観客が投げたカップ直撃のブンデス審判員、その当時を回想…診断結果も明かす

2022.03.20 14:40 Sun
Getty Images
先のブンデスリーガで被害に遭った審判員のクリスティアン・ギッテルマン氏がその当時を振り返った。ギッテルマン氏は18日に行われた第27節のボーフムvsボルシアMGで副審を務めたが、後半の半ば頃にスタンドからプラスチックのコップが投げ込まれ、それが後頭部を直撃した。

頭を押さえ込み、ピッチにヒザをついたギッテルマン氏の下に駆け寄っていった主審は試合途中ながら中断。試合はそのまま再開されず、中止という措置が講じられている。
この件を受けて、ホームのボーフムはツイッターで謝罪とともに、ファンの行動に不快感を露わ。ドイツサッカー連盟(DFB)は試合翌日の19日に調査開始を発表している。

ギッテルマン氏はDFBのインタビューでボーフムvsボルシアMGでの出来事にコメント。診断結果を明かすとともに、周囲からの支援に感謝した。
「驚かされたよ。昨日、念のために病院に行って、検査をしてもらったら、頭部の打撲とむち打ちの診断を受けた。唖然とするような行為だ」

「フットボール世界のレフェリー仲間や友人、知人から届いた多くの励ましに感謝している。数日かけて、あの出来事を受け入れていきたい」

「一日でも早くピッチに戻れたら嬉しい。来週末はすでに国際試合の予定が入っている」

また、再発防止に向けた措置を制定する重要性を呼びかけるなかで、ボーフム側からの謝罪を受け入れるとともに、わだかまりもないと主張している。

「ボーフムのスポーツディレクターがクラブを代表して個人的に謝罪してくれたんだ」

「どのクラブもあのような事件を容認してはいないし、謝罪を受け入れさせてもらった」

「この先もボーフムの試合でピッチに立つとなっても、何のためらいもないよ」

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