インドネシアの次はアルゼンチンで催涙ガス…ヒムナシアvsボカの試合が15分で中止、1名が心停止で死亡

2022.10.07 12:13 Fri
Getty Images
インドネシアで125名が死亡するという痛ましい事件が起きたばかりだったが、アルゼンチンでも試合が中止に追い込まれる騒動があった。事件が起きたのは6日、リーガ・プロフェッショナル(アルゼンチン1部)のヒムナシア・ラ・プラタvsボカ・ジュニアーズの試合で起こった。

上位の対決となったこの試合。しかし、試合開始から15分というところでスタジアム中に催涙ガスが充満してしまい、主審のエルナン・マストランジェロ氏は試合を中断。選手たちをドレッシングルームに引き上げさせた。
インドネシアでは、多くの死者を生み出した要因とも言われている催涙ガスがなぜ使われたのか。それはスタジアム外での騒動が問題だった。

スタジアムの外でヒムナシアのサポーターが警察と衝突。弾圧される中で、激しい衝突が起こっていたとのこと。ゴム弾の発射音も聞かれ、周囲の人は身の危険を感じるほどだったという。
また、ヒムナシアのサポーター数名がピッチへと飛び込み、ガスを吸い、目を痛めたりしたため、治療を受けることに。記者は「サッカーへの情熱が支配するはずの夜に、絶望が影を落とした」とし「汚点だ」とした。

これにはブエノスアイレス治安相のセルヒオ・ベルニ氏がコメント。1名が心停止で亡くなったことを確認したとし、問題を調査するとしている。

「何が起きたのかについては、調査を実施する予定だ。一見すると、まず問題となるのは、余ったチケットの販売。クラブはオーバーブッキングの責任を負う必要がある。その責任は、イベントの主催者にある」

「心臓の問題で、1名が死亡したことを確認している」

また、アルゼンチンサッカー連盟(AFA)も声明を発表。この事件を非難した。

「AFAは、ヒムナシア・ラ・プラタ・スタジアムの近くで今日発生した出来事を強く否定し、フットボール・フェスティバルを傷つけるこの種のエピソードを根絶するために努力し続けることを約束します」

1 2

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly