ユナイテッドがマクトミネイ後半AT弾で劇的勝利! 通算34本目のシュートで圧巻ウゾホの牙城崩す《EL》

2022.10.14 06:03 Fri
Getty Images
ヨーロッパリーグ(EL)のグループE第4節、マンチェスター・ユナイテッドvsオモニア・ニコシアが13日にオールド・トラッフォードで行われ、ホームのユナイテッドが1-0で勝利した。
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ここまで2勝1敗で2位のユナイテッドは前節、敵地で苦戦を強いられながらもオモニアに3-2の逆転勝利を飾った。さらに、先週末のリーグ戦ではエバートンに同じく2-1で逆転勝利し、公式戦2連勝を達成。更なる連勝を目指すテン・ハグのチームは、エバートン戦から先発3人を変更。負傷でメンバー外のマルシャルに加え、エリクセンとショーをベンチに置き、マラシア、フレッジ、クリスティアーノ・ロナウドを起用した。
立ち上がりからボールを握って70%以上のボール支配率を記録するユナイテッドは、相手陣内でハーフコートゲームを展開する。開始2分にセットプレーの流れからラッシュフォードにいきなりビッグチャンスも、ボックス左の得意の角度から放ったシュートはGKウゾホのビッグセーブに遭う。

以降は時おり相手が狙うロングカウンターで自陣ボックス付近まで運ばれるものの、攻勢を続けるホームチーム。22分にはカウンターからロナウドの丁寧なラストパスに反応したラッシュフォードがボックス内でGKと一対一となるが、ここはうまく間合いを詰められて決定機逸。さらに、28分には三度ラッシュフォードがボックス手前でカットインから鋭い右足のシュートを枠の右隅へ飛ばすが、これもウゾホに阻まれる。

ラッシュフォードがウゾホと完全にタイミングが合ってしまっていることもあり、その他の選手でゴールをこじ開けたいユナイテッド。その後はカゼミロに2度のビッグチャンスが訪れるが、強烈なミドルシュートはクロスバー、セットプレーからのヘディングシュートは枠の左に。
前半の内にゴールをこじ開けることはできなかったものの、前回対戦を教訓に終了間際のピンチでは守備陣が粘りの対応で何とか凌ぎ最低限の0-0で試合を折り返した。

後半も勢いを持って入ったユナイテッドは、開始直後にロナウドのラストパスに抜け出したアントニーが狙いすました左足のシュートでゴールに迫るが、GKウゾホがビッグセーブ。さらに、こぼれ球に詰めたラッシュフォードもこの試合4度目のセーブに遭う。

ロナウドが思わず笑顔で声をかけるほどの無双ぶりを見せる相手守護神の牙城をなかなか崩せないものの、焦れずにやり続けるユナイテッド。その後も再三フィニッシュの場面を作り出すが、今度は際どいコースを狙い過ぎて枠を外れる悪循環に陥る。

60分にはマラシアとアントニーを下げてショーとサンチョを、70分にはフレッジに代えてエリクセンと選手交代で流れに変化を加えようと腐心する。

後半半ばから終盤にかけてもほぼ相手陣内のアタッキングサードでプレーを続けるものの、最後だけがうまくいかない。82分にはカゼミロに代わって投入されたマクトミネイが鋭いミドルシュートを枠の右下隅へ飛ばすが、これもGKウゾホにはじき出される。

これで万事休すと思われたユナイテッドだったが、5分が加えられた後半アディショナルタイムに勝負強さを発揮する。93分、ボックス左で仕掛けたサンチョがDFを一瞬かわしてゴール前のマクトミネイに横パスを繋ぐと、マクトミネイは冷静にDFを外して右足のシュートをゴール左隅へ流し込んだ。

そして、この試合通算34本目となった12本目の枠内シュートでようやくウゾホの牙城を崩したユナイテッドが、このまま逃げ切り1-0の勝利。苦しみながらも公式戦3連勝を飾った。

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