レヴァンドフスキが何度も決定機逸で苦笑い…それでもデンベレ&デパイ弾で勝利しアメリカツアーを終える《PSM》

2022.07.31 13:43 Sun
Getty Images
30日、バルセロナはニューヨーク・レッドブルズとアメリカ・ニュージャージー州のレッドブル・アリーナでプレシーズンマッチを行い、0-2で勝利を収めた。
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プレシーズンをアメリカで過ごしているバルセロナ。インテル・マイアミに0-6で勝利しスタートすると、レアル・マドリーとのクラシコも0-1で勝利。ユベントスとの試合は2-2の引き分けに終わっていた中、アメリカツアーのラストマッチを迎えた。
この試合は[4-3-3]のシステムを採用。GKにマルク=アンドレ・テア・シュテーゲン、最終ラインは右からロナルド・アラウホ、アンドレアス・クリステンセン、エリック・ガルシア、ジョルディ・アルバが並ぶことに。アンカーにセルヒオ・ブスケッツ、インサイドにフレンキー・デ・ヨングとガビ、右ウイングのウスマーヌ・デンベレ、左にハフィーニャ、トップにロベルト・レヴァンドフスキという布陣で臨んだ。

試合は立ち上がりからバルセロナペース。17分には左からの鋭いクロスをボックス中央でレヴァンドフスキがヘッドで合わせるが、これは枠を超えていく。

さらに20分にはクリステンセンからの縦パスを受けたレヴァンドフスキが、バイタルエリアで前を向いてドリブルスタート。そのままボックス内に持ち込んでシュートも枠を超えていく。
24分にもレヴァンドフスキに決定機。デンベレがドリブルでボックス内に侵入。デ・ヨングとのワンツーで受けたボールをフリーのレヴァンドフスキへ。これをシュートも、相手GKの足で阻まれゴールとはならない。26分にもアルバのクロスをボックス中央でヘッド。しかし、これもGKがキャッチする。

さらに30分にはGKからのロングフィードをハフィーニャが抜け出して収めると、タメたところからレヴァンドフスキへパス。しかし、またしてもシュートはGKの正面に飛んでしまう。

何度も決定機を逸していたバルセロナだが、40分にハフィーニャのスルーパスに反応したデンベレがボックス内右からシュート。コースを突いた見事なシュートが決まり、やっとゴールをこじ開けることに成功した。

なんとかリードして前半を終えたバルセロナ。後半に入っても攻勢は止まらず、53分にはハフィーニャのパスを受けたレヴァンドフスキがボックス内左からカットインしてシュートもブロック。58分には左からのクロスがファーで待っていたレヴァンドフスキのもとへ。そこからシュート放つが、GKがセーブ。ことごとくシュートが決まらないレヴァンドフスキは苦笑いを浮かべてしまう。

その後も攻め込むバルセロナは、アンス・ファティが決定機を逸するなどこの日はゴールに恵まれず。それでも87分には、ミラレム・ピャニッチからのロングボールを相手DFがGKに処理させようとしたところ、猛然と詰めたメンフィス・デパイがかっさらい無人のゴールへ。追加点を奪うことになんとか成功した。

終始攻勢を続けたバルセロナは、ゴールこそ2つしか生まれなかったがプレシーズンマッチで快勝。アメリカツアーを無敗で終えた。

ニューヨーク・レッドブルズ 0-2 バルセロナ

【バルセロナ】
ウスマーヌ・デンベレ(前40)
メンフィス・デパイ(後42)



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