首位鹿児島が愛媛に敗れる、富山vs長野の一戦は落雷で約1時間半中断のアクシデント【明治安田J3第14節】

2022.06.25 21:48 Sat
25日、明治安田生命J3リーグ第14節の4試合が各地で行われた。

首位を走る鹿児島ユナイテッドFCは、10位愛媛FCとのアウェイ戦に臨んだ。

立ち上がりはアウェイの鹿児島がペースを掴みながらも、先制したのは愛媛だった。8分、小原のスルーパスで敵陣左サイド深い位置に抜け出した進が左足ダイレクトでクロスを上げると、中央の近藤がヘディングシュート。叩きつけられたボールはゴール左に決まった。
その後は決定的なチャンスを作れずにハーフタイムを迎えた鹿児島。しかし、後半立ち上がりの47分に相手ゴールを脅かす。左サイドでのコンビネーションからボックス左手前でロメロ・フランクが受け、ボックス内にパス。受けた米澤が右足を振り抜くも、惜しくも枠の上に外れる。

51分には愛媛が相手陣内でプレッシャーをかけ、松田がボックス右手前でボールを奪取。ゴール前にスルーパスを送り、反応した小原が1対1の状況を迎えるも、左足のシュートは相手GKのビッグセーブに阻まれる。
1点ビハインドのまま終盤を迎えたアウェイの鹿児島に後半アディショナルタイムに決定機が訪れる。敵陣右サイド深い位置まで突破した木村がグラウンダーで折り返すと、相手DFに阻まれところを星が左足ダイレクトでシュート。土壇場での同点弾かと思われたが、相手GKの驚異的な反応によって阻まれ、ゴールとはならなかった。

結局、試合は1-0でタイムアップ。ホームで2連勝を挙げた愛媛が暫定6位まで順位を上げた。

ニッパツ三ツ沢球技場では最下位のY.S.C.C.横浜と6位藤枝MYFCが対戦した。

アウェイの藤枝が序盤から攻勢を仕掛けるなかで、41分に先手を取る。右CKの場面で鈴木の蹴ったボールが一度はファーサイドに流れるも、敵陣左サイド深い位置で拾った横山が再度クロスを供給。ニアサイドに飛び込んだ久保が頭で合わせ、ゴールに押し込んだ。

66分には相手のミスから藤枝に追加点のチャンス。バックパスを受けた相手GKが大きく蹴り出したところ、キックミスからボールは敵陣中央へ。これに反応した杉田が右足のダイレクトでシュートを放つと、前に出ていた相手GKの頭上を越え、がら空きになっていたゴールに吸い込まれた。

2点のビハインドを負ったYS横浜は67分にようやくファーストシュート。左サイドからのクロスをボックス内のピーターセンが落とし、ボックス手前中央の柳がダイレクトで右足を振り抜くも、相手DFのブロックに遭って枠に飛ばない。

ペースを握るアウェイチームはさらに突き放す。74分、敵陣左サイド深い位置でのパス交換から鈴木がボックス左に侵入。中央にグラウンダーで折り返すと、これをゴール前で受けた横山が右足のシュートをゴール右に決めた。

結局、試合は0-3のまま終了し、勝利した藤枝が3試合ぶりの白星奪取。敗れたYS横浜はこれで4連敗となった。

その他、16位のガイナーレ鳥取が14位SC相模原をホームに迎えての一戦は2-2のドロー決着。落雷の影響で前半に約80分間の中断を挟んだ4位カターレ富山vs8位AC長野パルセイロの一戦は、1-0で富山が勝利を収めた。

◆第14節
▽6/25(土)
Y.S.C.C.横浜 0-3 藤枝MYFC
カターレ富山 1-0 AC長野パルセイロ
ガイナーレ鳥取 2-2 SC相模原
愛媛FC 1-0 鹿児島ユナイテッドFC

▽6/26(日)
ヴァンラーレ八戸 vs 福島ユナイテッドFC
テゲバジャーロ宮崎 vs FC岐阜
FC今治 vs アスルクラロ沼津
松本山雅FC vs いわきFC
ギラヴァンツ北九州 vs カマタマーレ讃岐

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