三笘薫が初アシストでトロサールのハットお膳立て! デ・ゼルビ新体制のブライトンが敵地でリバプールとドロー《プレミアリーグ》

2022.10.02 01:14 Sun
twitterfacebookhatenalinegplus
photo
Getty Images
プレミアリーグ第9節、リバプールvsブライトンが1日にアンフィールドで行われ、3-3のドローに終わった。なお、ブライトンのMF三笘薫は66分から途中出場した。

開幕から不振が続く8位のリバプールは、エバートンとのドロー、チャンピオンズリーグ(CL)でのナポリ戦の1-4の大敗と再び窮地に追い込まれたが、直近の公式戦となったアヤックス戦で劇的な2-1の勝利を収め、インターナショナルマッチウィークの中断期間に入った。ここからの巻き返しを図るクロップのチームは、CLレンジャーズ戦を挟んで行われるアーセナル、マンチェスター・シティとの連戦を控える中、難敵相手にリーグ2戦ぶりの白星を狙った。アヤックス戦からは先発3人を変更し、エリオット、ジョタ、ルイス・ディアスに代えてヘンダーソン、フィルミノ、カルヴァーリョを起用した。

一方、開幕から4勝1分け1敗の4位と最高のスタートを飾ったブライトンだが、先月にポッター監督がチェルシーに引き抜かれ、インターナショナルマッチウィーク期間にデ・ゼルビ新監督を招へい。その新指揮官の初陣ではいきなり難所アンフィールドに乗り込むことになった。プレミア初挑戦のイタリア人指揮官はこの初陣で前任者の[3-4-2-1]を継続し、メンバーの入れ替えも最小限にとどめ、三笘はベンチスタートとなった。
熱狂的なKOPの後押しによってホームチーム優勢の入りが予想された中、試合は予想外の展開となる。開始4分にブライトンはロングボールの流れからペナルティアーク付近でのヘンダーソンの中途半端な対応を突いてボールを奪い返すと、ボックス中央での細かい連係からウェルベックの短いパスに反応したトロサールがボックス左から左足のシュートを流し込む。

開始早々にリバプールゴールをこじ開けたアウェイチームは、さらにアグレッシブなプレスと巧みな連携で揺さぶると、ウェルベックのヘディング、ゴール前に勢いを持って入ったトロサールのシュートで決定機に持ち込むが、ここはGKアリソンのビッグセーブに阻まれる。

それでも、18分にはアレクサンダー=アーノルドの軽率なボールロストをキッカケに左サイドを崩したブライトンはウェルベックのグラウンダーの折り返しをボックス中央のマーチがワンタッチで叩いてゴール左のトロサールに繋ぐと、トロサールの強烈な左足シュートがGKの手を弾いて再びゴールネットを揺らした。

20分経たずに2点のビハインドを背負ったリバプールはここから反撃を開始。ブライトンの攻勢を食い止めてまずは守備からリズムを立て直すと、右サイドのサラーの仕掛け、中央のフィルミノを起点としたコンビネーションでチャンスを窺う。そして、幾度かの決定機を経た33分には相手陣内でルーズボールを拾ったヘンダーソンからの浮き球のパスに抜け出したサラーがボックス内でGKを引き付けて冷静に右のスペースへボールを流すと、これに反応したフィルミノがブロックに入ったDFの足に当たらぬように浮き球のシュートを無人のゴールへ流し込んだ。

その後の攻勢は実らずも1点差に縮めて後半を迎えたリバプールは、カルヴァーリョに代えてディアスをハーフタイム明けに投入。後半立ち上がりは行ったり来たりの展開となったが、結果的にドイツ人指揮官の交代策が同点ゴールをもたらす。

54分、自陣深くのロングカウンターからボールを繋いで左サイドのディアスがボックス付近までボールを運んでいく。そして、冷静に中央に走り込むフィルミノへ横パスを通すと、ブラジル代表FWは巧みなステップワークでDFをかわして左足のシュートをゴール右隅へ突き刺した。

良い時間帯にスコアをタイに戻したホームチームは、直後にヘンダーソン、ツィミカスを下げてミルナー、エリオットを同時投入。攻撃に変化を加えていくと、押し込む状況が続く中で意外な形から逆転ゴールが生まれる。63分、右CKの場面でキッカーのアレクサンダー=アーノルドが右足アウトスウィングで入れたクロスに対して、GKサンチェスがパンチングを空振りすると、DFウェブスターの身体に当たって大きくコースが変わったボールがゴールネットを揺らした。

一方、不運な形からの失点で試合を引っくり返されたブライトンは66分、グロスを下げて三笘を投入。2シャドーの左に入った三笘は70分過ぎにDF2枚を鮮やかに抜き去っていきなり決定機を演出すると、74分には左でタメを作ってエストゥピニャンのオーバーラップをシンプルに使い、そのクロスからウェルベックがGKアリソンを脅かす決定機へ繋げた。

以降は一進一退の展開が続く中、アウェイチームに推進力を与えた日本代表が決定的な仕事を果たす。83分、左ウイングバックにポジションを移したマーチとのパス交換で左の深い位置に侵攻した三笘が左足で折り返しを入れると、DFファン・ダイクの足に当たったボールがファーへ流れると、トロサールが左足ダイレクトで合わす。これがGKの手を弾いてクロスバーの内側を叩きゴールネットを揺らした。

三笘の初アシストからトロサールにハットトリックとなる3点目が生まれたブライトンは、これで引くことなくリスクを管理しながらも躍動する三笘を起点に勝ち点3を目指す。その三笘は87分にもライン際の鮮やかな仕掛けでアレクサンダー=アーノルドを翻弄し、イエローカードを出させる見せ場も作り出す。

一方、好調ブライトンが相手といえども勝ち点3がほしいリバプールは、試合終盤にチアゴを下げてヌニェスをピッチに送り出し、攻勢を強めていく。91分にはボックス手前の好位置で得たFKをアレクサンダー=アーノルドが直接狙うが、枠の左隅を捉えたシュートはGKサンチェスの好守に阻まれた。

そして、試合はこのまま3-3でタイムアップを迎え、リバプールはエバートン戦に続く2試合連続ドローとなり、CLを挟んで次節アーセナルとの強豪対決に挑むことになった。一方、ブライトンはデ・ゼルビ体制の初陣を飾れずも、難所アンフィールドから勝ち点1を持ち帰ることになった。

関連ニュース
thumb

クロップは現時点でドイツ代表監督に興味なし

ドイツ代表の新指揮官候補に挙がるリバプールのユルゲン・クロップ監督だが、現時点でマンシャフトを率いる考えはないようだ。ドイツ『スカイ』が報じている、 カタール・ワールドカップ(W杯)で優勝候補の一角に挙げられたドイツだが、日本代表との初戦の逆転負けが大きく響き、グループEの戦いを1勝1分け1敗の3位で終了。この結果、ロシア大会に続き屈辱の2大会連続敗退となった。 また、直近のUEFAネーションズリーグ2022-23ではグループAからの敗退こそ回避したものの、イタリア代表、ハンガリー代表に次ぐ3位に終わっており、ここ数年の不振を脱却できずにいる。 そのため、ドイツサッカー連盟(DFB)は、ユーロ2024まで契約を残すハンジ・フリック監督の手腕に疑問を抱いており、ベルント・ノイエンドルフ会長と、マネージングディレクターであるオリバー・ビアホフ氏は近日中に同監督と今後に向けた話し合いを行う予定となっている。 仮に、この話し合いの中でフリック監督の解任に踏み切った場合、現時点で有力な後任候補に挙がっているのが、これまでも幾度となく招へいの可能性が伝えられたクロップ監督だ。 しかし、同監督の代理人でありメインアドバイザーを務めるマルク・コジッケ氏は、ドイツ代表監督就任の可能性を否定している。 「それはメディアでの話題にすぎない。ユルゲンはリバプールで2026年まで契約を結んでいる」 「そして、クロップはリバプールとの契約を全うするつもりだ」 前述のコメントのようにクロップ監督は先日にリバプールとの契約を2026年まで延長した。ただ、今シーズンのリーグ戦での不振やクラブに身売りの可能性が浮上しており、今後の状況次第ではマンシャフトでの指揮を検討する可能性はゼロではなさそうだ。 2022.12.03 07:00 Sat
twitterfacebook
thumb

来夏去就注目のライスがステップアップ願望口に…

ウェストハムのイングランド代表MFデクラン・ライス(23)が来シーズンのステップアップ願望を明かした。イギリス『テレグラフ』が報じている。 現在、プレミアリーグ最高の若手ホールディングMFとしての評価を確立するハマーズのキャプテン。今夏にはステップアップの可能性が取り沙汰されたものの、愛するクラブとの紳士協定によって残留を決断した。 しかし、今夏積極的な補強を敢行したチームは、デイビッド・モイーズ監督の限界を露呈するようなリーグ戦の低迷を強いられており、23歳MFの来夏の退団がより現実味を帯びてきている。 そういった中、現在スリーライオンズの一員としてカタール・ワールドカップ(W杯)という代表レベルにおける最高峰の舞台を経験するライスは、公式会見の場で自身の去就に言及。 周囲のチームメイト同様にクラブレベルでもチャンピオンズリーグ(CL)のような最高峰の舞台に挑戦したいと、改めてステップアップ願望を口にした。 「皆さんが知っているように、チャンピオンズリーグのフットボールをプレーし、トロフィーを獲得している友人がここにはいる。キャリアは1つしかなく、キャリアの終わりには、自分が何を勝ち取ったのか、プレーした最大のゲームを振り返りたいと思うものだ」 「僕は野心的で、それをやりたいと思っている」 なお、ウェストハムはライスの移籍金を7000万ポンド~1億ポンド(約116億~166億円)程度に見積もっており、移籍先候補に挙がるプレミアリーグのメガクラブにとって十分に支払いが可能な金額だ。 ただ、以前から有力な候補に挙がる古巣のチェルシーやマンチェスター・ユナイテッド、リバプールに関してはCL出場権獲得へ微妙な立ち位置となっており、マンチェスター・シティやアーセナルなどと競合した際にはその部分がネックとなりそうだ。 2022.12.02 05:30 Fri
twitterfacebook
thumb

リバプールがミスリンタート氏の招へいに関心、今季限りで退任表明のSD後任に?

リバプールが新たなスポーツ・ディレクター(SD)の候補として、スヴェン・ミスリンタート氏(50)の招へいを検討しているようだ。 リバプールは辣腕で知られたマイケル・エドワーズSDが昨シーズン限りで退任。後任として、これまでエドワーズ氏をサポートしていたジュリアン・ウォード氏が内部昇格の形で任命された。ポルトガル方面に強いコネを持つウォード氏は、今夏にベンフィカからウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスを獲得するなど、エドワーズ氏退陣後の最初の移籍市場で存在感を発揮していた。 しかし、そんなウォード氏が11月に突如として今シーズン限りでの退任を発表。予想外の行動に対してクラブ側は慰留に努めるも本人の意志が固く、後任の選定が急務となっている。イギリス『スカイ・スポーツ』によると、リバプールはその候補としてミスリンタート氏の招へいに関心を示している模様だ。 ミスリンタート氏はかつてユルゲン・クロップ監督と共に、ドルトムントでFWロベルト・レバンドフスキやMF香川真司ら数々の才能を発掘。クラブのブンデスリーガ2連覇などに多大な貢献を果たした人物だ。ドルトムント退団後はアーセナルを経て2019年4月からシュツットガルトのSDに就任。日本代表DF伊藤洋輝を獲得するなど若手発掘で変わらずの手腕を発揮したが、先月限りで退任となった。 フリーとなったミスリンタート氏自身も、リバプールでの仕事に関心を持っていると報じられており、クラブがどのような決断を下すかに注目が集まっている。 2022.12.01 17:03 Thu
twitterfacebook
thumb

前線の強化模索のリバプール、W杯で活躍中のガーナ代表MFの状況を注視か

リバプールがアヤックスのガーナ代表MFモハメド・クドゥス(22)獲得に関心を示しているようだ。 今夏にFWサディオ・マネ、FWディヴォク・オリジ、FW南野拓実ら多くのアタッカーが退団したリバプール。加えて、ウィングとして起用されることもあるMFアレックス・オックスレイド=チェンバレンも契約満了による来夏の退団が濃厚視されており、前線の層の薄さが懸念されている。 イギリス『リバプール・エコー』によると、クラブは前線の層を強化するため、クドゥスに対しての関心を強めている模様だ。リバプールは10代の頃からクドゥスにスカウトを送っており、ユルゲン・クロップ監督も今季チャンピオンズリーグ(CL)で対戦した際にアンフィールドでゴールを決めたガーナ代表MFを高く評価しているとのことだ。 クドゥスは2020年にデンマークのノアシェランからアヤックスに加入。今季は公式戦21試合で10ゴール2アシストしているほか、現在開催中のカタールW杯でも2試合で2ゴール2アシストを記録するなど、大舞台で輝きを放っている。 2022.11.29 16:35 Tue
twitterfacebook
thumb

再び初戦でシティvsチェルシー! FAカップ3回戦の対戦カード決定

FAカップ3回戦の組み合わせ抽選会が28日に行われた。 イングランドサッカー協会(FA)に登録されている全てのクラブが出場可能なFAカップ。この3回戦からはプレミアリーグ勢、チャンピオンシップ(イングランド2部)勢が参戦する。 今回の組み合わせでは先日のEFLカップ3回戦に続きマンチェスター・シティとチェルシーという優勝候補同士の対決が実現。 さらに、前大会王者のリバプールはウォルバーハンプトン、マンチェスター・ユナイテッドはエバートンとのプレミア勢と対戦することに。また、クリスタル・パレスvsサウサンプトン、ブレントフォードvsウェストハムが1部同士で激突する。 DF冨安健洋のアーセナルとMF三笘薫のブライトンは、前者がフットボールリーグ1(イングランド3部)のオックスフォード、後者がチャンピオンシップのミドルズブラと対戦。その他ではトッテナムがフットボールリーグ1のポーツマス、DF中山雄太が長期離脱中のハダースフィールドは同じチャンピオンシップ勢のプレストンと対戦する。 なお、3回戦は2023年1月6日~9日にかけて開催される。FAカップ3回戦組み合わせは以下の通り。 ◆FAカップ3回戦 マンチェスター・シティ vs チェルシー マンチェスター・ユナイテッド vs エバートン リバプール vs ウォルバーハンプトン クリスタル・パレス vs サウサンプトン ブレントフォード vs ウェストハム オックスフォード(3) vs アーセナル トッテナム vs ポーツマス(3) ミドルズブラ(2) vs ブライトン シェフィールド・ウェンズデー(3) vs ニューカッスル ハル・シティ(2) vs フルアム カーディフ(2) vs リーズ ボーンマス vs バーンリー(2) ブラックプール(2) vs ノッティンガム・フォレスト ダゲナム&レッドブリッジ(5)orジリンガム(4) vs レスター・シティ アストン・ビラ vs スティブネイジ(4) プレストン(2) vs ハダースフィールド(2) レディング(2) vs ワトフォード(2) チェスターフィールド(5) vs WBA(2) チャールトン(3)orストックポート(4) vs ウォルサール(4) ボレアム・ウッド(5) vs アクリントン・スタンリー(3) ダービー・カウンティ(3) vs バーンズリー(3) コヴェントリー(2) vs レクサム(5) ノリッジ(2) vs ブラックバーン(2) イプスウィッチ(3) vs ロザラム(2) ルートン・タウン(2) vs ウィガン(2) フリートウッド・タウン(3) vs QPR(2) グリムズビー(4) vs バートン・アルビオン(3) フォレストグリーン・ローヴァーズ(3) vs バーミンガム(2) ブリストル・シティ(2) vs スウォンジー(2) ハートルプール(4) vs ストーク(2) ミルウォール(2) vs シェフィールド・ユナイテッド(2) シュールズベリー(3) vs サンダーランド(2) ※()内の数字は所属カテゴリー 2022.11.29 06:15 Tue
twitterfacebook
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly