世界中が注目の高川学園"トルメンタ"はNFLにも波及?! セット直前に11人が肩組みグルグル「高校サッカーでも見たやつ!」

2023.01.09 22:05 Mon
©超ワールドサッカー
高川学園高校が披露した「トルメンタ」のようなプレーがNFLでも登場した。昨年行われた第100回全国高校サッカー選手権大会に山口県代表とした高川学園は、セットプレー時に選手たちが手を繋ぎ、グルグルと回って相手のマークを混乱させる「トルメンタ」という手法が話題となった。

相手を混乱させるという点では理に適っているのか、7日にはNFLでも類似のプレーが行われ、アメフトファンに衝撃を与えた。
カンザスシティ・チーフスvsラスベガス・レイダースの一戦の第2クオーター。チーフスは相手エンドゾーンまで残り9ヤード2回目の攻撃権というタイミングで、通常通りの流れで並ばず、突如11人が肩を組んでグルグルと回り出した。

意表を突いたトリックプレーが功を奏し、見事な連係からタッチダウン成功。かと思われたが、残念ながらホールディングの反則を取られて得点は認められず。ただ、中継の解説者を含め、ファンには大うけだった。
「彼らがこれを練習しているという事実がクレイジーです」、「なんだこれ笑」、「このプレーは次いつ追加される?」、「私たちは時代を先取りして、間違ったスポーツを指導していたようです笑」などシンプルに面白いと感じるファンや、高川学園を想起して「高校サッカーでも見たやつ!」、「サッカーでは無いですが、今日のアメフト(NFL)で似たようなプレーがありました」と述べるものも。

なお、NFLの公式サイトによれば、QBのパトリック・マホームズは試合後に「あれは実際に去年の練習でやっていたことで、混乱を起こしてからラインまで行ってスナップするというものだったんだけど、去年は実行する機会がなかったんだ」とコメント。「スノーグローブ」と呼んでいることを明かした。

チーフスが高川学園を参考したかどうかは定かではないが、効果が再び実証されたトルメンタ。高川学園の女子も今年の第31回全日本高等学校女子サッカー選手権大会で、トルメンタを駆使してセットプレーからゴールを奪っている。

男子は今年の第101回大会で、受け手ではなくボールサイドのキッカーが手をつないで回るという、さらに斬新な方法を披露。こちらは実を結ばなかったが、やはり世界中のサッカーファンを驚かせていた。

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