バルセロナがフレンキー先制弾に途中出場レヴィの1G1Aで快勝! スタンドの急病人治療のため約40分の中断も…《ラ・リーガ》
2022.09.11 04:22 Sun
ラ・リーガ第5節、カディスvsバルセロナが10日にエスタディオ・ヌエボ・ミランディージャで行われ、アウェイのバルセロナが0-4で勝利した。
バルセロナは前節、セビージャに3-0のスコア以上の実力差を見せつけて3連勝。さらに、チャンピオンズリーグ(CL)ではビクトリア・プルゼニを相手にケシエの加入後初ゴール、レヴァンドフスキが圧巻のハットトリックを達成し、5-1のマニータの快勝となった。
週明けに近年大敗続きのバイエルンとのビッグマッチを控える中、チャビ監督はカディスとのアウェイゲームに向けて、GKテア・シュテーゲン、デ・ヨングを除く先発9人を変更。ピケが今季初出場、ベジェリンが新天地デビューを飾ったほか、前線はハフィーニャ、デパイ、フェラン・トーレスが並んだ。
控え中心のメンバー構成で臨んだバルセロナは、立ち上がりこそ相手の勢いに晒されるが、以降はボールを握って押し込むいつも通りの展開に持ち込む。
10分にはカウンターからガビのラストパスを受けたハフィーニャがボックス内で左足を振るが、このシュートは惜しくも右ポストを叩く。さらに、このこぼれ球に反応したフェラン・トーレスのシュートはGKの好守に遭う。
その後、セットプレーの流れからアラウホの折り返しに反応したデパイ、前半アディショナルタイムにはボックス左で仕掛けたフェラン・トーレスが得意の角度で右足を振るが、いずれのシュートも枠を捉え切れなかった。
ゴールレスで試合を折り返したバルセロナは後半も同じ11人でスタート。前半同様に早い時間帯にゴールをこじ開けられない中、ベンチサイドではレヴァンドフスキ、デンベレ、ペドリと切り札3選手が交代の準備を進める。
すると、そのベンチの動きに触発されたか、直後に待望の先制点が生まれる。55分、相手陣内右サイドのタッチライン際でボールを受けたハフィーニャがボックス右のスペースを狙うガビへ斜めのスルーパスを通す。ガビがゴールライン際で入れた高速クロスをGKが弾くと。ボックス中央にタイミング良く走り込んだデ・ヨングが右足のシュートを蹴り込んだ。
切り札投入前にリードを手にしたものの、チャビ監督はガビ、デパイ、フェラン・トーレスを下げて前述の3選手を予定通りピッチへ送り込む。そして、この交代がすぐさま追加点に繋がった。
65分、ベジェリンとのパス交換でボックス右に抜け出したハフィーニャがグラウンダーの高速クロスを入れると、ゴール前に飛び込んだデ・ヨングがゴール前での混戦を作る。最後は中央にこぼれたボールにいち早く反応したレヴァンドフスキがDFよりも先にゴールネットへ蹴り込んだ。
レヴァンドフスキの公式戦5試合連発となる一撃で勝利を大きく引き寄せたバルセロナは、ここからゲームコントロール優先の戦い方にシフト。リスクを冒して前に出る相手をいなしながら、カウンターを起点にハフィーニャやデンベレがフィニッシュに絡む。78分にはバルデを下げて新戦力のマルコス・アロンソをデビューさせた。
その後、試合はスタンドの観客に急病人が出たことで一時中断を余儀なくされる。その中でカディス守護神レデスマがベンチサイドでAEDを受け取り、全速力でゴール裏に戻ってスタンドに投げ入れる緊迫した事態に。これを受け、両チームの選手たちは一度ロッカールームに下がって状況を見守ることに。
公式なアナウンスはないものの、急病人は一命を取りとめて無事病院へ搬送された模様で、両チームはピッチ上での短いウォームアップを行った後、約1時間の中断を経て81分の時点から試合を再開した。
難しい精神状態でのプレーとなったが、バルセロナは86分にロングカウンターから中央を持ち上がったレヴァンドフスキがボックス内で粘って左を並走するアンス・ファティにプレゼントパス。これを背番号10が難なく流し込み、3点目を奪取。さらに、92分にはデンベレが見事な個人技でトドメの4点目を奪って勝負あり。
積極的なターンオーバーを行った中、きっちり格下相手に勝ち切ったバルセロナは、週明けのバイエルンとの大一番に大きな弾みを付けている。
バルセロナは前節、セビージャに3-0のスコア以上の実力差を見せつけて3連勝。さらに、チャンピオンズリーグ(CL)ではビクトリア・プルゼニを相手にケシエの加入後初ゴール、レヴァンドフスキが圧巻のハットトリックを達成し、5-1のマニータの快勝となった。
週明けに近年大敗続きのバイエルンとのビッグマッチを控える中、チャビ監督はカディスとのアウェイゲームに向けて、GKテア・シュテーゲン、デ・ヨングを除く先発9人を変更。ピケが今季初出場、ベジェリンが新天地デビューを飾ったほか、前線はハフィーニャ、デパイ、フェラン・トーレスが並んだ。
10分にはカウンターからガビのラストパスを受けたハフィーニャがボックス内で左足を振るが、このシュートは惜しくも右ポストを叩く。さらに、このこぼれ球に反応したフェラン・トーレスのシュートはGKの好守に遭う。
早い時間帯の先制点を逃したバルセロナは、引き続きボールを握って相手守備に揺さぶりをかける。だが、デンベレ、レヴァンドフスキの不在に加え、急造トリデンテの連携面がいまひとつで、集中した相手の守備を崩し切れない。
その後、セットプレーの流れからアラウホの折り返しに反応したデパイ、前半アディショナルタイムにはボックス左で仕掛けたフェラン・トーレスが得意の角度で右足を振るが、いずれのシュートも枠を捉え切れなかった。
ゴールレスで試合を折り返したバルセロナは後半も同じ11人でスタート。前半同様に早い時間帯にゴールをこじ開けられない中、ベンチサイドではレヴァンドフスキ、デンベレ、ペドリと切り札3選手が交代の準備を進める。
すると、そのベンチの動きに触発されたか、直後に待望の先制点が生まれる。55分、相手陣内右サイドのタッチライン際でボールを受けたハフィーニャがボックス右のスペースを狙うガビへ斜めのスルーパスを通す。ガビがゴールライン際で入れた高速クロスをGKが弾くと。ボックス中央にタイミング良く走り込んだデ・ヨングが右足のシュートを蹴り込んだ。
切り札投入前にリードを手にしたものの、チャビ監督はガビ、デパイ、フェラン・トーレスを下げて前述の3選手を予定通りピッチへ送り込む。そして、この交代がすぐさま追加点に繋がった。
65分、ベジェリンとのパス交換でボックス右に抜け出したハフィーニャがグラウンダーの高速クロスを入れると、ゴール前に飛び込んだデ・ヨングがゴール前での混戦を作る。最後は中央にこぼれたボールにいち早く反応したレヴァンドフスキがDFよりも先にゴールネットへ蹴り込んだ。
レヴァンドフスキの公式戦5試合連発となる一撃で勝利を大きく引き寄せたバルセロナは、ここからゲームコントロール優先の戦い方にシフト。リスクを冒して前に出る相手をいなしながら、カウンターを起点にハフィーニャやデンベレがフィニッシュに絡む。78分にはバルデを下げて新戦力のマルコス・アロンソをデビューさせた。
その後、試合はスタンドの観客に急病人が出たことで一時中断を余儀なくされる。その中でカディス守護神レデスマがベンチサイドでAEDを受け取り、全速力でゴール裏に戻ってスタンドに投げ入れる緊迫した事態に。これを受け、両チームの選手たちは一度ロッカールームに下がって状況を見守ることに。
公式なアナウンスはないものの、急病人は一命を取りとめて無事病院へ搬送された模様で、両チームはピッチ上での短いウォームアップを行った後、約1時間の中断を経て81分の時点から試合を再開した。
難しい精神状態でのプレーとなったが、バルセロナは86分にロングカウンターから中央を持ち上がったレヴァンドフスキがボックス内で粘って左を並走するアンス・ファティにプレゼントパス。これを背番号10が難なく流し込み、3点目を奪取。さらに、92分にはデンベレが見事な個人技でトドメの4点目を奪って勝負あり。
積極的なターンオーバーを行った中、きっちり格下相手に勝ち切ったバルセロナは、週明けのバイエルンとの大一番に大きな弾みを付けている。
バルセロナの関連記事
|
バルセロナの人気記事ランキング
1
「99%の希望を失った」スペインの名医がガビの負傷に言及「劇的な状況になってしまう」、原因は「選手の試合数」
スペインで最高の外傷学者の1人であるペドロ・ルイス・リポル氏が、重傷を負ったスペイン代表MFガビについて言及した。スペイン『カデナ・セール』が伝えた。 19日に行われたユーロ2024予選のジョージア代表戦に先発出場したガビは、20分過ぎに着地の際にヒザを捻りピッチに倒れ込むことに。すぐに大きなケガにも見える反応を見せ、そのまま交代していた。 重傷だとすぐにわかると、20日にバルセロナは右ヒザ前十字じん帯断裂、外側半月板損傷と診断されたことを発表。手術を受けることが決定していた。 今季絶望とも言われ、19歳のガビにとっては非常に大きなケガとなった中、チームメイトやライバルからもエールが送られていた。 そんな中、リポル氏は「カルーセル・カナーラ」の中でガビの負傷について言及している。 「ケガはもっと大きなものであるとも予想していた。彼のヒザが突然曲がった最初の動作を見た時、私は99%の希望を失った」 「全てが十字じん帯であることを示していた。私にとっては最初の動きで心が折れてしまった」 「関連するケガにもよる。半月板が関係していれば、予後は長くなる。半月板だけなら、7、8カ月だろう。半月板が断裂した場合は、19歳にとっては劇的な状況になってしまう」 結果として半月板に損傷はあったが、断裂までとはいかなかったが、それでも大きなケガとなった。 また、リポル氏はあまりにも多い試合数が原因だとコメント。試合数を減らす努力をすべきだと指摘している。 「全てのケガは、選手の試合数と関係している。走れば走るほど、プレーすればプレーするほど悪くなる。どのチームも勝ちたい。これは変わらない」 「やるべきことはルールとスケジュールを適応させることだ。現状に合わせて何かをしなければならない。サッカー選手がプレーする時間を分散させなければならない」 ガビは今シーズンの3カ月で21試合に出場。およそ4日に1回のペースで試合を行っており、移動も伴い、高いレベルでの試合をこなしている。 リポル氏はこうしたことが起きたことで、今一度考えるべきだとコメント。代表チームでポジションを確保するために無理をする可能性も指摘した。 「この数字はあまり合理的とは思えない。サッカー選手は多くの試合に出場することができるが、このような休みでは立ち止まって考え、解決策を探さなければならない」 「代表チームに参加すれば、“チップ”が変わってしまう。誰もがゼロからのスタートとなり、チームのようにメンバーが固定されていないからだ」 <span class="paragraph-title">【動画】悲劇…ガビが自滅で右ヒザの重傷に…</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="5zJRlKDxWQY";var video_start = 267;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.11.21 20:40 Tue2
デパイが自身のゴールパフォーマンスについて解説! 「何も感じず、何も見ず、集中している」
バルセロナのオランダ代表FWメンフィス・デパイが、自身のゴールパフォーマンスを解説した。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えている。 デパイは昨季限りでリヨンとの契約が満了となり、今夏バルセロナにフリーで加入。ユーロ2020後に休暇を挟み、先月の19日に現地入りしていた。 その5日後に行われた24日のジローナとのプレシーズンマッチでは、途中出場から新天地デビュー。PKを決めて早くも初ゴールを記録すると、続く31日のシュツットガルトとの試合でもスーパーゴールを決め、開幕に向けて順調にコンディションを整えている。 そんなデパイといえば、ゴールを決めた後に目をつぶって人差し指で両耳を塞ぐポーズで有名。スペイン『TV3』のインタビューに答えた際に、その所作について説明した。 「世界に対して盲目で、耳が聞こえない状態になろうとしているんだ」 「基本的には集中した『トンネル・ビジョン』さ。何も感じず、何も見ず、集中している」 「人生においては、時にトンネル・ビジョンを持ち、本当に集中することが重要だと思う」 「そうすれば、雑念に邪魔されることなく最高の自分になれるんだよ」 トンネル・ビジョンとは、自身の望むこと以外は一切考慮しない姿勢のこと。良い意味でも悪い意味でも使われる言葉だが、デパイはこの状態に入ることでプレーに没入しているようだ。 2021.08.03 16:34 Tue3
浦和がバルサ、リバプールと並ぶ!! 『世界の熱狂的なサポーター5選』に浦和サポーターが選出!
▽世界各国のフットボールシーンにおいて、熱狂的なサポーターを抱えることで知られるクラブがいくつかある。日本を代表する熱狂的なサポーターと言えば、浦和レッズサポーターだが、『Fox Sports』が選ぶ『世界の熱狂的なサポーター5選』に見事選ばれた。 ▽浦和が選ばれた『世界の熱狂的なサポーター5選』には、リーベル・プレート(アルゼンチン)、ガラタサライ(トルコ)、リバプール(イングランド)、バルセロナ(スペイン)が入っており、浦和サポーターは世界でも“熱狂的”なファンで知られるクラブと肩を並べることとなった。 ▽浦和については「Jリーグの20シーズン中、14シーズンで最高の平均入場者数を誇り、サポーターが作る最高のコレオグラフィーがある」と紹介。「次東京に行く際は、埼玉スタジアムでの試合を観て欲しい」と、観戦を勧めている。以下、4クラブのサポーターの特徴を紹介。 ◆リーベル・プレート(アルゼンチン) ▽リーベル・プレートは、アルゼンチンで最もサポーターが多いクラブの1つで、ボカ・ジュニアーズとの激しいライバル関係は有名だ。ロス・ミジョナリオス(億万長者)の愛称でも知られ、ボカ・ジュニアーズとのダービーは、死人が出るほどの激しい試合になるとも言われている。 ◆ガラタサライ(トルコ) ▽ガラタサライは、ファンの大声援が地響きを起こすとも称されるほど。悪名高い「Wellcome to Hell(地獄へようこそ)」というバナーは広く知られている。1993年のマンチェスター・ユナイテッド戦、2001年のパリ・サンジェルマン戦ではサポーターが衝突し、まさに“地獄”となってしまった。 ◆リバプール(イングランド) ▽サポーターを「12人目の男」と考えるリバプール。「You'll Never Walk Alone」の大合唱は有名であり、スタジアムが素晴らしい雰囲気で包まれる。2005年のチャンピオンズリーグ決勝のミラン戦では、ビハインドで迎える後半にサポーターの大声援が選手の背中を後押しし、逆転での優勝に繋がったとも。 ◆バルセロナ(スペイン) ▽かつては「ソシオ」がチームを支えるほど、サポーターとの関係が重要視されているバルセロナ。近年、胸スポンサーを入れるようになったが、それまではサポーターの会員費と入場料収入でクラブは運営されていた。かつて、レアル・マドリーへ禁断の移籍をしたルイス・フィーゴが凱旋した時には、豚の頭が投げ込まれるほど熱狂的だ。 2017.10.12 22:45 Thu4