【プレミアリーグ第27節プレビュー】エバートン率いるランパード監督が古巣シティに挑む

前節は首位のマンチェスター・シティがトッテナムをホームに迎えた一戦で、2ゴールを挙げたケインの活躍でトッテナムが勝利し、シティに第10節以来の黒星がついた。金星を挙げたトッテナムだが、その4日後に行われた延期分のバーンリー戦で破れてしまい、リーグ戦ここ5試合で4敗目に。貴重な1勝が水の泡となってしまった。

そんなトッテナムが今節相手にするのは、リーグ戦ここ4試合で16失点のリーズだ。リーズは第24節のアストン・ビラ戦を3-3で引き分けると、続くエバートン戦は3失点、次のマンチェスター・ユナイテッド戦は4失点、そして23日に行われた延期分のリバプール戦では6失点と、直近5試合は1分け4敗でトッテナムに並ぶ不成績となってしまっている。

互いに浮上のきっかけにしたい一戦だが、トッテナムを率いるコンテ監督は、プレミアリーグのサタデーマッチは28勝3分け6敗で、10試合以上同様の試合を指揮した監督の中では最高の勝率(76%)を誇る。なお、その6敗は全てロンドンで喫したもの。今回の舞台となるエランド・ロードでは、今季はウェストハムとアーセナルが勝利を収めており、ロンドンクラブのうち3クラブがこのスタジアムで勝利した最後のシーズンは1995-96シーズンまで遡る。
リーグ戦では16試合ぶりの土をつけられたシティだが、アウェイでは今季開幕戦で同じくトッテナムに敗れて以降、12試合で10勝2分け無敗。そのうち失点はリーグ最少の8点と、敵地で滅法強い。そして今節はグディソン・パークでのエバートン戦。同クラブを率いるランパード監督にとっては現役時代の古巣戦となる。

4位のユナイテッドは、前節はリーズをアウェイで2-4で下し、リーグ戦ここ7試合で4勝3分け無敗とした。また、ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)でも、アトレティコ・マドリー相手に劣勢を強いられながらも、アウェイで貴重なドローを持ち帰ることに成功した。今節の相手となるワトフォードは、プレミアリーグのホーム戦では過去11勝2分けと負けなしの相手。しかし、敵将ホジソン監督とは相性が悪く、老将にひきられたクリスタル・パレスは、過去2シーズン連続でオールド・トラフォードで勝利を収めている。また、11月の対戦ではユナイテッドはアウェイで4-1の大敗を喫しているが、1シーズンに異なる監督でユナイテッド相手にダブルを達成することができれば、50-51シーズンのボルトン以来の快挙となる。

なお、今節は27日にEFLカップ決勝戦が控えるため、チェルシーとリバプールの試合はそれぞれ延期となる。

◆プレミアリーグ第27節
▽2/25(金)
《29:00》
サウサンプトン vs ノリッジ

▽2/26(土)
《21:30》
リーズ・ユナイテッド vs トッテナム
《24:00》
ブライトン vs アストン・ビラ
クリスタル・パレス vs バーンリー
ブレントフォード vs ニューカッスル
マンチェスター・ユナイテッド vs ワトフォード
《26:30》
エバートン vs マンチェスター・シティ

▽2/27(日)
《23:00》
ウェストハム vs ウォルバーハンプトン

▽3/16(水)
《29:15》
アーセナル vs リバプール

▽未定
チェルシー vs レスター・シティ