史上最悪のオウンゴール“未遂”が脚光「GKはルールブックに救われた」

2022.08.27 22:30 Sat
Getty Images
ルーマニアでのオウンゴール未遂に再び脚光が当てられている。先週末にリーガ1(ルーマニア1部)の第6節でCSミオヴィニとアルジェシェ・ピテシュティが対戦。アウェイのアルジェシェが0-1で勝利していた。

だが、このタイミングで注目を集めたのは、昨シーズンの2月に行われた同カードでの1プレーだった。
アルジェシェが1点をリードして迎えた15分、ミオヴィニのゴールキックを迎える。GKのルスティン・ポペスクはチームメイトからボールを受け取ると、地面に置いて右サイドへ展開しようとする。

しかし、急ぎ過ぎたのかボールはすぐ近くにいたDFアドリアン・スカルラタッシュに直撃。そのまま自陣のゴールへと転がって行ってしまった。
予想外のプレーに観客は騒然とし、アルジェシェの選手たちも思わぬ追加点に歓喜したが、その瞬間に主審の笛が鳴る。ポペスクのキックの瞬間、地面に置いたボールはまだバウンドしていたこと。さらにスカルラタッシュに当たったのがゴールエリア内だったため、ゴールキックのやり直しが命じられたのだ。

このプレーをルーマニアの記者であるエマヌエル・ロス氏が再び紹介すると、スペイン『マルカ』やブラジル『UOL』も取り上げ、「ルーマニア人GKの史上最悪のオウンゴールはルールブックに救われた」と揶揄している。

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