー

後半戦スタートとなった前節、ナポリvsローマのデルビー・デル・ソーレが開催され、ナポリが2-1で押し切る結果となった。上位陣ではインテルが最下位クレモネーゼに辛勝した一方、ユベントスと不調のミランが格下に敗れている。2位インテルに13ポイント差を付けたナポリの独走が決定的となった中、迎える第21節ではインテルvsミランのミラノ・ダービーが開催される。

クレモネーゼ戦では先制を許す展開とされながらも猛攻が実って逆転勝利としたインテル(勝ち点40)。そして火曜に行われたコッパ・イタリアではアタランタ相手に終始優勢を保ってウノゼロ勝利とし、ベスト4進出を決めた。ミランとは対照的に上り調子の中、ダービーを制して更に勢いに乗れるか。

一方、サッスオーロに5失点惨敗を喫したミラン(勝ち点38)は5位に後退。再開後の不調から脱せず苦しい状況が続いている。流れを変えるためにはダービーでの勝利は最高のキッカケとなりそうだが、そのチャンスを掴めるか。ここで負けるようだとさらにずるずると行きそうな流れだ。
ローマ相手に終始優勢とし、終盤のFWシメオネ弾で勝利とした首位ナポリ(勝ち点53)は、17位スペツィア(勝ち点18)とのアウェイ戦に臨む。ローマ戦でも手が付けられなかったFWオシムヘンとMFクワラツヘリア。彼らが元気なうちはナポリの勢いが止まることはなさそうだ。

ミッドウィークのコッパ・イタリアで共にベスト8敗退となったローマ勢。3位ラツィオ(勝ち点38)は18位ヴェローナ(勝ち点13)とのアウェイ戦に臨む。前節フィオレンティーナ戦では引き分けに持ち込まれた中、ユベントスとのコッパ・イタリアでは敗戦。リーグ戦一本となった中、ナポリ独走を止める好敵手となれるか。そしてコッパ・イタリアではクレモネーゼに敗れる失態を犯した6位ローマ(勝ち点37)は9位エンポリ(勝ち点26)とのホーム戦に臨む。デルビー・デル・ソーレを落とし、コッパ敗退と流れが悪いが歯止めをかけることはできるか。

最後にモンツァにシーズンダブルを食らった13位ユベントス(勝ち点23)は火曜に14位サレルニターナ(勝ち点21)とのアウェイ戦を戦う。ポグバが再離脱となった中、不正により勝ち点を剥奪されたリーグ戦にモチベーションを見いだすのは難しいが、連敗を阻止できるか。

◆セリエA第21節
▽2/4(土)
《23:00》
クレモネーゼvsレッチェ
《26:00》
ローマvsエンポリ
《28:45》
サッスオーロvsアタランタ

▽2/5(日)
《20:30》
スペツィアvsナポリ
《23:00》
トリノvsウディネーゼ
《28:00》
フィオレンティーナvsボローニャ
《28:45》
インテルvsミラン

▽2/6(月)
《26:30》
ヴェローナvsラツィオ
《28:45》
モンツァvsサンプドリア

▽2/7(火)
《28:45》
サレルニターナvsユベントス