オーナー自らPKキッカーを変えろと現場介入するも失敗…クラブは降格、直後に解散が決まる
2022.05.25 12:05 Wed
ブルガリアで1つのクラブが解散することとなった。イギリス『SPORT BIBLE』が伝えている。衝撃の展開を迎えたのは、ブルガリア1部のツァルスコ・セロ・ソフィアだ。レギュラーシーズンを最下位で終えると、2部との入れ替えプレーオフを戦っていたクラブは22日にロコモティフ・ソフィアとの最終節を迎える。
1-1で迎えた後半アディショナルタイムにツァルスコはPKを獲得。千載一遇のチャンスを迎えると、本来のPKキッカーではないユスファ・ヤッファがボールを譲らず、PKキッカーのマーティン・カブダンスキーを差し置いてペナルティスポットにボールをセットした。
するとその直後、スタンドで観戦していたストイン・マノロフオーナーがピッチに侵入。周囲の制止を振り切り、カブダンスキーにPKを蹴るようヤッファに指示した。
いざこざの末にヤッファは自らピッチを去りひと段落。ようやくカブダンスキーのPKとなるが、このプレッシャーのかかる場面でのキックは相手GKにキャッチされてしまう。
想像もつかない展開で今シーズンの戦いを終えたツァルスコだが、試合直後にはその戦いが永久に終わることも発表されることとなった。マノロフオーナーが声明を発表し、クラブの廃止を宣言するとともに、PKを失敗したカブダンスキーを庇っている。
「クラブはリーグで3年間良い成績を収めた。だが、そろそろクラブを廃止し、来シーズンからプロサッカーに参加しないと言うべきだろう。BFUグループが適切と考える場所を確保するために、今これを発表する」
「ブルガリアのサッカーにお金を投資することは、それを失う最も簡単な方法だ。発展のための土壌がない。神経もお金も無駄になる。しかし、1部での時間や、それ以前に2部リーグに所属していた頃にも、十分に良い瞬間があったことは認めなければならない。選手、コーチ、スタッフ全員に感謝したい」
「マーティン・カブダンスキーはチームに多くのものを与えてくれたし、彼はそのPKを蹴るにふさわしい選手だった」
するとその直後、スタンドで観戦していたストイン・マノロフオーナーがピッチに侵入。周囲の制止を振り切り、カブダンスキーにPKを蹴るようヤッファに指示した。
いざこざの末にヤッファは自らピッチを去りひと段落。ようやくカブダンスキーのPKとなるが、このプレッシャーのかかる場面でのキックは相手GKにキャッチされてしまう。
試合はこのまま1-1でタイムアップを迎え、勝ち点3を逃したツァルスコは2部降格が決定。仮にPKが成功し勝利していれば降格を免れていた。
想像もつかない展開で今シーズンの戦いを終えたツァルスコだが、試合直後にはその戦いが永久に終わることも発表されることとなった。マノロフオーナーが声明を発表し、クラブの廃止を宣言するとともに、PKを失敗したカブダンスキーを庇っている。
「クラブはリーグで3年間良い成績を収めた。だが、そろそろクラブを廃止し、来シーズンからプロサッカーに参加しないと言うべきだろう。BFUグループが適切と考える場所を確保するために、今これを発表する」
「ブルガリアのサッカーにお金を投資することは、それを失う最も簡単な方法だ。発展のための土壌がない。神経もお金も無駄になる。しかし、1部での時間や、それ以前に2部リーグに所属していた頃にも、十分に良い瞬間があったことは認めなければならない。選手、コーチ、スタッフ全員に感謝したい」
「マーティン・カブダンスキーはチームに多くのものを与えてくれたし、彼はそのPKを蹴るにふさわしい選手だった」
1
2
|
関連ニュース