ミランが格下スペツィアに衝撃の逆転負け…メシアス幻弾の直後に土壇場被弾…《セリエA》

2022.01.18 04:54 Tue
Getty Images
セリエA第22節、ミランvsスペツィアが17日にサン・シーロで行われ、アウェイのスペツィアが1-2で逆転勝利した。
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リーグ3連勝で首位のインテルを1ポイント差で追う2位のミランは、降格圏手前の16位に位置するスペツィアを相手に4連勝を狙った。ピオリ監督は延長戦の末に3-1で勝利した4日前のコッパ・イタリアのジェノア戦から先発6人を変更。負傷のトモリやサスペンションのトナーリらに加え、ジルーやレビッチがベンチスタートとなり、フロレンツィ、バカヨコ、レオン、イブラヒモビッチが起用された。開始2分にレオンが得意のボックス左45度からファーポストを狙った右足のコントロールシュートでゴールに迫るなど、地力で勝るホームチームが押し込む入りを見せる。
以降はスペツィアにやや押し返されるが、立ち上がり同様にレオンの左サイドでの仕掛け、イブラヒモビッチのボールキープを起点に良い形でフィニッシュまで持ち込んでいく。だが、16分に深い切り返しでDFを振り切ったレオンのゴール左からのシュート、27分のイブラヒモビッチの強烈なミドルシュートは、いずれもGKプロベデルのビッグセーブに阻まれる。

その後のサーレマーケルスの決定的なシュートもビッグセーブで阻まれ、相手守護神を完全にのせてしまったかに思われたミランだったが、思わぬ相手のミスからビッグチャンスが舞い込む。
プロベデルへのスローインに対して、レオンがプレッシャーをかけてコントロールミスを誘うと、浮き球のルーズボールを競った際にレオンがプロベデルに足を蹴られる。オンフィールドレビューの結果、ミランにPKが与えられる。だが、キッカーのテオ・エルナンデスがこのPKを枠の右に外してしまい、絶好の先制機を逸した。

しかし、直後の相手ゴールキックを自陣深くで撥ね返してクルニッチがセカンドボールを回収すると、相手ハイラインの背後を狙うレオンに向けてロングフィードを蹴り込む。相手DFのクリアミスによって完璧な形でレオンに繋がると、レオンは飛び出したGKの頭上を抜くループシュートを流し込んだ。

テオのPK失敗をわずか数十秒でリカバリーするレオンの先制点によって前半アディショナルタイムにリードを奪ったミラン。後半は余裕を持った入りとなった中、立ち上がりからイブラヒモビッチ、サーレマーケルスと立て続けに決定機を作るが、後半もGKプロベデルが立ちはだかる。

後半序盤の内に追加点を奪えなかったミランはここから思わぬ苦戦を強いられる。58分にマナイに代えて投入されたケビン・アグデロにいきなり決定機を作られると、64分には左サイド深くで仕掛けたヴェルデからのグラウンダーのクロスをゴール前に走り込んできたアグデロにワンタッチで流し込まれ、同点ゴールを許してしまう。

1-1のイーブンに戻されたミランは、120分の激闘を演じたコッパの疲れからかここから攻撃が停滞。逆にアグデロを中心に勢いづくスペツィアの攻勢に晒されてあわや2失点目というピンチも招く。

この難しい状況を受け、ピオリ監督はフロレンツィとブラヒム・ディアスを下げてカラブリア、ジルー。試合終盤の84分にはレオンを下げてレビッチをピッチに送り出し、選手交代で攻撃の活性化を図った。

試合終盤にかけてはホームサポーターの声援を追い風にミランが圧倒的に押し込む展開に持ち込む。だが、ジルーやイブラヒモビッチをターゲットとしたパワープレーはことごとく相手守備に撥ね返される。

92分にはボックス内でこぼれ球に反応したメシアスが左足のシュートでゴールネットを揺らし、劇的勝ち越しゴール奪取かに思われたが、この直前に主審はシュート体勢に入っていたレビッチにアフターチャージを見舞ったDFニコラオウのファウルに笛を吹いており、ゴールは認められず。

この不運な判定で勝ち点2を失う可能性が高まったミランだったが、更なる悲劇に見舞われる。96分、自陣でクリアをもたついたDFカルルがアグデロに潰されてコバレンコに左サイドを突破されてクロスを入れられると、ファーにフリーで走り込んだギャシにシュートを流し込まれて痛恨の逆転ゴール献上となった。

この直後に試合はタイムアップを迎え、格下スペツィア相手にホームでまさかの逆転負けを喫したミランは暫定首位浮上のチャンスを逃し、次節からのユベントス、インテルとの重要な連戦に臨むことになった。

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