【プレミアリーグ第25節プレビュー】王者シティの相手は意外と苦手なノリッジ、ユナイテッドは今季マンチェスター勢に負けなしのセインツと対戦

2週間半の休暇を経てミッドウィークに行われた前節は、トップ2のマンチェスター・シティとリバプールが快勝を収めた一方、クラブ・ワールドカップ参加のため先に消化していたチェルシーを含め、マンチェスター・ユナイテッドやトッテナムが足踏み。その隙に白星を挙げたアーセナルが5位に浮上した。

それから中2、3日で行われる今節。勝ち点60に到達した首位シティはノリッジとのアウェイ戦に臨む。降格圏クラブとの対戦は過去36試合で30勝5分け1敗と圧倒的な成績を誇るが、その1敗は2019年9月にノリッジ相手に喫したものだった。また、ノリッジ目線で見ると、リーグ王者との対戦は過去15試合で13敗しているが、残り2試合はいずれもシティ相手に勝利を収めた試合だった。

なお、シティのマフレズは出場した全公式戦で7試合連続得点中。クラブ最長の連続得点記録は2014年1月に達成されたアグエロの8連勝となっている。
シティを9ポイント差で追う2位のリバプールはバーンリーとのアウェイ戦。前節はサラーとマネが不在の中、ジョタが2ゴールの活躍を見せたが、アフリカ・ネーションズカップを終え、今節から両選手とも起用可能となる。

アウェイでのバーンリー戦は、過去7試合のうち6勝を挙げており、プレミアリーグにおいて2回以上アウェイ戦を行った相手としては最高の勝率となっている。また、ロバートソンとサラーは今季はアウェイ戦ですでに6アシストを記録しているが、リバプールの選手で1シーズンのアウェイ戦で6アシスト以上記録したのは、2002-03シーズンのダニー・マーフィーが最後となっている。6位後退のユナイテッドはサウサンプトンをホームに迎え撃つ。2月に行われたプレミアリーグのホーム戦では、2008年2月にシティに敗れて以降、23戦負けなし。さらに言えば、同リーグにおいて、ユナイテッドが2月にホームで敗れたのは、2004年2月のミドルズブラ戦を含めても2度のみである。

ただ、今季のセインツはいまだマンチェスター勢に負けなし。ユナイテッドとは第2節でドローとなり、シティにも2度引き分けている稀有なチームだ。仮に今回の一戦で負けを免れれば、クラブ史上初のケースとなる。なお、ユナイテッドは延期されていた第18節のブライトン戦が15日に控えている。

7位トッテナムは、8位ウルブスとホームで対戦。負ければ暫定的に順位が入れ替わる一戦だ。前節のスパーズはセインツ相手に2度のリードを奪いながらも2-3で逆転負け。コンテ監督就任からリーグ戦初黒星を喫した前節のチェルシー戦から2連敗となった。

対するウルブスは、現在アウェイ戦3連勝中。今季はアウェイでの戦績が良く、失点数はチェルシーとシティに並ぶリーグ最小の8点となっている。勝てばクラブ史上初のアウェイ戦4連勝だが、スパーズは直近のホーム戦6試合はいずれも2点以上決めている。

なお、今節はクラブ・ワールドカップの影響でチェルシーvsアーセナルのロンドン・ダービーは延期となっている。

◆プレミアリーグ第25節
▽2/12(土)
《21:30》
マンチェスター・ユナイテッド vs サウサンプトン
《24:00》
ブレントフォード vs クリスタル・パレス
エバートン vs リーズ・ユナイテッド
ワトフォード vs ブライトン
《26:30》
ノリッジ vs マンチェスター・シティ

▽2/13(日)
《23:00》
バーンリー vs リバプール
ニューカッスル vs アストン・ビラ
トッテナム vs ウォルバーハンプトン
《25:30》
レスター・シティ vs ウェストハム

▽未定
チェルシー vs アーセナル