外国人嫌悪は間違った解釈…金満クラブを揶揄する発言をクロップが弁解

2022.10.19 15:25 Wed
Getty Images
ユルゲン・クロップ監督の発言をめぐって、リバプールとマンチェスター・シティが裁判所で争う可能性が浮上している。

先日行われたリバプールとシティの一戦。試合前は不振極めるリバプールの苦戦を大方が予想していたが、蓋を開けると近年のプレミアリーグで鎬を削った両チームによるスペクタクルな試合が展開され、ハイレベルの攻防が90分を通して繰り広げられた末に、リバプールがモハメド・サラーのゴールで勝利を収めた。

観客を虜にする名勝負だったが、試合前のクロップ監督のコメントが物議を醸すことに。リバプール 指揮官は「サッカーの世界には、財政的にやりたい放題できるクラブが3つある」と述べ、それがパリ・サンジェルマン、ニューカッスル、そしてシティだと名指し。
これらはUAEやサウジアラビアなど中東諸国のエネルギー企業や投資ファンドをオーナーに持ち、その巨大な資金力で近年の移籍市場で大きな存在感を放ってきた。

いわゆる”金満クラブ”を揶揄する発言にシティが反応。ある関係者がクロップ監督の発言に対して外国人嫌悪に等しいと捉え、強く非難していると伝えられた。
しかし、今度はリバプールも応戦。クラブは指揮官に対する名誉毀損にあたるとし、法的措置も辞さない構えであると、イギリス『テレグラフ』が報じた。

緊張感高まる中、渦中のクロップ監督が開口。間違った解釈をされたと弁明し、外国人嫌悪は感じていないことを強調した。

「外国人嫌悪など全くもって感じていない。私は自分のことを知っているし、自分の性格や人格から何マイルも離れたものを攻撃することはできない」

「もし私が、そうだな…、そんな風になってしまったら自分が嫌いになるだろう」

「ちょっと誤解されるようなことを何度も言ってしまった。それはわかっている。意図的なものではない。ただ、時々自分の発言について『なんてこった! そんな風に解釈されてしまうのか』と思うことがある。今回の解釈は間違っている。全然ね」

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