YS横浜の“二刀流”松井大輔が初出場、鹿児島は鳥取破り暫定首位浮上【明治安田J3第6節】

2022.04.16 17:02 Sat
明治安田生命J3リーグ第6節の2試合が10日に行われた。

開幕からここまで勝利がなく最下位に沈むY.S.C.C.横浜は、前節にいわきFCに0-4と大敗を喫したAC長野パルセイロをホームに迎えた。

試合は序盤からアウェイの長野がボールを支配するも、ビッグチャンスを先に迎えたのはYS横浜。43分、吉田のパスでボックス左に抜け出した藤原が中央へと折り返すと、菊谷がフリーで相手GKとの1対1に。しかし、左足で放ったシュートは枠の上に飛んでしまう。
前半終了間際の決定機を逃したホームチーム。試合を折り返してからは立て続けに相手のシュートを浴び、防戦一方となる。

すると、76分に長野が試合を動かす。左サイドを抜け出した杉井が浅い位置からクロスを上げ、山本が右足でシュート。これは相手GKに弾かれるも、こぼれ球をデューク・カルロスが押し込んだ。
先制を許したYS横浜は攻撃陣の活性化を図り、80分に松井を投入。YS横浜のフットサルチームとの“二刀流”という前代未聞の挑戦を行っている元日本代表MFはこれが加入後初出場になった。

86分に敵陣右サイド浅い位置でFKを獲得するとキッカーは松井。柔らかいクロスをファーサイドの宗近が頭で合わせるも、枠の上に外れた。

結局、試合は1-0のまま終了し、勝利した長野が暫定2位に。YS横浜はこれで5連敗となった。

首位の福島ユナイテッドFCと勝ち点で並ぶ3位の鹿児島ユナイテッドFCは、前節にYS横浜に3-0で勝利して今季初白星を挙げたガイナーレ鳥取とホームで対戦した。

試合序盤は静かな展開が続く中、ホームの鹿児島が18分にスコアを動かす。薩川のスルーパスに抜け出した米澤が左サイドの深い位置からグラウンダーで折り返すと、ゴール前で合わせたのは五領。右足のシュートがゴール右に決まり、これが今シーズン初得点となった。

先制に成功したホームチームは前半を危なげなく終えると、後半は追加点を奪いにいく。攻勢を強める中、78分には途中出場の遠藤がボックス手前中央から右足のミドルシュートを狙うが、惜しくも枠の右に逸れた。

その後も鳥取に大きなチャンスを与えることなく1-0のまま試合終了。3ポイントを獲得した鹿児島が無敗を継続するとともに、暫定首位に浮上した。

◆第6節
▽4/16(土)
Y.S.C.C.横浜 1-0 AC長野パルセイロ
鹿児島ユナイテッドFC 1-0 ガイナーレ鳥取

▽4/17(日)
《13:00》
ヴァンラーレ八戸 vs カマタマーレ讃岐
福島ユナイテッドFC vs SC相模原
いわきFC vs FC今治
テゲバジャーロ宮崎 vs アスルクラロ沼津
《14:00》
藤枝MYFC vs カターレ富山
FC岐阜 vs 松本山雅FC
ギラヴァンツ北九州 vs 愛媛FC

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